
コロナショックで外出の機会が減った(わけではないのですが)のか、服があまり売れないそうです。アパレル業界の苦境も聞かれるようになりましたし。近所の商店街でもブティックが閉店したりしています。シーズンものですから、在庫が多いと厳しいですよね。
私は定期的に断捨離していますが、何度もなんども家族ブロックに遭っています。同居人は衣服や靴の大量買いが大好き。通販で色違いを複数買いしてしまうのです。
各自のプライベートスペースがあって、私は極力自分の部屋や持ち家の特定部分にしか保管しないように努めています。
しかし同居人は、買った先からあちこちにほったらかすので、日用品の買い置きと混在し、そのうえに積み重なり隠れてしまう。
結果として袋詰め箱入りのまま何年も、下手したら十年以上も放置されていたものまでありました。
これが水回りの近くで段ボール入りだと最悪です。
あきらかにあの黒光りする虫の痕跡と思われるものが箱に点々と。気持ち悪いのでそのまま捨てることになります。数年経てばデザインが古くなってしまいますし。
服はまだしも困るのが靴ですね。
保管しておくだけでも、かなり傷んでしまいます。厚底の部分が崩れてぼろぼろになってしまったり。ビニルが剥離してしまったり、ペンキみたいに固くなってしまう。
靴は履いたとしても、脱いですぐ靴箱にしまわずに乾かさないといけません。なのですぐ下駄箱奥に突っ込まないようにと注意しているのに、聞いてくれないんですね。
下手したら、袋に入ったままで白いカビが生えてしまっていたのもありました。もったいないけれども処分してしまいました。
服も型落ちしなくて新しければ、何年か後に置いておこうと思ってしまいがち。ところがそれを忘れて買い足してしまったりします。けっきょく気に入らなくて、決まった服ばかりを着まわしてしまうのです。コーディネイトがすごく面倒だから。
服は1年以上放置してしまうのならば、もう処分したほうがいいとされています。あとは体形が合わなくなったもの。中年になると、若い頃のようなフリフリした装飾のついたものや、子どもっぽいデザインは似合わなくなります。
靴や服を思い切って処分すると、運気があがって、新しい出会いが訪れると言われています。これは風水でよく言われていることらしいです。
逆にいえば、古い衣料品を後生大事に持ちすぎているとよくない。良い思い出がある服ならば縁起担ぎで大事にしたほうがいいですが、いやな出来事があった日の服などは、すぐに処分したほうがよいそうです。その服を着るたびに、当時の気分が反芻されてからだにまといついてしまう恐れがあるそうです。
ちなみに服を中古で買ったり、人からもらう場合も、要注意です。
着ていた人の悪いオーラをひきつぐことがあるそうです。私は身内から飽きた服をもらうこともあったのですが、なんとなく嫌な気分がする服があって、けれども新しそうなので保管していました。しかし、それがあることで場所はとるし、運ぶのが面倒なので、思い切って捨ててみたら気分が明るくなりました。コートや厚手のセーターなど、かさばるものは、なかなか捨てづらかったので勇気がいりました。
Tシャツなどもすこし伸びても部屋着か作業用にすればいいとも考えがちですが。人前では着られない服を貯めこむということは、引きこもりがちな生活状態になってしまいます。新しいものを着る、履くことで、外に出ていきたくなり、自分の世界がひろがっていくのです。
親御さんで我が子の子供服を孫に着せようと保管しておく方もいますが。絶対にやめてください。今の子は一人っ子が多いので、お古を嫌がります。それに晩婚化が進んでいるので、次の子ができるまで30年近くも間が空く。それぐらいだと、いくら子供服でもセンスが変わっています。いつまでも、子どもはTシャツ、半ズボン、膝上ミニスカートでいいと考える大人は、脳みそが昭和で止まっています。古くさい匂いがついているし、シミもあるので気持ち悪いです。
私は中間子で、いつもお下がりばかりだったので、新しい服を買わせてもらえない人の気持ちがよくわかります。あとは亡くなった人の残した服を着させられるとか。捨てさせてくれないとか。もったいないのはわかるけれども、いい加減処分してほしいです。その人の身代わりではないので。私がもし早死にしたら、私の持ち物はすぐ処分してもらって構わないと思っているので。
ものを大切に扱うことはよいことですが。
慣れているからと、毎年同じような恰好をしていると、知らず知らずに悪い習慣から抜け出せなくなる恐れがあります。
そうはいいましても、最近の服のデザインもあまり好きではないので、悩ましいところではありますが。
とくにシーズンオフで安値になったときの買い置きしたものは翌年着なくなってしまう可能性が高いです。余り物はそれなりの理由がありますので、服は旬の時期に買って、その時期にしっかり着こなしたほうがよいのかもしれませんね。けっきょく何着も放置して着なくなってしまうのならば、お金をドブに捨てているのと同じです。だったら選りに選った一品をずっと愛用したほうがいい。とくに上物はそうですね。
私は職場で嫌なことがあったときに、大量に服を捨てました。
そうしたら、なんとなく怨念が晴れたような気がしました。部屋も広くなったし、収納に物を詰め込み過ぎると、探すのにも手間取りますから時間のロス。特に下着類や靴下は毎年、買い替えてもいいぐらいですね。
(2022/03/26)