陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

二次創作はどこから書きはじめればいいか

2024-06-15 | 二次創作論・オタクの位相

私は二次創作のノベル専門なのですが、ストーリー漫画を手がける絵師さん方にお聞きしてみたいことがあります。そのストーリー、どこから手を付けますか?

今もそうだと思うのですが、漫画家さんは頁の開きによってコマの進め方が異なるので、一回の掲載分でも、かなり綿密に下書きを練るはずです。鉛筆でアタリをつけて、台詞も配置して、それからペン入れ、トーン張り・彩色しますよね。日本画とか油彩画とか、描画の工程とまったく似ています。本職の漫画家さんだったアシスタントを含めた分業ですが、個人で一冊の漫画を描くのは、けっこう大変なのではないかと思います。

小説の場合はここまでの苦労を要しません。
そもそも、どこから書いたっていいですし。昔のように原稿用紙に万年筆みたいな手書き、もしくはタイプライターだったら頭から書かないといけないですが、PCで書けばとても楽。最近のライティングソフトは進んでいますから、校正もできるし、辞書機能もあったり便利ですよね。

私の場合、思いついた先から、断片的に描きたいシーンを別ファイルに溜めておくことがありました。そうすると、この切れ端ばかりが溜まってしまうので、けっきょく使わなくて廃棄したりですね。

原則としては作品として出すものは、頭から書きはじめています。
ブログに発表するときは、かならず、どんな長いものであっても、その最終回はきちんと書いています。完結しておかないまま表に出すと、途中で放り出すことが多いから。PCで書くのはほんとうに便利で、途中のシーンを膨らませたり、順番を置き換えたり、自由が利くのがいいですよね。ネット上に載せた後でも、修正もできますし。そのため、かなり冗漫で書きすぎてしまうことがあります。推敲が下手なんですね。

書きたいというか、書くのが楽しくなってくるのは、自分が強く頭の中に描いたイメージが、それなりに文字で置き換わったときです。しかし、しばしば筆が滑り過ぎたというか、その脳内の下図とは違うものへと流れてしまうことがあります。




【二次創作者、この厄介なディレッタント(まとめ)】
趣味で二次創作をしている人間が書いた、よしなしごとの目次頁です。
二次創作には旨みもあれば、毒もあるのですね…。




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