陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

政治家、この隔靴掻痒なるもの

2010-09-13 | 政治・経済・産業・社会・法務
あまり政治家=極悪人という思いこみをしてはいけないのだろうけど、やはりそう思わざるを得ない。というのも、最近の政治家のテレビでの言動が目に余ります。

「太田総理」は、たまに観ていました。
政治をわかりやすくする効果はあっただろうけど、反面、議員の低俗化を招きました。政策って、別に素人でも作れるんじゃないの、というノンプロ意識も招きました。ワイドショーやバラエティ番組で目立った人の方が政治生命が長い。そういう風潮はもうやめてほしい。
にしても、あの番組にVIP待遇で迎えられていた浜田幸一氏が、終了間際に逮捕されたのはなんとも皮肉でした。

鈴木宗男議員の逮捕は胸がすく思いでした。
悪いことをしたら責任を取って職を辞する。民主党の幹部でもない新人議員が選挙に絡む架空経費で離党したのに、相続税逃れの元首相や過去なんども献金汚職をくり返した元幹事長は居坐り続ける。不穏分子をすぐに追い出す自民党よりもタチが悪いのではないでしょうか。

民主党の代表選が明日に迫っています。
しかし、選挙に絡むとんでもない疑惑が発覚。
なんとサポーターでもない人に投票用紙が送りつけられていました。見知らぬ議員とその関係者に勝手に名義を使用されていたようで、中にはほんらい自民党のサポーターだった方も。
元首相が「故人」献金をしただけに、呆れてしまいます。数合わせの論理、どこが国民目線の民主主義なのでしょうか。

またサポーターには国籍条項がないそうで。
つまり、選挙権を持たない在日外国人によって新しい総理が誕生してしまう、という事態もありえるわけです。

鳩山さんはじめ菅さんを三箇月前に選んだ民主党員たちがこぞって、小沢派に。
自民党の内部分裂を批判していたのはどっちなんでしょうか。
囲い込みやすい若手新人議員が、選挙での応援の恩返しにと小沢さんを支持。当選させたのは小沢さんではなくて、投票した国民のはずです。いったい、どっちを向いてるの、と言いたくなりますね。

献金を秘書のせいにし、国債を乱発してバラマキ、大臣として実績のない小沢氏には期待できない。数の権力にもの言わせる態度に期待できない。若者や生活苦の弱者に自己責任を迫るのに、失政をし、汚職した国会議員の自己責任が問われない。そんな世の中なら、誰も国を良くしようと努力したくなくなる。海外から失笑を買っています。

経営を傾くと新卒の内定取消や派遣切りを行った大企業の役員。どうして彼らの自己責任は、一向に問われないのでしょう。こういう企業の法人税は減税すべきなんですか?


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