米国の大統領選が面白い事になってきている。
というのは、ヒラリーの目はもう無いのではないか?という見方があるからだ。
現状のところ民主党はヒラリーがやや優勢というところのようだが、
もしオバマが民主党候補になれば、米国の中道はオバマに票を入れ、
初の黒人米国大統領だ誕生するかも知れない。
しかし、もしヒラリーが民主党候補になった場合、
米国の右派はもちろん中道もアンチヒラリーで結束し、共和党候補、今のところマケイン優勢だが、が
大統領になる可能性が高いというのだ。
マケインは日本では余り知られていないが共和党の候補の中ではもっとも中道で、
中絶や同性愛に対しても寛容だ。
その為に厳格なキリスト教原理主義者のようなごりごりの保守派には受けが良くない所もあるらしい。
外交に関しては介入的でイラク戦争にも賛同しており、
介入に関し武力も厭わないブッシュと似たり寄ったりというところだ。
当然北朝鮮に対しても強硬で世界は緊張する事になるだろう。
ただ、知日派であり、日米同盟をもっとも重視する人とも言われている。
ヒラリーは最近になって日米関係は重要であると語っているようだが、
元々は米中重視で日本は無視する路線であり、
日本にとってはマケインが大統領になることは歓迎すべきことかもしれない。
まだまだ先は長い米大統領選だが、
『ヒラリーだけは勘弁してもらいたい』と思う気持ちは
米国右派や中道と私は一緒だ。