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陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

映画「101」

2010-10-01 | 映画──ファンタジー・コメディ
ソフトバンクのCMで、北海道犬のお父さん犬が大人気。
住宅事情のせいでペットを買えない方も多く、動物番組などを観て癒されている方もいらっしゃるでしょう。

愛犬家にはうってつけの映画が、1996年作の「101(ワン・オー・ワン)」(原題 : 101 Dalmatians)ですね。ディズニーアニメの名作「101匹わんちゃん」を実写リメイク。カイル・クーパーがあしらった、犬のしっぽを垂らしたタイトルデザインがかわいいですね。

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秋の訪れたロンドン。
ヒットに恵まれないゲームクリエイターのロジャーと、新人ファッションデザイナーのアニタは、愛犬がダルメシアンだった縁で恋に落ちる。二人の新婚生活がはじまるとともに、飼い犬のボンゴとバーディの二匹も夫婦になり、雪の降る頃には十五匹の仔犬が産まれる。しかし、アニタの会社の社長クルエラ・デ・ヴィルが仔犬を買い取ると言い出すが…。

101というのは、本作に登場するダルメシアンの総数。しかし、さすがにそんなに頭数揃えられないので、実数ぶんはいないだろうと思われます。一部はCGですし。

むしろ、おもしろいのは白黒まだらでも102匹目、つまり、毛皮収集に血道を上げるクルエラおばさんの気違いぶり。ロジャーとアニタに交渉を拒まれると、力づくで仔犬を奪おうと画策。ちょっとおまぬけな手下の二人組ジャスパーとホーレスにまんまと誘拐させます。

しかし、ボンゴの呼びかけで街中のありとあらゆる動物が団結。空き家に閉じ込められた、しめて九十九匹の同志を救うべく立ち上がります。
クルエラ一味をコテンパンにとっちめるのが、まあなんともお笑いぐさですね。とくに牛や馬にコケにされて、肥だめにダイブしちゃうところとか、女優さんが気の毒に感じてしまいます。古典的なギャグなんだけど、車がアライグマに乗っ取られるシーンもおかしい。

ダルメシアンもかわいいですが、一番の大健闘は、老ヨークシャテリアですね。動物界のアカデミー賞まちがいなしでしょう。

出演はクルエラ役にグレン・クローズ。「ガープの世界」のあの風変わりな母親役か。
ロジャーを演じたのは、「スピード」のジェフ・ダニエルズ。アニタは、ジョエリー・リチャードソン。
人間よりも動物が大活躍で、よくあれだけトレーニングしたものだと感心しますね。アニメのほうだと、もっと誇張した表情が出せたんでしょうけど。台詞がないぶん、かえって動物らしい愛嬌が感じられてよいですね。

監督は「三銃士」(1993)のスティーブン・ヘレク。
2000年に「102」という続編が製作されています。


(2010年8月1日)

101(1996) - goo 映画


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