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トランプのシリア攻撃にみるトランプらしさ

2018年04月15日 | 日記

トランプ大統領が化学兵器使用を非難してシリアに攻撃をしかけた。泥沼になるのではと杞憂していたが。
「このうえなき結果だ。任務完了!」とツイートした。ここ

いかにもトランプ大統領らしい。
シリア問題の解決というのではなく(これでは泥沼になる)、「化学兵器使用の非難に絞っての攻撃なんだ。
ということは「攻撃することに意味がある」ことになり、まさしく「任務完了」となるわけである。そしてヘイリー国連大使のツイッターのとおりとなるわけである。オバマは化学兵器の使用をレッドラインとしながら、化学兵器使用が現実になったときには、躊躇い、結局何もできなかった。オバマは口先だけ何もできない大統領との評価が定着した。
トランプはここでも有言実行を誇示したわけだ。
こういうことは厚顔のトランプだからできることだし、この発想(化学兵器使用批判に絞る)がなんといっても素晴らしい。
非難のための攻撃なので、攻撃すれば目的達成、ミッション完了になる、つまり攻撃の段階で即100%結果が出ているし、任務完了をツイートするすることで、泥沼に陥ることがない、トランプにとっては失敗のない成功が保証された作戦なのである。
しかもシリアにも絶対的な効果がある。
つまり、トランプは有言実行の人だということを実行したわけで、シリアは化学兵器を使用すると100%に近い確率で攻撃があることを覚悟することになる。大いに抑止効果として働くことになったわけだ。

オバマのように知的エリートではない。しかし、政治家は複雑に利害関係が入り組んだ世界で、何でもありのような世界で、現実の問題解決を迫られているのである。そういう意味ではトランプは良くやっているのではないだろうか。

ひょっとして、トランプは有言実行の人であるために、行動を起こすときに「必ず結果を出す」、必ず「結果が出る、出たといえる」ことをゴールと定めているのではないだろうか。

つい数日前にみた松下幸之助の次の言葉を思い出した。
「私は、失敗するかもしれないけれども、やってみようというようなことはしません。絶対に成功するのだということを、確信してやるのです。何が何でもやるのだ、という意気込みでやるのです。」

「何が何でもやるのだという意気込みでやる」と成功するものだということは個人的経験からも納得することである。

トランプらしさというのは、結果が出せるようにゴール設定をするということのように思う。そして、それを段階的に積み上げていくのである。

 

ただ、個人的には、人権を理由をするものであっても、他国特に大国が、自国(或は同盟国)が危険に曝されていないにも関わらず、武力を用いて他の国を攻撃することに正当性があるとは考えられない。

また、フランスのマクロン大統領が直前に決定的証拠を見つけたと発表したが(詳細は知らないが)、疑わしいという思いはある。そうでなければいいが。
イラク攻撃のときに、同じ過ちを犯しているからである。
マクロン大統領というのが気になっている。マクロン大統領は大国意識に走る過ぎるという感じを持っている。全くの独断であるが。
イラク戦争時のブッシュとブレアの関係と今回のトランプとマクロンの関係に相似性をみる思いがする。頭の体操であるが。


  


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