参院選を終えて

2007-07-30 19:12:13 | 時事
参院選の結果は自公与党にとっては厳しい惨敗となった。


私は昨夜9時位からテレビを見ていたが、既に勝敗は決しており、
自民党としては豪も言い訳が許されないほどの大敗である。



妙な惜敗であれば、あぁすれば良かったこうしとけばと未練も残るが、
これほど木っ端微塵に負けるとかえって爽快なくらいで、

安倍首相も早々に続投宣言した頃にはむしろ開き直ったふてぶてしさが漂い、
これからの政局運営に、これまでの安倍氏自身に不足していた『肝据わり』を感じ、
私は彼にひと皮剥けた『凄み』を垣間見る事ができた。



今回の参院選の敗北は、即ち政権交代という性格のものではない。


とはいえ、
これからの与党の国会運営はマスコミが喧伝するように非常に厳しい事になるだろう。


ここは与党にとっても有権者にとっても良い機会だ。

反省すべきは反省し、真摯に国民の声に耳を傾け、
正すべきは正していかなければならない。



まずは人事を刷新し、
赤城が如き奸人や無能の史はさっさと更迭し、閣内を引き締め、
政治資金法を改正し、
たとえ党内からの抵抗があろうとも1円からの領収書を提出すべく
自民党より提案すべきであろう。



私は、今でも、
安倍氏が推進しようとしている基本政策は間違っているとは思っていない。



民主党も
これからの政策提言にはこれまで以上に責任を持たなければならないだろうし、
国民も注目するだろう。



民主党が真に実現可能な現実的な政策を出し、
それが自民党より優れており、
彼らが政権与党たりえると判断できるのであれば、
次の総選挙に民主党は勝利するだろう。



それはそれで日本国民の総意であり、
真の意味で日本の本格的な2大政党制の幕開けとなる。



しかし、
現実には今回の民主大勝の揺り戻しは当然あるだろうし、
民主党の政策が全て実現可能であると思っている有権者は少ない。



そういう意味では、
自民、民主共に、これからが真に国民の審判を仰ぐ緊張感のある戦いであり、
私としては、
安倍氏に鞭を入れたい気持ちと同程度に民主党にもエールを送りたい。




そして、それが、、翻ってみれば、、


、、、私たち日本国民自身の為でもあるのだろう。





最新の画像もっと見る