鳩山由紀夫に欠落している『信用の鏡』

2009-11-19 13:14:36 | 時事
普天間問題「私を信じて」=首相、米大統領に伝達

 鳩山由紀夫首相が13日のオバマ米大統領との首脳会談で、
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐって
「私を信じてほしい(Trust me)」と発言していたことが19日、
分かった。

米側は、移設先をキャンプ・シュワブ沿岸部(同県名護市)とする
日米合意に沿った早期決着を求めている。

大統領が首相の発言を日米合意の容認と受け止めた可能性がある。

 首相は19日午前、首相公邸前で記者団に対し、
自らの発言について「事実だ」と認めた。

その上で、
こういう(県外移設を求める)感情も沖縄に強くある。
その中でできるだけ早く結論を出したい。
だから『トラストミー』だと
(言った)。

そうしたら(大統領は)『信じますよ』と言ってくれた」と語った。


 首脳会談の出席者によると、先に普天間問題に触れたのは大統領で、
「政権が代わったのだから、日米合意の見直しの作業は支持する。
ロードマップ(工程表)の修正も必要になる」と、
現行計画の微修正には応じる考えを示唆。

一方で「基本は守るべきだ」とも指摘した。

 これに対し首相は「日米合意は重い」と述べるとともに、
沖縄で県外移設への期待が高まっていることなどを説明。
最後に「信じてほしい」と大統領に伝えた。 

 大統領は首脳会談翌日の14日、
都内で行った演説で、普天間問題について
「合意を履行するための(日米閣僚級の)作業グループを通じて
迅速に進めることで合意した」との認識を表明。

しかし、首相は記者団に「日米合意を前提としない」との認識を示し、
双方の食い違いが表面化している。

(2009/11 /19-11:06)時事通信



例えば、女が
『あの結婚の約束は守ってくれるの?』と訊ねて、

男が
『いろいろ反対もあるが出来るだけ早く決める。
俺を信じて欲しい』と言ったら、



それは、【結婚する】ということだ。



それを『信じるわ』と言った女が居なくなったら、
他の男に
『俺は結婚するとは言っていない。
いつまでにするとも言っていない』
と言ったとしたら、


その女はもうその男を信じないだろうし、
それを聞いた周りの男たちでさえ
『なんだ、こいつは!』と憤慨するだろう。



この話は実はとても重要で
鳩山の人格の核心の問題でもあるのだ。



鳩山は選挙前にさまざまなことを国民に約束した。

しかし、それは、高速無料化にしろ
政治資金の透明化にしろ国債発行額の問題にしろ、
いや、そのほとんどが頓挫しようとしている。



ところが、
どう考えても頓挫することが判っていたにもかかわらず、
鳩山は全く平気な顔をして素面で堂々と
『出来ます。必ず出来るのです。』と断言した。



これは鳩山がオバマに言った『私を信じて』と
全く同じ構図、
その形をグレーディングしただけのことで、


鳩山由紀夫という人物は
【嘘が平気でつける】
虚言癖の精神疾患をもつ人なのだ、
と認識すべきある。


アンリ・フレデリック・アミエルは
『信用は鏡のガラスのようなものである。
ひびがはいったら元通りにはならない。』
と述べたが、



鳩山は、ひびどころか


そもそも『信用の鏡』を


持っていないのである。



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2 コメント

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アリバイ (P@RAGAZZO)
2009-11-20 11:38:32
こんにちは、大兄。

オバマの対中政策の是非は置いといて(笑)、
鳩山の心境というか目論みは大兄の推論もありでしょうね。

普天間問題の終着点は辺野古しかありません。

鳩山は『県外国外を模索し努力した』という
アリバイが欲しいだけでしょう。
しかしその為に彼は世界中からの信用を失った。

この問題は以上に尽きると思いますね。
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虫のいい勘違い男 (やまびこ)
2009-11-19 15:46:20
Pさん、こんにちは。

ホント、鳩山にはただ呆れて驚くほかないですね。

ま、根拠にやや乏しい私の勝手なと推測と言うか、彼に関して精一杯好意的な分析なんですが・・。
彼は沖縄の米軍のほんの一部でもいいから国外移動(国内は名護市以外は絶対にあり得ませんから)してもらって、「タフなアメリカを相手に一部とはいえ沖縄から軍を移動させた唯一の総理」という称賛が欲しいのじゃないでしょうか。
こういう発想は対ロシア、対中国にも見え隠れしてるような気がします。
つまり、全方位的な「友愛外交」なるものの実体とは、「色々ありましょうが、仲よくすることはとても大切なことでございまして・・・そこん所を何とか・・・」とか言って、ほんのわずかでもいいから譲歩(その代償がどれほど大きものだっても)をもらいたい。
そうして「友愛精神の精華」と言い募って、己がさも大宰相であるかのように気分に浸りたいのではないでしょうか。

仮にそうだとしても、実際にはその一部たりとも彼の思い通りにはならないですよ。
アメリカは「信じて欲しい。」なんて言われても、露さら信じていません!
そこはうぶな小娘とは全く違います。(笑)
同じことは、ロシア、中国、北朝鮮、韓国にも言えますよ。
「言い顔してニコニコして近づいてくるけど、何か知らん気持ち悪いやっちゃなあ。」が関の山じゃないんですか。
どこをどう仲よくするのか言いもせずに「仲良くしよう!」なんて近づいてくる奴なんか、一番嫌われ軽蔑されるのが国際社会と言うものです。
その点、上海でのディペートで小浜氏が非常に明確なスタンスを取りましたね。
さすがだと思います。
つまり、中国は非常に強く大きくなって、アメリカとしてはもはや敵対関係のみでは対処できないことを正直に認めるところから論を起こしています。
ここでまずは一大安心感を与えておいて、無条件の友好関係、ないしは同盟関係には入れないことを、両国の政治体制や人権に関する価値観の相違などを例にスパッと言明する。
自分のスピーチや発言まで料理の素材として言論の自由の大切さを宣言するところなどは、ほれぼれしましてね。
(オバマ好きの私ですからこの程度のヨイショはお許しください・・笑)
ただし、言わずもがなのチベットやウイグルの状況をネタに、ことさら非難して感情を逆なですることもしない。
「意のあるところを察しなさい。」というスタンスでしたね。

と言うことであれば、よもや中国は手を組むべき相手とは思っていないでしょうが、少なくとも相手は自分をどう評価し、どう付き合いたいと思っているか、はっきり分かりますよね。
そして、一番大事なことは相手が自分のどこが一番気に入らないかが分かると言うことです。
こういったことはとても大事なことで、ただ「仲良くしましょ。」なんて言われても、真面目に付き合うことさえバカバカしくなりましょうね。

さて、我が音羽のお坊ちゃまは「自分は友愛の精神でまいります。」と言っておけば、アメリカも、ロシアも、中国も、韓国も、北朝鮮も、世界中のすべての国々が「仲良し運動の輪」に入って食うとでも持っているんでしょうね。
どっこいそうはいかないことぐらい、こんな田舎の市居の老人でも分かるのに…なんたることでしょう。

後にはロクなのが控えてはいませんが、なにはともあれ友愛ごっこはもうおしまいにして、彼には冷たい牢獄の中でお正月を迎えてほしいですね。
おっと、それを言うなら怪しいいお金をたんまりもらった汚沢クンも隣の房で正月を迎えてほしいですね。(呵呵大笑)
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