小沢問題は日本の命運を左右する問題だ。

2010-01-17 15:34:19 | 時事

首相危うい『検察批判』 『戦ってください』発言 小沢氏擁護立場と矛盾

2010年1月17日東京新聞


 鳩山首相は十六日、土地購入をめぐる事件で潔白を主張した小沢氏を「私も信じています。どうぞ戦ってください」と激励した。

首相が小沢氏との会談後、記者団に明らかにした。

行政府の長が検察当局の捜査を批判したとも受け取れる発言で、波紋を広げそうだ。


 小沢氏側への捜査を進めている東京地検特捜部は、法務省の機関である検察庁の一部門だ。

検察庁法は、法相は個々の事件に関して検事総長のみを指揮する権限(指揮権)を持つと定めている。

首相は、その法相の任免権を持ち、検事総長の任免権も内閣に属する。



 首相は個別の事件の捜査に影響を及ぼす権限を間接的に持っていることになる。

ただ捜査の独立性や公平性を担保するため、政治権力の介入は厳に慎むべきだとされている。

法相による指揮権発動も過去に一例しかない。


 首相の「戦ってください」との激励は、検察と対決する小沢氏の側に立つ意思を表明したとも取れるし、逆に言えば、検察を非難したとも聞こえる。


 首相は党大会でも「私は民主党代表として、小沢幹事長を信じております」と重ねて訴えた。

首相が小沢氏を擁護しようとすればするほど、行政府トップの立場との矛盾を大きくする危うさをはらんでいる。





なんだろうね、この言葉の軽さは?


鳩山は北沢防衛相が武器輸出3原則の見直しに前向きの発言を行った時
『言葉が軽い』と批判していたが、
そんなレベルの話ではない、
国の在りかたを左右する発言である。


鳩山は
『事実はよく分らない』が『小沢氏が正しいと言っている』から『小沢氏を信じる』
そのうえで、小沢に
『信じています、戦ってください』と
民主党を代表して『自身の影響下にある検察』との抗争を宣言したのである。


『小沢が正しいと言ったらすべて正しい』などということは
まさにスターリン、毛沢東、金正日体制における
独裁政治、個人崇拝主義そのものであり、

民主党の在りかた、すなわち、現政権のかたちが
『独裁政権』である事をいみじくも物語ることとなってしまった。


もし今回、小沢を失脚させることができず、
小沢が生き残ることになったとしたら、

彼は【全能感】を実感し、
ヒトラーや毛沢東がそうであったように
己を【神】であると思うであろう。


冗談だと思う方も居るかもしれないが、
実際に彼らはそう感じ
信じがたい暴挙を働いたのである。


つまり今回のことは、
小沢にとって伸るか反るかであるばかりでなく、
私たちの国にとって、
その命運を左右する重大な局面に
差し掛かっているという事でもあるのだ。



小沢を【全能の神】にしてはならない。


もしそうなれば、


日本は本当に終わるだろう。




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2 コメント

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日本に独裁者はいらない! (鰤太郎)
2010-01-18 10:46:31

Pさん、こんにちは。

朝日・日刊スポーツの世論調査で内閣支持40%で小沢幹事長辞任すべきは67%です。

これで民主党が参院選で勝ってる確率は更に低くなりました。

あの小沢氏を国民が支持してるなんて嘘っぱちですよね。
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歯車 (P@RAGAZZO)
2010-01-18 15:00:06
鰤太郎さん、こんにちは。

私は小沢問題は小沢個人の問題と視て、
支持率は大きくは下がらないのでは?
と思ったのですが、大幅に下がりましたね。

特に無党派層や女性の支持は
劇的であったらしいです。

民主党は小沢も鳩山も戦術を誤りました。
ドンドン歯車が狂い始めていますね。
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