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バルセロナでテロ事件ー1年前のバルセロナを思い出して

2017年08月18日 | 日記

バルセロナで17日午後5時(日本時間18日午前0時)ころ、観光客などで賑わうランブラス通りに小型トラックで突っ込み、スピードを落とさず、ズグザク進行し、13人の死者、100人にのぼる負傷者を出すテロ事件があった。
(※使用の自動車については、英語ではVANとある。H29.8.19追加)

バルセロナは昨年の7月、ピレネー山脈ハイキング旅行の帰りに立ち寄った。
夕食前の数時間を事故現場のランブラス通り付近で過ごした。
撮りっぱなしの写真(電子データのまま)を引き出してみた。
1年前の7月28日に日本時間の午前1時ということは午後6時、事件のあった約1時間ほど後の時間帯に、20~30分ほどこのランブラス通りにいたということになる。
ランブラス通りはバルセロナの中心部に位置し、カタルーニャ広場から海沿いにあるコロンブスの塔まで続く1.2キロメートルの直線の遊歩道である。

 カタルーニャ広場の噴水

 

コロンブスの塔
ランブラス通りの終点からみたもの

 

逆側から見たコロンブスの塔

 

頂上にたつコロンブス

 

 コロンブスとバルセロナとの関係
コロンブスは1493年にイザベル女王とフェルナンド王に航海の成功?を報告するために両王の住むバルセロナの王の広場にきて、宮殿の「ティネルの間」で謁見したとのこと。

さて、これがランブラス通りのテロ犯人がトラックで暴走した遊歩道。
カフェやレストラン、お土産店などが並んでいる。

 

ゆったりとティータイムや食事タイムを楽しむ人も大勢。こんなところを自動車でスピードを落とさずジクザク運転してくるなど、だれも想像もできないこと。
混乱状態が目に見えるようです。

 

私には大道芸人のパフォーマンスが珍しかった。といっても何もしない。動かないパフォーマンスです。

 

 

     

スペインのある詩人が「終わってほしくないと願う、世界の一つだけの道」と評したということだが、本当に不思議な通りなのである。

そもそもバルセロナのメインストリートは、大拡張計画(1859年)によって建設され、物凄く幅が広い。
ランブラス通りは、広い大通りの中にもう一つ道路(並木道の遊歩道)が、しかも中央にある。
分かりやすくいうと、中央分離帯が遊歩道になっているとイメージすればよい。
遊歩道の両側にはそれぞれ2車線の車道があり、その車道の向こうには歩道があり、建物が続いている。
遊歩道は緑があり空間的にとてもゆったりしているので、不思議と気分的にも落ち着くようなのだ。

バルセロナといえば、サグラダファミリアだ。
(実は、バルセロナは空港を使うだけと思っていたので、事前調査一切なしだった。
ツアーのみんなが騒いでいるのを無視、地図を片手にランブラス通りと旧市街(ゴシック地区)を2,3時間かけて歩いた。
サグラダファミリアはどうやら文化遺産、バルセロナ必見の場所らしいと悟ったのは夜。
一人でタクシーは使いたくないので、歩ける距離内かチェックし、駆け足で急げは往復50分弱と見積もり、朝食後出発までの僅かな時間を利用)

とにかく見てきました。

 

 

いつ完成するかしれない?というカトリックの教会とは思えないような大胆な外観でした。
集合時間の5分前にホテルに帰着。

バルセロナは一日にもならない滞在時間だったが、充実した時間だった。

このところ、つい最近のシャーロッツビル(アメリカ)を含め、自動車を利用したテロが続いている。
銃のような特別な武器ではなく、自動車は日常使い的なアクセス容易なものだけに、事前の防止も困難であり、今後も増加するのだろうか。
しかも、犯行の動機もはっきりしない。不安定・不透明な世の中になったものである。

バルセロナはスペイン帝国の重厚な雰囲気があり、オリンピックに見られるように現在も力強く生き続けている世界的都市であり、一度は訪れてみたい所である。

最近の世界。個人レベルだけでなく、国家レベルでも、要は、本音は自己あるいは仲間さえよければ式の動きが目立つようだ。

平和・・・・ウーン


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