《政治決戦24時:22日》「地殻変動が起きている」
2009年8月22日朝日新聞
昼 民主党の鳩山代表が北海道の新千歳空港で記者団に対し、
残り1週間となった選挙戦について
「国民の思いがここで急に変わることはないと確信している。
地殻変動が起きている。単なる風ではない。山は動いてきている」
午後 麻生首相が神戸市で街頭演説。
「我々は保守政権です。間違いなく、日本に革命を起こすつもりなぞないのです。
この国旗を大切にします。大事にやります」
同 舛添厚労相が北海道江別市で応援演説。
「本当に逆風が吹いている。日本全国、北海道から沖縄回って、
『「政権交代』『政権交代』、4文字だけの風が吹いている。
でも、政権交代してどうするんですか。例えば新型インフルエンザ。
今からバタバタ人が死ぬ状況になった時に、どういう危機管理をやるのか。
これが政権についてしっかりやるということだ」
同 民主党の岡田克也幹事長が神戸市で街頭演説し、
「今日は雲が少しありますけど、青空です。
政権交代すると何が起こるか。
天井がぬけて、今までの閉塞感がとれて、青空が見える、
それが政権交代ですよ、皆さん」
『政権交代すると青空が見える』のだそうだ。
ある意味、
民主党の体質を非常に的確に表現している
言葉だといえる。
まったく具体性の無い、
抽象的な、情緒論でしかない。
政治が小説や詩や歌であるならば、
それも良かろう。
しかし、政治は『現実』なのであり、
具体性を伴なわねばならないのである。
『政権交代すると青空』とは
いったい何のことを言っているのか?
言葉遊びをしたいのであれば、
青空であってもミサイルは飛んでくるし、
青空であっても腹はくちないのである。
ミサイルを防衛するには
具体的に防衛軍事を取らねばならず、
腹を満たすには
現実に食べ物が必要なのだ。
鳩山氏は『夢は大切だ』と述べたが
あえて私は言いたい。
『政治は夢ではない、リアルである。』
ドリーマーに政治はできない。
冷徹なリアリストこそ
真に政治家に求められる姿である。
それにしても「セーケンコータイ、セーケンコータイ」って、4年前「ユーセイミンエイカ、ユーセイミンエイカ」と喚いていたアイツと何ら変わりませんね。「ユーセイミンエイカをすれば全てが良くなる」ように「セーケンコータイをすれば全てが良くなる」のでしょうか?
まぁ、この国の国民の多数は4年前の失敗に懲りることなく、同じ過ちを繰り返すのでしょうな。「この国民にして、この政治家あり」、国民の政治に対する意識が変わらない限り、Pさんが理想とするような政治家がこの国から出てくることはないと思います。政策が二転三転いや、党そのものが七転八倒している民主党に、経済界主導の政策しか打ち出せない自民党、どちらに転んでも、しばらくはお先真っ暗のようです。一週間後に一人でも多くの売国議員が落選しますように。そう願うばかりです。
いやまったくその通りですね。
「郵政民営化」自体は、私は間違っていなかったと今でも(性懲りも無く(笑))思っているのですが、
『ユーセイミンエイカ』の呪文であの大勝を自民党にもたらした人々は
今回「セーケンコータイ」の呪文に酔い、
民主党を大勝させようとしています。
おかしな事に、
前回の風に乗った人々と今回の風に乗っている人々は
その多くが同一人物なのです。
彼らは懲りないのでしょう。
そして又、しばらくしたら、
「政権交代は間違っていた」と泣くのでしょう。
自分で考える事が出来ないのだと思います。
しかし、また、
どこの国でも同じような現象があるようですね。(涙)