前言を翻し約束を破棄する小沢一郎

2008-11-18 19:01:17 | 時事
党首会談やりとり要旨
 麻生太郎首相と民主党の小沢一郎代表との党首会談要旨は次の通り。


 小沢氏 首相が代わったら衆院解散・総選挙で国民の意思を問うのが筋だ。総選
挙をせず「景気対策が必要だ」と言って決めた2008年度第2次補正予算案なの
だから、早急に国会提出し(会期を)延長してでもやるべきだ。「選挙よりも景気
対策」というのは国民に対する公約だ。

 首相 今(編成作業を)やっている真っ最中だから明快に答えることはできな
い。出せるように努力している最中だ。

 小沢氏 これまで協力してきたが、(新テロ対策特別措置法改正案の採決は)考
えざるを得ない。

 首相 2次補正予算案と給油法案とは全然関係ない。参院で決められた話を、党
首が一方的に破棄するのは理解しかねる。2次補正予算案を提出すると、来年1月
まで審議引き延ばしをするのではないか。

 小沢氏 賛成はたぶんできないが、常識的な審議時間で、国会として結論を得
る。代表として私の責任で約束する。審議をいたずらに引き延ばすことはしない。
提出時期は、できるだけ早く結論を出してほしい。

2008/11/17 22:51 【共同通信】





奇怪な党首会談だった。


党首討論から逃げ回っていた小沢が

『逃げてないもん(涙)』というつもりで、17日午後、突然に

『き、今日、党首会談をやると麻生に言え』と麻生側に伝え

『今日の今日では、、』と麻生側が断わってきたら

『麻生が逃げてる』

と言おうと思っていたが、

麻生が『あ、いいよ』とすんなり受けちゃったもんだから

引っ込みがつかなくなったというのが真相だろう。


2次補正については、

まだ詳細を煮詰めてもいないのに提出できるはずも無く、

また、柱である給付金問題についても

与党内をよく詰めておかないと混乱するだけであるから

麻生の言うことが当然だ。


そもそも、新テロ特と2次補正に何の関係があるのか?

新テロ特の扱いはすでに参院で合意されており

これを合意した一方の代表が突然破棄するなどは

国会議員の信義にもとる行為である。


また、小沢はこの会談において

『2次補正を今国会に提出すれば我が党は採決に協力する。
 この約束に違反すれば、議員辞職する』

と言い、

麻生が『本当か?』と言ったと伝えられているが、

常に前言を翻し約束を破棄する人物の言葉など

何の重みも無い。


実際、小沢はその後の記者会見で

『言ってないもん』と自分の言葉さえ否定している。


小沢がカメラが入り国民が注視する『党首討論』でなく、

いわば密室の『党首会談』を提案したのは、

会談内で吐いた言葉を簡単に翻せるからでもあったのであろう。


福田との会談のときも『言った言わない』の事があったが、

この人物との会談には、

必ずカメラとマイクが必要であるという事だ。 









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