タミフル

2007-03-28 11:51:19 | 社会
タミフルである。

このスイス製のインフルエンザ特効薬に危険性があるということで、
10代の患者への処方を控える事になり、
なおかつ、10代未満についても議論がなされている。

また、日本における発売元、中外製薬にも注目が集まり、販売中止を求める声もある。

タミフルの世界での流通の75%は日本であり、
また、タミフル服用者の異常行動は日本人特有とも言われ、
世界の異常行動事例の95%が日本人であると言われる。

インフルエンザはいわゆる風邪とは違う病気で、
重篤な場合はインフルエンザ脳症等を引き起こし、死に至る事もある。



私が思うに、タミフルは鋭利な刃物のようなもので、
使い方によっては危険な事もあるのだろう。

しかし、だからと言って、「刃物を作るな」というのは乱暴な話で、
例えば今回のように10代には使用しないとか、使い方を習得すれば良いのではないかと思う。

また例えばタミフルを使用しなければ異常行動は起きないかというとそうではなく、
脳症などを発症すれば異常行動は起きる。

であるから、医者が患者に、或いは保護者に対し、
「タミフルを使用すればこうなり、使用しなければこうなる危険性があります」
というインフォームドコンセントをきちんと行って、
処方、非処方を決定すれば良い。


“薬はすなわち毒”であるから、
強力な効能を求めるのであれば、毒の弊害もまた覚悟すべきであろう。




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