遺棄化学兵器の回収に思う

2007-02-08 12:57:21 | 時事
日経新聞によると、
内閣府は7日、中国・広州市で実施した旧日本軍の遺棄化学兵器の発掘・回収事業で、
旧日本軍の化学砲弾とみられる97発を回収したと発表した。

中国政府の協力のもと昨年11月下旬から今月6日まで実施し、合計461発を回収。
うち旧日本軍のものではないと確認した364発は中国側に渡した。
作業は今回で15回目だそうである。


この遺棄化学兵器の回収というのは、
国際社会に於いては遺棄化学兵器について、それを遺棄した国家がカネや技術などをすべて提供して廃棄する義務を負う。
当然、文明国家である日本もその義務を忠実に履行しなくてはならない。
というもので、一見日本が回収事業の責を負う事が妥当のように見える、
、、、が、実はそうではない。


旧日本軍は終戦後武装解除により化学兵器も含め全ての武器兵器を中国、ソ連に引き渡しており、
この場合この全ての武器兵器の管理責任は中ソ、主に中国に在り、
日本がその回収責任を負うというのは本来筋違いの話なのである。

ところが村山富市総理、河野洋平外相の主導(1995年河野は国会で「中国製も含めすべて日本が責任を持って処理する」と発言)により、
1999年7月
「日本国政府及び中華人民共和国政府による中国における日本の遺棄化学兵器の廃棄に関する覚書」
を締結してしまう。


この回収事業プロジェクトに日本は総額いくら中国側に搬出するか、、、


、、、、、一兆円である。

すべて、日本国民の税金で賄う。


しかも日経の記事でも判るようにその80%は日本の物ではない。

本来中国が処理すべき兵器処理事業に、
しかもその8割(今回のデータ)がわが国とは全く関係のない外国の兵器処理に、、、
、、、、、一兆円搬出。


従軍慰安婦の河野談話と言い、今回の化学兵器処理問題と言い、、、、


、、、、、、、河野洋平という政治家、、、


私は、、、ちょっと言葉が無い。




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