タクシー料金値上げについて思う

2007-10-20 17:57:17 | 社会
東京のタクシーが値上げされるそうだ。


初乗り660円が710円になるとかで、

テレビに映った街の人が

『えーー!もう乗らない!』って言っていたが、

心が曲がっている私は

660円から50円上がったから『もう乗らない』なんてのは

そもそも今まであんまり乗らなかったんじゃないのぉ?

と一応毒づいてみる。



また、この道10年という61才の運転手が

『もう規制緩和で誰でも運転手になれるからタクシーが多すぎて収入が少ない』

とこぼしていた。



確かにタクシー業界に従事する方々は

かなり厳しい収入を余儀なくされている。


しかし、

規制緩和は悪い事ばかりだけではなく

いくらか良い所もあったのではないだろうか?



第一に

バブルがはじけリストラに遭った中高年の人たちは、

タクシーの規制緩和が無かったならば、

職を得ることができず、

低収入どころか、無収入、ホームレス、

あげくには自殺の憂き目に遭う方々もたくさん居たのではないかと想像する。




副次的には、

あのバブルの頃のタクシーの乗車拒否や

深夜の六本木、銀座辺りのタクシーの捕まり具合はどうであったろうか?

また運転手さんたちの態度は素晴らしかっただろうか?




結論的なことを言えば、

タクシーの初乗り料金の値上げはやむを得ないと思うし、

乗らなければならない人は乗り、

これまで乗らなかった人はこれからも乗らないであろう。



又規制緩和にしても

メディアは現状のマイナス部分ばかりをクローズアップさせて報道するのではなく、

それによるプラスの面も併せて報道し議論すべきであると思う。







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