
なんども言いますが、実は野菜づくりの本命はサツマイモ。
理由は「痩せ地でもできて」「水やりをあまりせず」「連作できる」「米がなければ主食になりそう」だからです。青木昆陽、万歳。
しかし、サツマイモは市販の苗を買うか、芽出しをおこなわねばならない。
ウェブ検索でやり方は把握したけども。熱湯で殺菌したり、発泡スチロールの苗床に寝かせたり、ちょっとハードル高そう。じつは1月、2月あたりにイモを買ったのだけれども、待ちきれずに食べてしまったり、保管しているうちに腐敗してしまったりで、失敗してしまうのです。芽出しも丸々と太ったイモがいいのだけども、正直、そんな味がよさげなのはさっさと食べてしまいたい…。
――というわけで、サツマイモは棚上げして。
現在、輪作プランにあがっているのがジャガイモ。おなじイモとつくけれども、全然べつもの。サツマイモはアサガオなどとおまじヒルガオ科。そして、ジャガイモはキュウリ、トマト、ピーマンと同じナス科。サツマイモは蔓の伸びる苗を挿しますが、ジャガイモは種イモを植えます。
この種イモはホームセンターで売られてはいますが…。
ややお高め。春植え推奨のキタアカリは一個あたりが大きくて。切らないといけないのですが、これもめんどくさそう。
植え付け時期は暖地ならば、2月後半から。
そろそろと焦っていた時にスーパーで見つけたのが、トップ画像下の袋入り12個、税込500円(食品扱いじゃないので消費税は10%です)ほど。この大きさならば切らなくてもいいのでは?
購入時はほんのり芽が伸びていました。
微妙に黒っぽいので不安でしたが…。日光の入る部屋においておくと、やや鮮やかな翠っぽい芽もでてきます。これなら、なんとかなりそうかも? あまり日にあてすぎると緑化してしまいそうで怖いので、うすめのカーテン越しにしています。
秋植えだと切り口が腐るから、小さい種イモがよいとあるのですが。
春植えでも、切り口に草木灰を塗っておくとか、処理がめんどうなんですよね。あと切ってしまったかぎりは食べたくなる(笑)。
上の6個分は、冷蔵庫で保管していた食用ジャガイモ。
税抜き100円で安く買い求めできたもので、メークインですよね。これも野菜保管の冷蔵室にひと月ほど袋入りのまま寝かせてたら、うっすら芽が出ています。もったいないので、これも種イモ利用することに。
ジャガイモ栽培は消毒処理された種イモの使用を推奨しています。
食用ジャガイモだと病気が発生する恐れがある、と。ただ、ウェブ上の意見では食用ジャガイモでも栽培できたケースもあり。コマツナ同様、多少、イモの大きさが少なめであったとしても、輪作プランにちょうどいいので。畝を別々にして実験してみるのもアリかも。
芽出しの期間は植え付け前の2~3週間前。
ジャガイモは冷涼な気候を好むので、あまり暑くなると育たない。ただ秋植えもできて、年2回収穫できるのは嬉しい作物。土寄せするのはすこしめんどうですが。3月植えなら6月あたりに収穫可能。
この種イモの植え付け場所は現在迷っていまして。
第一弾コマツナ畑のあと、畝の1列目、2列目にはシュンギクの種まき(2025年1月9日)をしたにもかかわらず、待てど暮らせど発芽しない。しかたないので、畝を掘り返してジャガイモ畑にしようか、と。ジャガイモとコンパニオンプランツとして相性のよい根付きのネギを、これまた安く買い求めて、5センチほど残した苗を移植しています。
ただ畝3~4列目の第二弾コマツナ畑の後でもいいかと迷ってもいますし。
ほんらいはコマツナだけつくるのでもよかったのですが、連作障害や病気予防を考えると、混植や輪作を実施したほうがいいので、他の野菜の栽培も検討しているんですよね。カボチャやピーマンから採取した種が使えないか、とか欲張りにかんがえて。
ジャガイモってよく芽が出るもので。
料理の時は邪魔だと思って気味悪がりながら捨てていたのですが。まさか、それをありがたがる時期がくるとは思いだにせず。生ごみ埋めだけしていたときに、苗が生えてきたことあったんですよね。あれ、植え替えして育ててみればよかったな~と。
なるべく安く、お手軽に種を入手できたらいいですよね。
ちなみに水はけの悪い水田だった場所にはサトイモを植えたいのですけども、これも市販のイモで代用できるみたいです。
なお、画像の容器は、同居人が食べてくれたカップ焼きそばのものです。
右上は豆腐の容器。このサイズはバナナやミカンの皮を一時保管しておくのにちょうどいいサイズ。冷凍するとき、しいたけなどを小分けして保管できるので重宝しています。これを使いだしてから、プラスティックゴミが削減できましたし。
ジャガイモはみそ汁や煮物でかならず使う食材なので。
自家栽培できればこれに越したことはありません。タマネギとニンジンがあればカレーが作れるといいますけども。ニンジンは連作できるので、いずれは挑戦してみたいものです。
それにしても、種イモは鳥に奪われる心配はないのですが。
まず、食べたくなる誘惑に打ち勝つことからはじまりますね(笑)。種と違ってイモを駄目にしてしまったら、ダメージが大きすぎます。
(2025.02.24撮影、同日記録)