セクハラな天気予報

2008-09-11 13:22:03 | 社会

【「昨夜遊び過ぎたんじゃ…」はセクハラ 洋菓子店長の発言で女性が逆転勝訴】



 洋菓子店「東京風月堂」(東京)の契約社員だった女性が、
配属先の店舗の男性店長にセクハラ発言を繰り返され精神的苦痛を受けたとして、
同社に約650万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が10日、東京高裁であった。
宮崎公男裁判長は、女性の請求を退けた1審東京地裁判決を変更し、
同社に約170万円の支払いを命じた。

 争点は、店長の発言がセクハラに当たるかと、風月堂に責任があるかだった。

 宮崎裁判長は、店長が女性に「昨夜遊びすぎたんじゃないの」「処女じゃないんでしょ」
などと言っていたことを認定。
これら発言について「女性を性的に辱めており違法」と判断した。

 その上で、店長が仕事の時間内にこれらの発言をしていたため、
風月堂が店長を十分に監督していなかったことを指摘し、同社の賠償責任を認めた。

 1審判決は、店長の発言を一部認めながら、
「職場での雑談の域を出ず、違法とはいえない」としてセクハラとは認めなかった。


2008.9.10産経新聞





夕立があった雲の多い一日を、

『今日は雨でした。』

と言ってる天気予報士のような判決だ。



「処女じゃないんでしょ」はセクハラである。

しかし、「昨夜遊びすぎたんじゃないの」がセクハラである

という判断は理解できない。

店長は責任者であり、

業務を滞りなく清潔で安全に遂行すべき立場にある。


その店長が、

寝不足気味、髪をぼさぼさにして酒臭いなど、業務に支障が出そうな社員に

「昨夜遊びすぎたんじゃないの」と注意するのは当然であり、

むしろこれを怠れば、

当該店長は社員の管理不行き届きということになる。



よって一審の

『今日は夕立が降りましたがおおむね曇りで、傘を持つほどではなかったでしょう』

という判断を私は支持する。









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2 コメント

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Unknown (怒羅衛門)
2008-09-11 14:42:17
記事からは、このような発言が日常的にあったのかは判断できないので、ちとコメントしづらいですね。
こんなトークはどの職場でもある話、訴訟を起こす女性もいかがなものかと思いますが、こういったトークが通じる相手かどうかを見極められない店長の資質にも疑問を感じます。ま、お互い様ってトコじゃないでしょうか?
罰するべきは、このような小物じゃなくて、精神障害や少年法を盾にするような輩だと思いますが。
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認定 (P@RAGAZZO)
2008-09-11 16:27:23
怒羅衛門さんのおっしゃるように
この記事の文面からは、
店長に他にどのような言動があったのかを知ることはできません。
おそらくネッチリした男だったのでしょうね。

ただ、「昨夜遊びすぎたんじゃないの」を、
高裁が『セクハラ』だと認定したのが気になって記事にしたところでした。
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