日刊ゲンダイの石原批判

2007-04-11 18:41:07 | 時事
・この男、やっぱり反省なんかしていなかった。

3選を果たした石原慎太郎都知事(74)が、傲慢で高飛車な男に逆戻りだ。

選挙期間中は「高額出張費」「都事業への四男の登用」「週2、3日の登庁」など都政の私物化批判に対し、
「説明が足りず反省している」「私の不徳のいたすところ」と、ひたすら“低姿勢”だったが、
勝った途端に「一部メディアに根拠のないバッシングを受けた」「非合法なことは何もしていない!」と態度を豹変させている。

「石原さんは謙虚になった」「反省している」と信じて一票を投じた有権者も、「なんだ、少しも変わっていないじゃないか」と裏切られた気分だろう。
だが、選挙期間中だけへりくだって、終われば威張りくさることぐらい分かっていたことだ。

中略

有権者はせっかくのチャンスをドブに捨てたのも同然だ。
日本の有権者は選挙の意義が分かっていないのじゃないか。
政治に不満を持っていれば、一票を行使するのが当然。逆に言えば、政治は選挙でしか変えられない。
だから、どこの民主国家でも、時の政権がヒドイ政治をしていれば、有権者はノーを突きつけている。
米国でも中間選挙で共和党を惨敗させた。その結果、ブッシュ大統領はネオコン政治を後退させている。
それに比べて日本の有権者は政治意識が低すぎる。

日刊ゲンダイ 4/11

=========


あはは、、こういうのを『ごまめの歯軋り』と言うんでしょうな。
“ごまめ”というのは“カタクチイワシの幼魚を生干ししたもの”ですね。感じが出てますね(笑)。


この日刊ゲンダイの論説を要約しますと、
『選挙が終われば威張りくさる事が判っていた筈なのに、石原に都政を任せた都民(国民)はバカだ』
と言ってる訳ですね。


おいおい日刊ゲンダイ、バカなのはお前さんだよ。


都民は石原がしおらしくしていたのは“我慢している”と理解していたんだよ。
で、あの石原がモジモジ反省するのを見て、まぁ、、その、、可愛いと感じちゃったんだね。

石原の魅力というのは、以前も書いたが、その傲岸、不遜もひっくるめてどうしようもなく人を惹きつける力にあった訳だ。


比するに浅野なんぞのどこに、そのようなオーラ、華、がありますか?

民団に出向き『志を同じくする同士』と語りかけた浅野に、
都民が政治を任せる判断をするはずが無いではないか。

よしんば石原に絶望していた都民であっても、
現にこれといった失政の無い石原を落として、浅野でなければならない理由などひとつも無かったではないか。
それは浅野自身が『特に政策は無い』と吐露していたところだ。


加えて言うが、石原が威張ってようが、傲慢、高飛車であろうが、、だから何だね?

政治はひたすら低姿勢であれば良いのかね?
為政者はその人物が好人物であれば事足りるのかね?

例えば村山富市などは私から見ても清廉な好人物だと思うが、
彼が阪神大震災において為した事は、結果として、救われるかも知れなかった人々の命を奪った。



石原が高慢だとか都民国民がバカだとかいう論評は
政治家の資質の正鵠を得ない誠に的外れの指摘であり、
都民国民の奥深き洞察を理解しない“薄っぺらな考察”であると言わなければならないだろう。








最新の画像もっと見る