向井亜紀と赤ちゃん

2007-03-25 11:41:15 | 社会
最高裁が、法的には向井亜紀は双子の赤ちゃんの実母とは認めない、
という判断を下した。

これ、向井さんは残念だったろうけど、
最高裁まで戦ってこういう審判が下ったのであれば、悔いはないのではないかと思う。

法的にどうであれ、この赤ちゃんたちが向井夫妻の子供である事は事実に違いなく、
養子縁組などすれば実質的なハンディは生じないのではないだろうか。

また、いくらかイレギュラーな形で子を授かったのであるから、多少のイレギュラーは甘受しても良い。と私は思う。

現代のこの世は、実の親子であってもお互いに殺戮をしたり、日常的な暴力をふるったりする事は特に珍しい事ではなく、
むしろ赤の他人であっても、例えばホームレスにお粥を炊いてあげたり、
また先日のご近所の奥さんのように、赤の他人どころか野良犬に温かい愛情を注ぐような人もおり、
法的に親子で無いなんて事を『法律』が言ったとしても、
そんなものは吹き飛ばして近寄れないくらいの溢れる愛情でお子さん達を優しく包んであげる事が出来れば、
それで充分ではないだろうか。

また世の中には子供が欲しくてもなかなか授からず、
かといって、向井夫妻のような海外での代理出産など経済的にも倫理的にもできないご夫婦は、
おそらく数え切れないほど存在するだろう。

彼らに比ぶれば、実質的な子をしかもおふたりも授かった事は無上の幸せであり喜びとすべきで、
これ以上のことを、最高裁の判断が出た後もなお求めることは、
いささか欲が深すぎるのでは?という感を持たぬでもない。








最新の画像もっと見る