内藤と亀田

昨日のボクシング。

どちらを応援するでもなく５Ｒくらいから観た。


最終的に内藤が勝った時、『ヨシッ！』って叫んだから、

私も内藤を深層では応援していたのだろうと思う。


しかし、私は、内藤ファンではない。


顕かに亀田大毅、、というより、、亀田親子のファンである。


昨夜の試合会場において、

内藤と亀田の声援の声は８：２くらいで内藤に対する声援が多かった。


だが、、彼ら（内藤を声援した人々）もまた、内藤ファンではない。

『アンチ亀田』という「亀田のファン」に違いはないように感じた。



内藤のボクシングは変則でなかなか当てるのが上手い。

が、そのパンチはオープンブロー気味で、パンチ力は無く、

ヒットした割には効かなかった事は、亀田の試合後の顔を見ればよく判る。


つまり、内藤にはボクサーとしての華が無いのだ。



亀田大毅は兄の興毅に比べクレバーさに欠け、

人間としてはかなり欠陥のある男なのだろう。


しかし、ボクシングのスタイルはパンチ力を武器としたファイターで、

なかなか勇敢であり（バカだけに？）

今後精進して技術を磨けば、面白いボクサーになると思った。



思ったが、

こいつが勝って調子に乗って唄を歌ったりするのは正視に耐えないので、

できれば外人のチャンプとやってKOで勝利し、

唄の時にはチャンネルを切り替えて『明るい農村』かなんかを見ていたい（やってないっつーの！）



色々述べたが、私が亀田親子を心底憎めないのは、

これだけ日本中の憎しみを集め、バッシングを受けているにも拘らず、

彼らは相変わらずマイペースでヒールに徹し、

世間に阿ようとせず、

自分達のヒールとしての商品価値を熟知しているかのように、

憎々しげな態度をとり続けている所であろう。（もちろん地なんだろが）



彼らには華があり、自分で燃え輝く術を知っている。

、、まぁ褒めすぎれば、『太陽』のような要素が有るということだ。



内藤にはそれが無く、

今回も亀田という太陽があって、その対象として光を帯びたわけで、

そのような意味において内藤は『月』であり、

又『月』で良いのではないかとも思う。



内藤には、これからも太陽のような選手と戦い、

それらを泥臭く陥落させていって欲しい。


彼のボクシング人生での成功の道はそこに在ると思う。