民主党仕分け人たちの見識を疑う。

2009-11-21 13:29:49 | 時事
事業仕分け「極めて短視的」 麻生知事が批判

 政府の行政刷新会議が事業仕分けで
「地域科学技術振興・産学官連携事業」を「廃止」としたことに
福岡を含む7道府県の知事が反発、
予算の確保を求める緊急共同声明を発表した20日、
麻生知事は記者会見で
「将来大事な事業をいとも簡単に削れと言っている」
と強い口調で批判した。

 県関係の対象事業は
▽計算や記録など複数の機能を持たせた半導体
「システムLSI」の開発(16億4400万円)
▽がん患者の免疫力を高めるがんペプチドワクチンの実用化(3億円)
▽超微細な加工技術を応用した高性能自動車部品の開発(1億円)
――の三つ。

九州大や久留米大などの大学と県の研究所、企業が連携して取り組んでいる。

 麻生知事は会見で
「産学官連携は大きな成果を上げつつある。日本、地域のために必要な事業だ」
と強調。

事業仕分けのやり方に関しても
「明日、効果があるのかという極めて短視的な見方をしているのではないか。
深い議論ができていないし、短時間で結論を出すには重要な事業がありすぎる」
と疑問を投げかけた。

 麻生知事は今後、川端文部科学相とも面談し、実情を訴える。

(2009年11月21日 読売新聞)




まったく、麻生知事の言うとおりだ。


『地域主権、地域主権』と表で大声を上げながら、
裏で地方の飯の種を取り上げようというのだから
呆れてものが言えない。



過去も未来も、
日本が生きていく為の最も得意分野のひとつは
科学技術であることは誰が見ても明白であるのに、

この『科学技術分野』を「廃止」だとは、
民主党の仕分け人たちの見識たるや噴飯ものであり、
そのレベルの低さには心寒させられる。



民主党は「コンクリートから人へ」などと言うが、
その実態は「直接給付という名の配給」のことに他ならない。


配給は口に入れて食ったらそれで終わりであり
何も産まない。


科学技術などは、それそのものは食えないが、
将来多くの実りを産み、
その実りのいくらかをまた種まきして
さらに多くの実りを産むのである。



今赤字、今効果がない、から削除、
というロジックで事業仕分けをするなど、


食えないからという理由で
種子と肥料を買うなと断言しているようのものだ。




パフォーマンスばかりに磨きをかけている仕分け人たちは



政治家など辞めて



芸人にでもなったら如何か?




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2 コメント

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Unknown (怒羅衛門)
2009-11-21 17:56:19
こんにちは。
事業仕分けで絞り出した予算も「こども手当て」をはじめとした無駄遣いの前では泡銭ですね。無駄を減らして、無駄が増える、戯れはほどほどにしてもらいたいものです。
私は事業仕分けそのものには賛成です。しっかりと仕分けできる人が時間をかけてやればの話ですがね。民主党は何を焦っているのでしょうか?先日の強行採決といい、何かから逃げているようにも見えますが。
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民主党は無謬か? (P@RAGAZZO)
2009-11-22 11:25:23
怒羅衛門さん、こんにちは。

おっしゃるとおり、
事業仕分けそのものの考え方や
そのプロセスを透明化しようという試みは評価します。

しかし、その中身があまりにお粗末過ぎる。

また事業仕分けに民主党の政策自体がほとんど入っていない
(ここにきてさすがに検討しはじめているようですが)というのは
自らの無謬性を全く疑問視しない傲慢なもので
とても納得できるものではありませんね。

強行採決などの国会延長阻止策は
怒羅衛門さんのご賢察どおり(小鳩の金)の理由だと私も思います。
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