これでは看護師不足に拍車が掛かるばかりでは?

2007-06-28 13:41:27 | 社会
福岡県朝倉市の旧県立病院で、
入院していた80歳の男性に看護師が夕食におにぎりを出した。


看護師は男性に入れ歯を装着するように注意したが男性はこれを拒否した。


看護師は他に仕事があり男性から30分席を外した。


男性はおにぎりを喉に詰まらせ、死亡した。




亡くなられた男性は気の毒ですね。
しかし、入れ歯の装着を拒否した自己責任もありますね。




ところが、
男性の遺族は、県と看護師を相手取り「注意義務を怠った」として、
4000万円ほどの訴訟を起こした。



そして福岡地裁は
「おにぎりを提供したこと自体が過失とは言えず、
 拒否されてまで入れ歯を装着すべき義務はない」
としながらも、
「即時に対応すべき注意義務があったのに、約30分間病室を離れた」
と過失を認め、
県と看護師に3000万円の支払いを命じたそうだ。




、、、、、、、、、、、これ、どうなのよ?




そりゃ確かに注意義務はあったかも知れないよ。

しかし、地方都市の看護師は慢性的に不足しており、
理想としては患者7名に看護師1人と言われているらしいけど、
実際は1人で10名以上診るのはざらであるらしく、
http://www.tokyo-np.co.jp/article/living/health/CK2007031602001077.html


「30分席を外した」って、、、

、、、、、この看護師はこの男性の専属かね??




平均的に患者の様子を見たとしても10人であれば3分。
ちょっと具合の悪い患者さんだったら、
10分15分話を聞いたりする事もあるのじゃないのかね?



しかも、この男性は『入れ歯なしでおにぎりを食いたい』と言ったようだから、
看護師も特に注意を要する患者さんだとは認識不能だったと思いますよ。




4000万の訴訟に3000万の判決と言うのは原告の全面勝訴という事で、
私もまったく補償をする必要が無いとは思いませんが、
全面勝訴、3000万は無いのではないでしょうか?
しかも、男性は80歳ですよ。



今後控訴するかどうかは知りませんが、
これが確定するということであれば、
看護師不足、医者不足にはますます拍車が掛かると考えざるを得ません。









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