イスラエル軍、ガザ北部を実質制圧 死者500人突破
2009.01.05 CNN
イスラエル軍の砲撃で立ち上る黒煙=4日、ガザ市(CNN) イスラエル軍によ
るパレスチナ自治区ガザ地区への攻撃は4日、地上部隊の侵攻が2日目に突入し、
同地区が実質的に北部と南部に分断された。パレスチナ治安関係筋によると、イス
ラエル軍は戦車や迫撃砲、ヘリコプターを投入し、北部の複数の地区を制圧し
た。
地上部隊の侵攻に伴い、パレスチナとイスラエルの双方で死傷者が増加。パレスチ
ナの医療関係筋は、パレスチナ側の死者が500人を突破したと指摘。3日夜に地
上部隊がガザに侵入してから民間人や過激派が37人死亡し、イスラエル軍が先月
27日にガザ攻撃を開始して以来の死者が少なくとも507人、負傷者が2600
人にのぼったと述べた。死者のうち女性や子どもは100人前後で、負傷者の大半
は民間人という。
国連はどうした!
こんな時は
国連や国際世論が
助けてくれるんじゃなかったのか!
パレスチナの子供が
電話取材していたジャーナリストに
『助けてください、そばに居てください』
って、泣いてたぞ。
どうした国連!
どうした国際世論!
少々生意気言いすぎたような気がして反省しています。
私のゴタクも、多分に半可通でしかないと思いますよ。
あのう、私は決してパレスチナ人(アラブ)に非があり、イスラエルが正しいなんて思っていません。
知っている限りの知識として、イスラエルには断じて譲れない事情もあるだろうと言うだけです。
その一方で、現実に何の罪もないパレスチナの女や子供が次々と殺戮されています。
人間としてこれに憤りを感じない人は信用できません。
何とか殺し合いは止めてくれと願うのは、感情的で見おなければ、間違ったものの見方なんかじゃ絶対にないと思います。
Pさんの解説どおり、イスラエルはオバマの姿勢がいま一つ読めず(彼らの情報機関はすでに読んでいるかも)ブッシュのいる間に、既成事実を少しでも確定しておこうと思っているのかもしれませんね。
Pさんのいつもながらの慧眼です。
自分の意見が感情的なことはわかっちゃいるんですけどねぇ。やまびこさんのおっしゃる通りだとは思うんですけど、あれだけイスラエルのやり方が強引だと、頭では納得できても・・・って感じです。
当事者でない我々ですら、収拾がつかない問題を当事者である彼等に何とかしろと言うのも無理な話ですよね。うまくは言えませんけど、この問題の難しさを改めて痛感させられました。
いや本当に勉強になります。ありがとうございます。
なるほどアラブといっても他民族の集合体でしかなく、
生存権をかけたイスラエルとは所詮戦いの気構えが違うということなのですね。
私も含め現状のパレスチナ寄りの世論は
判官贔屓で情緒的に過ぎるのかもしれません。
それにしても昨日の安保理停戦決議案に対する米国の棄権は
米国の国際的苦悩を浮き彫りにさせたものでした。
私は今回のイスラエル、パレスチナ衝突は
ブッシュの弱体化とオバマへの政権移譲の間隙を付いたものではないかと思っていました。
つまりブッシュもイスラエルを押さえきれなくなってきており、
オバマはブッシュほどイスラエルに肩入れしないのではないかという懸念を持って、
イスラエルはパレスチナというかハマスを壊滅状態にするには今しかないと考えたのではないか、、
と思ったのです。
しかしやまびこさんのおっしゃるようにオバマも対テロ戦争をブッシュ同様にやるとしたら、
米国内経済の建て直しにも手こずるでしょうから、
彼の支持率もなかなか厳しい事になりそうですね。
ほかのこともしかりですが、この問題も決して詳しいわけではありません。
いわば知ったかぶりの類だと思ってください。(苦笑)
ただイスラエルにとっては半端な想いじゃないことだけは確かだと思うんです。
一歩でも譲れば、1発の弾でも目をつぶれば、それは必ず民族の絶滅、あるいは再び全世界に散って放浪することにつながると信じていると思います。
こういう決意の前には、人道主義も国際世論(非難)も基本的には通用しないでしょう。
レバノンからの攻撃ですか・・・。
たぶん均衡する力にはならないでしょう。
レバノンは政府の戦争じゃなくて、南部にすむイスラム過激派のヒズボラからの攻撃です。(政府がコントロールできないわけですが・・・)
武器も脆弱ですから、もともと壊滅的な破壊までは無理です。
一方イスラエルは、四方(あは三方か・・・西は地中海)をアラブ民族という敵に囲まれ、二正面作戦、三正面作戦は常に念頭にあるはずです。
ヒズボラの攻撃にも十分な反撃をするでしょう。
当然、またそこでも女や子供たちが犠牲になるかと思います。
イスラエルが殺戮を楽しんでいるとまでは思いません。しかし、「しょうがないんだ。」とは100%確信していいるでしょう。
女や子供が犠牲になることは絶対的悪と位置付ければイスラエルはやはり間違っているということになるでしょう。
しかし、自らの生存をかけた戦いの真っ最中であるとすれば、敵の女や子供の犠牲はやむを得ないと考えたとしても仕方がないかもしれません。
近くは、アメリカが少しでも早く日本を無条件降伏をさせ、自国の若者の犠牲を少なくしたい、ソ連の領土的野望を阻止したいと政治判断を余儀なくさせられた時、あの忌まわしい原爆で、全国都市の無差別爆撃で、おびただしい日本人の女や子供の犠牲を少しも顧みなかったのに似ていませんか?
占領以降は比較的よく面倒見てくれた方だと思いますが、戦争中はやはり鬼畜米英だったのですよ。
日本軍だって鬼畜ったでしょうけど・・・。
Pさんのおっしゃる「自分を守るのは力」はまったくそのとおりです。
それを100%実践(実戦かも)しているのが今のイスラエルでしょう。
彼らの場合、その力は必ずしもあの強大な軍事力だけでなく、世界に冠たる情報機関、世界の中心国家であるアメリカにおけるロビー活動、世界中に展開する超富豪の同胞たちの財力・・・などなどの総和でしょう。
これに対して、アラブ側は圧倒的な人口、領土、オイルマネーを誇っていますが、中に入れば如何せんバラバラですから、束になってさえイスラエルに勝てない。
いや束になろうとは毛頭しないのですから。
ケチった金で旧式武器を買い与え、あとは口であれこれ非難して見せるだけで、自分たちの若者の血を流す気なんかありません。
アラブは民族として同一かもしれませんが、種族、部族が異なれば、そんなに同族意識は持ちません。
イスラムという共通項もあるにはあるのですが、戦いに勝ててそこから利益が得られる保証がない限り、他種族、他部族のために血を流してまで戦う人達ではありません。
アーマドネジャフ大統領はイスラム原理主義者で、過激なことを発言していますが、もともとイラン民族でアラブではありません。
イスラエルと本気で戦って死ぬようなことはしないはずです。
アラブ中のアラブのはずのシリアですら、建設中の原子力発電所を完全に破壊されても、イスラエルに表だって何ら挑戦していません。
負ける戦争はしたくないからです。
パレスチナの人々を気の毒に思いながら、じっと手をこまねいているヨルダンも同じです。
だったら、自国の領土を少しパレスチナに分けてやればよさそうなものですが、自分だけそんな損をこうむりたくないのでしょう。
だから、当たり障りなく振舞って、火の粉を避けているのです。
そういうわけで、パレスチナ人がどれだけ、あがらって見たところで、気の毒だが彼らに究極の勝利は巡ってこないでしょう。
もし巡ってきたら、それはイスラエルの消滅、ユダヤ人の滅亡を意味するからです。
では、恒久平和の道は全くないのかというと、簡単なことなのに難しいことが一つ挙げられます。
それhパレスチナも含めて、アラブ、イスラム諸国のすべてがイスラエルの生存を公式に認め、アラブの一角をパレスチナ人に譲ることです。
イスラエルのほしいのはたった一つ、殺されない保障、国を奪われない保障だからです。
でも実に難しいでしょう。
イスラム今日の根幹にある(ユダヤ教も同じようなもの)非寛容、すなわちアッラーを信じない者、いわば邪教を信じる者に自分と同等の権利は絶対に認めない、偉大にして唯一の神がそれを許さないからです。
戦うことにはためらいがあっても、それを譲るとイスラムの信者ではなくなり、その身は死んでも終世焼かれ続けるからです。
アメリカの行動が不可解と言いますが、アメリカはこれらの状況にかなり深い理解があることを軸に、ユダヤ資本との全面対決に陥りたくないこと、本質的にキリスト教国と相容れないアラブ諸国やイランなどの産油国が、国際社会で力を持ちすぎることは避けたいことなどが理由だと思います。
さりとて人道的非難にはあからさまに異を唱えることもしにくいし、つらい立場かもしれません。
私たちは、遠い所に住んでいて今一つ彼の地の実情が分かりにくいわけですが、イスラム原理主義者などのよるテロというのは、イスラム本来が持っている信仰上の排他性(キリスト教、ユダヤ教も基本的いは同じ)と、イスラム国家が抱えている政治的ジレンマの中でマグマのように突出しているものです。
たまたまアメリカを標的にした事件がセンセーショナルだったのですが、何も事件はアメリカだけで起こしているわけじゃないですよね。
これは、異なる信仰、異なる文明に対する攻撃です。
しかも、国家間の戦争という手段に訴えられないところから、自然発生的に個人的戦いを展開する…それを人はテロと呼ぶわけです。
ムハマッドの時代から、今日の勢力に至るまでどれだけの公然とした戦争が行われ、どれだけの血が流れたか想像してみると、テロリストと呼ばれる連中の心情も少しは透けて見えてきます。
ノートピープルだなんて耳触りのいい言葉もありますが、実態はユダヤ教、キリスト教、イスラム教の長い長い長い血で血を洗う争いは、応仁の乱や関ヶ原の戦いぐらいしか知らない日本人の想像をはるかに超えるのかもしれません。
結局、テロは人道的非難でも友好的話し合いでも到底解決や収束はしないでしょう。
圧倒的力で抑圧するほかないのです。
そのためにいささか血が流れてもです。
ブッシュの目指したものもその辺にあったと思うのですが、如何せん戦術的失敗を重ねて戦いそのものが過ちであったかのように言われていますが、気の毒です。
では、CHANGEを掲げて次期大統領となるオバマはテロ勢力を平和的にだまらせるつもりでしょうか?
彼自身言明しているでしょ。戦うと・・・。
ただ、イラクは縮小してアフガンにシフトすると言っていますが・・・。
さすが世界の警察を自認する国家です。良くも悪くもことの本質を知っていると思います。平和ボケの日本人とはその辺が根本的に違いますね。
いや、ユダヤと宗教、領土問題とその歴史、、
詳しいですね。勉強になりました。
確かに私たち日本人が1足す1は2というような感覚で
イスラエルとパレスチナ問題を語る事は
浅慮に過ぎるかもしれませんね。
しかし、現実に表出した戦争状態(今度はレバノンの参戦が示唆されていますね)は何とかせねばならず、
これを解決できるのは国連か米国しかありません。
しかし、米国はすでに当事国と言ってよく、
国連は米国の賛意無しには何もできません。
つまり、、、私がこの記事で述べたかったのは、
【自国の力以外はあてにしてはいけない】
という事です。
イスラエルにも攻撃する理由があるでしょうが
パレスチナにも当然あるのです。
これを解決できるのは正義か悪かではなく、
【チカラ】である。と思います。
レバノンからの攻撃は上手くいけば力のバランスを取ることになり
停戦に結びつくかも知れません。
(もちろん戦争拡大の可能性もありますが)
国際関係は常に【チカラ】が最もモノを言う
原始時代である事を忘れてはいけないのでしょうね。
今回の米国は不可解ですね。
国連はありていに言えば常任理事国の多国間同盟です。
多国間同盟は各国の利害が複雑かつ相反する事が多く、
実際には機能しません。
今回などはイスラエル非難声明でさえ、
米国が反対すればボツとなりますからね。
二国間同盟は国連に比べればはるかに有効です。
しかし、本当に信頼できるのは、
怒羅衛門さんのおっしゃるとおり、
日本独自の防衛力以外にはありません。
パレスチナが核武装していたら、
今回のガザ空爆は起こりえなかったと思います。
ん~ん、実に悩ましいテーマですね。
国連至上主義を掲げることによって、我が国の一切の軍備を無くせと主張する輩には、こういう現実こそ極めて有効な教材として突きつけてやりたいですね。
もっとも、無邪気な素人平和主義者を陰で操ってる革命屋たちは、本心では軍備こそ至上のものと確信してるんですが・・・・。
ただし、それは自分たちが持つ場合のみ・・・。
しかし、国連に絶望するのは簡単ですが、それではそれに代わるものが地上のどこかにありますか?
アメリカでもロシアでも中国でもいいが、彼らが神のような正義を実現してくれるなら、国連を見限って超大国にこの地球をゆだねるのもいいでしょう。
そんなことはこれから100万年たってもあり得ないでしょう。
大規模な紛争に全く無力であるというのは事実ですが、それでも関係国が非力で紛争が比較的小規模な場合にはいくつか成果を上げてきたケースもあったはずです。
歯がゆいながらも、なんとか機能してくれと祈るゆえんです。
そもそも国連は第二次世界大戦が終わった際に、戦勝国による世界支配を本音として、周辺に世界平和、協調による紛争解決など、美しげな理念をまぶして作られたものと理解しています。
私としては、実際は不可能だったろうとは思いながら、歴史のイフを言わせていただければ、結成時に新主権国家を作る感覚で軍隊を持たせておけば、また資金徴収の強制権を持たせておけば、事務総長以下全職員を各国選出ではなく自前で獲得する機能と権限を持たせておけば・・・・今とは全然様相の違う国連に成長していたかもしれないと思う。
子供じみた表現になるが、宇宙からの侵略に備えた地球防衛軍(緊急時の連合軍ではなく、常備軍)のような実力部隊を持たせてやりたいといつも思います。
そんな現実離れした話は横に置いて、これからも数十年、いや数百年は大小国家の思惑の中でしか紛争解決を模索できないことは明らかですから、これからも人間が人間の血で地球を汚し続けるでしょう。
さて、イスラエルとパレスチナの紛争ですが、どこかで何十人死んだからどうのこうのという次元を超えた根深いものがあると思います。
一番新しいものは領土でしょう。
イスラエルは数千年前から定住の地であり、エジプトに奴隷として囚われていた自分たちユダヤ人がモーゼい率いられて神から約束された地に戻った。
その後、キリスト教徒によるイエスを殺したのはユダヤ人であるとの「呪い」に迫害され、神から賜った約束の地を追われて千数百年全世界をさまよった。
ナチスによるホロコーストを経て、大戦後ようやく安住の地を回復した。
ユダヤを憎んでいたのはナチスだけじゃなくすべてのキリスト教徒に共通していたから、当初はナチスの暴挙も大目に見られていた。
一説によれば、米英が巨額の戦費を調達するために、ユダヤ人財閥の資産を提供させる見返りとしてイスラエル建国を認めたと言われている。
そのことによって、住んでいた地を追われる羽目になったパレスチナ人(アラブ)の怒りと先祖の地に帰りたいという願いは十分理解できる。
だが、イスラエルも譲れない事情があるだけでなく、誰かに頼って生き延びるということのむなしさを、これほど骨の髄まで感じている民族も滅多になかろう。
だからこそ、石油も産出しないにかかわらず、人口もむやみに多いわけでもないのに、圧倒的な軍備を常に整え、たとえ1発のロケット弾を撃ち込まれたにすぎない攻撃にも、国際世論などいささかも意に介さず、徹底して完膚なきまで反撃する・・・それしか生き延びる方便がないと固く信じてると思う。
我々は、事もあろうに学校を攻撃していたいけな子供まで殺戮と聞けば、イスラエルはあまりにやりすぎと叫びたくなるが、事は我々が持ち合わせる人道的心情だけではいかんともしがたい側面を持っている。
これ以上長いと迷惑になるので、この辺で仕舞いますが、それぞれ非寛容の一神教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の長い長い長い、もちろん今も、強烈な確執、殺し合いも見過ごすことはできません。
残念ながら、ユダヤとパレスチナ、ユダヤとアラブ、ユダヤとイスラムの間に、和解と相互信頼は当分あり得ないでしょう。
恒久平和は言うに及ばず、短期的平和もおそらくおぼつかないでしょう。
いつか機会があればイスラムのテロについて愚見を申し上げ、皆さんのご批判を頂戴したと思います。
アメリカがよろしくないからテロが起きるという考えは、一部は当たっていても、全体的には誤っていると考えています。
今回のワガママ君はアメリカですか。こういうことばかりしているから、「テロとの戦い」が終わらないんですよ。テロリストに大義名分を与えているようなものですからね。テロリストの肩を持つ気はありませんが、何故テロが起こるのか、アメリカは我が身を振り返るべきでしょう。
いざというときにアテにならないのは、国連だけではありません。憲法九条、日米同盟も同様です。最後に我が身を守るのは自分自身、日本はこれを肝に銘じなければいけませんね。