破産「断腸の思い」
高槻市体協会見 主催大会、市に移管
高槻市で１９９６年に起きたサッカー大会中の落雷事故を巡る
損害賠償請求訴訟で敗訴し、
賠償金を支払うため地裁に破産を申し立てた
財団法人・高槻市体育協会の竹本寿雄会長らが１０日、市内で記者会見し、
「協会の解散は残念で、断腸の思い」と苦渋の表情で述べた。
主催していたスポーツ大会などは今後、市が実施するという。
訴訟は、落雷で重い障害を負った男性が、
通っていた私立土佐高校（高知市）と大会を主催した協会を相手取って提訴し、
昨年９月、差し戻し控訴審判決（高松高裁）が確定。
協会と土佐高は、
遅延損害金を含めた約４億９０００万円を賠償し終えたが、
協会は約８０００万円しか支払っておらず、
さらに負担するよう同高から求められているという。
竹本会長らは冒頭、
「当事者として、心からおわび申し上げたい」と深々と頭を下げたうえで、
「全財産を賠償に充てることが誠意ある姿勢」として
、財産処分により、約４２００万円を土佐高に支払う見通しを明らかにした。
今年２月、市に賠償金の肩代わりを求めたが、拒否されたという。
竹本会長は
「市のスポーツ振興のため長年、ボランティアで活動してきたのに、
あまりに冷淡で不誠実」と険しい表情で語った。
市は今後、協会主催のスポーツ大会などを引き継ぐ意向で、
２５の協会加盟団体への補助金も、これまで通り支出するという。
市スポーツ振興課は
「市の出資法人でもない協会に公金を投入できないと判断した。
ただ、市民のスポーツ活動には影響しないようにしたい」としている。
（2009年6月11日 読売新聞）
実は私は病を得る4年ほど前まで
トライアスロンをやっていて、
仲間とチームを作り
月にニ回ほど、練習会を開催していた。
練習会といえども主催は私の名前も入ったチームであり、
水泳や自転車の練習は当然危険が伴ない、
『もしもの事があった場合に、、』と思い、
ある日、
参加する人とその家族の連名による
【練習中の事故は如何なる場合でも自己責任とし、
主催者等には一切賠償請求をしない】
という誓約書を書かせることにした。
ところが、一名、
『うちは事故があっても賠償請求などはしません』
と口頭で述べるばかりで
誓約書を差し出す事を拒否する人が居た。
私は、彼をチームから除名した。
しかし、
現実に今回のような落雷事故や人身事故が起きれば、
誓約書などはあまり意味を為さず、
裁判にでもなれば、主催者は弾劾されるのだろう。
私がチームに所属している間には、
幸いにも大した事故は起きなかった。
今回の裁判の結果や高槻市体育協会の破産を見るに、
今更ながら、私は
首筋に冷たいこんにゃくを当てられたような
感触がする。
参考までに高松高裁の判決要旨を貼っておく。
http://www.47news.jp/CN/200809/CN2008091701000714.html
４億９千万とは凄い金額ですね。
昔パリ～ダカール間の自動車レース中に
あるエントリーカーがアフリカの子供を撥ね殺し、
その家族に１００万だか２００万円だかを支払った所、
次の年からレース中の車の前に
我が子を放り投げるアフリカ人が続出したという
ホントだか嘘だか判らない話があります。
落雷に遭われた方はまことに気の毒だとは思いますが、
その賠償金はあまりに巨大すぎますね。
このような極端な判決ばかり出していたら
日本はおそらく米国並みの訴訟王国となり、
訴訟ビジネスでさえ成立するのではないでしょうか。
恐ろしい世の中になりました。
病院ロビーのコインＰＣで今日のエントリーを見つけました。
世も末です！！
命は取り留めたとはいえ、子の将来を失った親の悲しみはいかばかりかと察します。
しかしながら、いくらなんでも4億9千万円は
法外じゃないですか！
今後、このお子さんの治療や介護にはそれなりに費用もかかるでしょう。
でも、そのためには行政にはいろいろな支援システムがあります。
判決文とやらを読ませていただきました。
あほらしい限りです！
東大出か何か知りませんが、一般に裁判官は学業成績は優秀らしいから、サラサラ読んでいくとごもっともと思わされてしまうようなお上手な作文をお書きになるが、最初に4億9千万円を払わせることを決めてから理屈付けをした作文にすぎません！
体協の職員さんもほじくり出せばほんの僅かの不注意もあったかもしれません。
でも、空に雲が見えたらスポーツはやっちゃいけないの？
裁判長様のご見識によれば、雷雲様が現れて、可哀想な子供を今まさに狙っているのに、みすみす餌食にしたかのように言ってるが、裁判長は生まれてこの方、お外で遊んだことが一度もないらしい。
こんなことで天人ともに許さざる大罪のように言い募るなら、1年間に6千人から自動車事故で殺しているトヨタ、日産、ホンダほかメーカーはもっと許されざる犯罪者と言うべきじゃないかね。
気の毒な事故ではあったが、体協職員の過失などは問うべき程のものとは到底思えない。
どうしても誰かのせいにしたいのなら、それは雷様が一番悪い！
さすが高学歴のおじさん（裁判官）はそれは無理と見たか、弱い者いじめよろしく体協を締め上げたわけですね。
結果、体協はつぶれ、地域のスポーツは壊滅！
家族を養う体協職員も失職してルンペン！
大勢の家族を含め、体協側の蒙ったものはあまりにひどすぎませんか？
いったいこの頃はどうなっているんだ！
なにか大事なモノがひとつづつ壊されていってるように感じる！
批判おそれずはっきり言わせてもらいます！
この親御さんを大変気の毒に思いながら、いずれ地獄の沙汰を味わうことになるでしょう。
最愛の子供の不幸を徹底的に他者のせいにすることでしか癒されず、他者を破壊しても報復を望むのであれば、その心は永遠に癒されることはないでしょう。
さすればその最愛の子もまた同じ・・・・。