goo blog サービス終了のお知らせ 

embeddedなブログ

組み込みシステムに関することや趣味に関することをダラダラと書いていきます(^^)

Windows XPモードで作成した仮想PC環境をHyper-Vに移行する(Windows Embedded CE6.0開発環境)

2024-11-25 22:17:21 | Windows Embedded Standard

Windows 7に搭載されていたXPモード。Windows XPが様々なところで利用されていて、継続利用したいユーザー向けにマイクロソフト社が提供していた機能です。Windows Embedded CE6.0開発環境を再構築しないといけないという理由があり、このXPモードで生成した仮想PC環境をWindows 11上のHyper-V環境で使う必要性が出たため、そのやり方を備忘録として説明したいと思います。

大きな手順として2つのステップになります。最初のステップではXPモードの仮想PCの仮想ハードディスクイメージであるVHDファイルを、Hyper-Vで利用可能なVHDXファイル形式に変換します。次のステップでは新しい仮想マシンをHyper-V上に作成し、その仮想ハードディスクとして最初のステップで変換したVHDXファイルを指定します。

まず、Hyper-Vマネージャーを起動しておきます。

それでは、まず最初のステップVHDファイルの変換です。Hyper-Vマネージャの[操作]ウィンドウの[ディスクの編集]をクリックします。

[仮想ハードディスクの編集ウィザード]が起動するので、[次へ]をクリックします。

[参照]をクリックしてXPモードの仮想ハードディスクイメージであるVHDファイルを選択します。

[次へ]をクリックします。

[変換]を選択して[次へ]をクリックします。

[VHDX]を選択して[次へ]をクリックします。

[容量固定]または[容量可変]を選択します。ここでは[容量可変]を選択しました。

保存場所とファイル名を指定する画面になるので、[参照]をクリックします。

ここでは「C:¥VirtualImage¥VHDX¥XPTraining.vhdx」としました。[次へ]をクリックします。

[完了]をクリック

変換が始まります。ディスクの容量によっては10分間以上を要します。このウィンドウが無くなれば最初のステップは完了です。

ここからは、次のステップで新しい仮想マシンを作成して、さきほど生成したVHDXファイルを実装します。

Hyper-Vマネージャのメニューで[操作]-[新規]-[仮想マシン]を選択します。

[仮想マシンの新規作成ウィザード]が表示されるので、[次へ]をクリックします。

仮想マシンの名前を入力します。ここでは「XPMode」としました。[次へ]をクリックします。

仮想マシンの世代を選択します。ここでは「第1世代」を選択しました。[次へ]をクリックします。

メモリの割り当てを設定します。ここでは、デフォルトの4096のままとしました。[次へ]をクリックします。

ネットワークの構成を指定します。ここでは「Default Switch」を選択します。[次へ]をクリックします。

仮想ハードディスクを指定します。[既存のハードディスクを使用する]を選択して、さきほど作成したVHDXファイルを指定します。[次へ]をクリックします。

[完了]をクリックします。

これで仮想マシンの作成は完了です。

それでは、作成した仮想マシンを起動します。作成した仮想マシン名[XPMode]ウィンドウがあるので、そこの[接続]をクリックします。

[起動]をクリックする。

起動が開始されます。

Windows XPの起動画面が表示されたら成功です。

以上でWindows XPモードで作成した仮想PC環境をHyper-Vに移行する手順についての説明を終了します。


最新の画像もっと見る