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英議会の休会

2019年08月30日 | 日記

英ジョンソン首相が議会を1か月休会にすることにした。ここ
英国内
で大きな反発の嵐が吹き荒れている。
民主主義を冒涜するというものだ。

平時であればその通りと思う。

そもそもの始まりは国民投票だ。
EU離脱を選んだ国民の声を尊重することこそ民主主義とも言える。
ただ、国民投票は離脱の方法については問われていない。
合意ある離脱が好ましいことは言うまでもない。
しかし、メイ首相の3年間でそれが難しいことは実証ずみ。
だからこそ、ジョンソン首相の誕生となった。

EU側の本心は離脱がなし崩し的に崩壊することである。
英国の混乱の足元をみて、強硬姿勢を崩さない。

しかし、どっちつかずの状態が長期にわたり継続することは双方にとって問題。
早いけじめが好ましい。
そうすると、国民投票を尊重するのは民主主義の理に最もかなうことになる。

問題は、合意なしかどうかだけである。(合意なし反対を言う人は、実際は離脱反対なのである)

こういう場合は、合意なしでも離脱ときめない限り、EUの言いなりになることは
100%確実。
交渉の相手に手の内が丸見え、民主主義の最大の弱点である。

現在は緊急事態である。
緊急事態には緊急事態のルールがある。
休会は制度としてある。
使い方がどうかという問題。

一方で、EU側と精力的に話し合いをするという。
やむを得ないのではないかと思う。

ジョンソン氏を首相として選んだ時に既に決まったことでもある。

ジョンソン氏の賭けが報われるかどうかである。