人に接する時には 暖かい春の心で
仕事をするには 燃える夏の心で
考える時には 澄んだ秋の心で
自分に向かう時には 厳しい冬の心で
心は形を整え 形は心をつくる
鮫島輝明「心の四季」
これは2006年11月11日の日記記事に引用したものです。
当時はネットで見つけたものでして、著者に思い至らなかったのですけれど。どうやら詩人ではなく、関西経済同友会幹事の経営者の方のお言葉のようです。神無月の巫女好きが高じてはじめたブログでしたが、この当時の日記って読み返すと、かなり雑ですよね…。
秋の心と書いて、愁（うれい）と読みますよね。
恋は下心だけど、愛は胸のど真ん中──なあんてお茶目な言葉もありますけれども。心を亡くすのが忘れるで、心をここに非ずとするのが悲しくて、刃の下にするのが忍ぶ。漢和辞典を読みふけってみると楽しいですね。
秋は愁（うれい）だけども、春先は憂（うれい）だった。
15年前の秋口にもそんなことを書きつけましたが、今年もまさにそうでした。木の芽どきって、なんであんなに憂うつなのかしら。春生まれなのにちっとも嬉しくありません。
それはともかく、私はその日記でこう続けていたのですね。
アニメ作中では千歌音ちゃんは四季になぞらえて讃美されているけれど、私のなかでは春の陽射しのように温かな姫子、秋の月光のように物静かな千歌音、真夏の青空のように溌剌とした真琴、冬の木枯らしのように手厳しい乙羽さん、というイメージがあります（あれ、ソウマは…？（笑））
というわけで主要キャラを四季に喩えてみましたけれども。
漫画『姫神の巫女』でもそうでしたが、姫子と千歌音が同じ誕生日って、なかなか信じがたいと思いません？ 誕生日が一緒だと、星座もお揃い。なので占いすれば同じ結果がでますよね。でも、このふたりが同じ日を歩むなんてありえなかったわけですよ、やっぱり。いや、残酷な運命の相手として鉢合わせるという意味では同じ道をたどるとも言えるのでしょうか。
そうそう、ソウマくんを季節に喩えたら──やっぱりマコちゃんと同じ夏ですよね。
七の首だから、誕生日も七月あたりなんじゃないかな。アニメの七話だったか、ロボットの掌のうえで姫子に語った台詞が印象深いですけれども、梅雨時から真夏の太陽へと向かう時期に生まれたからこそ言えたのかもしれないですね。『姫神の巫女』の双磨はそういう感動台詞を言う人種じゃないのでどうしたの、という感じですが…。
京四郎と永遠の空で、ミカさまは生き残った側の巫女の魂がゆがんで生まれただのなんだのの裏設定があった覚えがありますが、ソウマくんは何の因果でそうなったのか、いやそもそも、原作者の介錯先生いわく、「巫女以外は輪廻転生しない」らしいので、魂のつながりはないのでしょうけれども、気になりますね。
媛子だったらば、春なのかもしれませんが。
千華音ちゃんは、単行本『姫神の巫女』の二巻目まではほんとうに四季全部ありますって感じですね（笑）。そんな感情の暴風雨の吹き荒れた彼女の変貌に驚いてしまうのが、現在連載中のあたりです。
中秋の名月??綺麗なお月様みながらお団子食べました??月を見ると神無月の巫女思い出すのよね。千歌音ちゃん…。 pic.twitter.com/mJvQvRCOEo
— 下屋則子 (@shitaya_noriko) September 21, 2021
ところで、これは先月の仲秋の名月。
来栖川姫子の中の人こと下屋則子さんのつぶやきより。ちなみに、そのお社、神無月の巫女の聖地なんですかね…？ 川澄綾子さんもそうですが、まさか…って思うところにいらっしゃいますよね。柳沢監督はアニメの番宣（健全ロボダイミダラーだったような？）で、藤井まきさんはお菓子のパッケージを描かれたはず。あのイベント、今年はないみたいですね。
神無月の巫女のイラスト使ったお菓子とかお茶とか発売されたらどうなるんでしょうね。神社とコラボした御朱印帳とか、お守りとか。ひめちかで恋愛成就とか、ソウマくんで交通安全とか、絶対御利益ありそう（笑）
毎年、神無月といいましたら、その昔、10月1日を姫子と千歌音のお誕生日でケーキを買ってお祝いするファンの方がいたのですが。
姫子がお団子だとしたら、千歌音ちゃんは優雅にモンブランケーキ＋紅茶とか、ソウマくんはやはりギョーザでしょうかね。
十年以上ひとつの作品を追っかけていましたら、いろいろな出来事に立ち会うものですね。感慨深いものです。好き勝手に日記を書けるのも神無月ならではの楽しみですね～。
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掲載画像は、アニメ神無月の巫女のキャラデザイン藤井まきさんの絵を、勝手ながら加工しています。
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