陽出る処の書紀

忘れないこの気持ち、綴りたいあの感動──そんな想いをかたちに。葉を見て森を見ないひとの思想録。

死にたくなったら読んでみたい本

2022-09-11 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
人生最悪の瞬間でもあの本さえあれば、救われる。効果はあくまで保障しかねますが、私選で絶望したときに助けになった良著を紹介しておきます。 . . . Read more

読み終えた本の記録つけていますか?

2022-08-28 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
昔むかしのその昔、読書ノートのような簡潔な感想録をつけていたことがありました。現在は時間がないので、図書館やらのレシートを貼るか手帳にタイトルを書きつけるのみです。手帳に読んだ痕跡を残すと、本の読み残しが少なくなってきます。 . . . Read more

大岡昇平の小説『野火』

2022-08-15 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
戦争で人を殺すものは兵器のみにあらず。敗戦間近フィリピンに従軍した一等兵は部隊を離れ、原野をさまよい歩く。飢えと孤独に苦しみ抜いた末、彼が選んだ道は…。戦争文学の代表作家・大岡昇平の読売文学賞受賞作。 . . . Read more
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手軽に読める情報誌は人気作家のエッセイの宝庫

2022-07-05 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
無料もしくは付録的な冊子にあるエッセイは、本職の作家さんが余技的に書き下ろしたものが多いです。なので、ふだんの単行本で読む文章よりは肩の力を抜いて、小難しく考えずにさらりと読めます。身近な私生活まわりのことについて書かれているので、親近感を抱けたりもします。 . . . Read more

結局いつも似た本ばかり読んでしまう症候群

2022-06-11 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
食わず嫌いが激しい自称読書家は、疲れたときは、理解が早い浅め薄めの本ばかりを選んで睡眠導入剤代わりにしております。もちろん頭が固まっているので、内容が残らないままです。定番の作家ならハズレがないだろうという、面白みのない選書で週末をのりきっております。 . . . Read more

本を読むスピードは速い方がいいのか

2022-05-13 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
本を早く読めるようになるということは、早く書けるようになることでもありますし、より多くの本を読める、ということでもあるのです。つまり少ない時間でより多くの知識や思想を自分のものにすることができるのです。 . . . Read more

新古書店でお買い得本に出会えることもある

2022-04-22 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
使い方次第ではとてもお得に良書を選ぶことができるチェーン系列の新古書店。古典のほとんどは、ここで集めました。 . . . Read more

漫画の単行本はジャンルによって値段を変えてほしい

2022-03-26 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
ありきたりな日常学園ものやラブストーリー、四コマギャグコメディは安く、歴史ものや重厚なバトル、スポーツ、設定の凝ったSFなどは高くしてほしい。そもそも大判サイズの単行本は要らない。 . . . Read more

上橋菜穂子のインタビュー──雑誌『ダ・ヴィンチ』2021年9月号

2022-02-18 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
第12回本屋大賞受賞作『鹿の王』のアニメ映画が2021年9月に劇場公開。それを記念した作家へのインタビュー記事について。 . . . Read more

ハズレ本に会いたくないのならば、読書経験を積むしかない

2022-01-25 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
つまらない本に出会いたくないがために、話題本の情報収集をやたらめったらした挙句、けっきょく他人のレビューばかりを読んで、読んだ気になってしまう…なあんてこと、ありませんか? . . . Read more

良書とは読み終わってすぐに再読したくなる本

2021-11-27 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
この物語を読み終えるのがすごく惜しい! 作者の言葉に浸っていたい! 胸に抱きとめて離したくはない。そんな良書は別れがたい恋人のようなもの。この感覚を大事にしていけば、手元においておきたい本が厳選できます。 . . . Read more

さいとうちほのインタビュー──雑誌『ダ・ヴィンチ』2021年9月号

2021-11-07 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
『少女革命ウテナ』のキャラデザ、『とりかえ・ばや』で知られる実力派少女漫画家さいとうちほ先生のインタビュー記事について。主に現在連載中の『輝夜伝』中心に。 . . . Read more

落ち着いて本が読める空間を選ぶのも大切

2021-10-18 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
その本をつまらなくしているのは、自分の読解力ではなく、場所のせい? 人の気配がない場所で、騒音もなく、リラックスできる環境で読む方が頭に入ることもあります。 . . . Read more

澤田瞳子の小説『星落ちて、なお』

2021-10-05 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
鬼才河鍋暁斎の娘に生まれついた者の懊悩。直木賞受賞作、新進気鋭の歴史小説家が描く、日本近代美術史に埋もれた女流画家の半生記。 . . . Read more

映画のパンフレットにまつわるあれやこれや

2021-09-16 | 読書論・出版・本と雑誌の感想
その昔、映画のパンフレットを集めていた頃のお話。絵の参考資料にするためと、フルスクリーンでの感動体験を家に持ち帰って引きずっておきたいために、夢中で読んでいた豪華な冊子のこと。映画を一人で劇場で観ることには、思春期なりの特別感がありました。 . . . Read more