消費者金融問題はひと事じゃない

2007-06-14 13:31:24 | 社会
先日拙ブログでパチンコ業界の事を少し書いたが、
この業界と密接に関係がある消費者金融業界も、大変な事になっているようだ。



「レジャー白書」によれば、
パチンコ参加人口は05年で1,710万人、95年が2,900万人だから約1,200万人減少したが、
この背景には、消費者金融の貸し渋りがその一因をなしていると言われている。


というのは、グレーゾーン金利等の法改正を受け、
以来、金融各社は貸し倒れリスクの高い人に対する貸付を極端に絞った。


現に、武富士 、アイフル 、アコム 、プロミス の大手四社の成約率は
三月時点で平均44%と、申込者の半分以上が審査でふるい落とされていると言われ、
『パチンコで一発稼いじゃろーかね~♪』
なんつー客は、逆に一発でお断りされるって事になってる。



業界筋によると、
パチンコファンの20%くらいが、パチンコの為に消費者金融を利用すると言われており、
この事は、パチンコ屋の近隣に乱立するATMが物語っている。



そしてこれらの人々こそがパチンコのヘヴィーユーザーであるわけだから、
パチンコ人口の急減少はむべなるかなっつーことでござんすね。



しかし、この消費者金融の貸し渋りは
『貸さない』すなわち『業績悪化』ちゅうことも意味するわけで、

事実、今年3月期の決算で、
消費者金融大手4社の赤字決算額が合計で1兆円を上回った。



これは『ふ~~ん、、そうなんやぁ』と鼻くそをほじくってる場合ではなく、
パチンコなんかやらない一般人にも大きく影響を与える事態になる事を意味する。



大手でさえこれだけの逆境にある中、中小の消費者金融は更に追い詰められており、
これから業者の廃業や倒産などが続発するだろう。


そうすると、
彼らが持っていた債権(客が借りている金)は債権回収会社や他の金融会社に「債権譲渡」される。

以後、客は債権譲渡先との取引となる。



これまでの会社は消滅しているから、
その会社のカードを使った借り入れは一切不可能となり、
当然資金繰りに困る客はその他の金融会社に借り入れを申し込む事になるが、
前述したように審査は『超チビシー!』。



で、一回でも支払いが滞ると、
ここぞとばかりに『一括請求!』(約定に必ずそう書いてある)っつう事が予想される。


つまり『今すぐ、全額返済しろ!』ということ。


これね、実際にこのような例が増えてきているんだよ。




今、自殺者が減らないとか言って、あーだこーだ議論して
『心のケア』だとか言ってるけど、、、




、、、、、こんなもんほっといて、減るわきゃなかろーもん。



、、、と思うけどね、、、







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