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北朝鮮問題完全にトランプ流・安倍首相交渉ベタ?

2018年06月15日 | 日記

金正恩とのシンガポールサミットでトランプ大統領は拉致問題を
取り上げたという。
ということで安倍首相は大喜びのよう(少なくともみかけは)。
読売のWEB版でこのような記事を見つけた。ポンペオ国務長官の発言。

北朝鮮への制裁については「完全な非核化を実現した段階で初めて制裁の解除に移る」と述べ、安易に見返りを与えない考えを強調した。また、米朝首脳会談で、トランプ氏が、北朝鮮による日本人拉致問題を「複数回、提起した」と説明した。

複数回提起したと聞くと、「アー良かった」と思うかもしれない。
むしろ逆だと思う。
なぜか。拉致問題は「ついで」問題にすぎなかったということだからだ。
一会談のメインテーマになったのなら、取り上げるのは1回だ。
同じメインテーマが2回あることはない。サブテーマでも同じと思う。
少なくとも、重要なものとして認識されている場合はである。

それでは、どこでどのように取り上げられたか?
アメリカは経済援助はしない、日韓が用意しているというのが、
トランプの言い分とのこと。ここで確実に出たと思う。
拉致問題をたてに日本から資金を引き出せばいいではないかと。

もう一つ、制裁の解除のところで出てきたと思う。確実に!
ポンペオ長官によると、制裁解除と完全非核化は引き換えという。
北朝鮮は段階的非核化・段階的制裁解除の主張という。
ここで、拉致問題をたてに日本から金を引き出せばいい。
多分トランプは言ったと思う、
拉致問題解決のための資金提供は経済制裁解除とは関係がないなどと。
場合によれば、トランプも口添えしてもいいくらいの雰囲気は(仮に
口に出して言わなくとも)あった?

こういう拉致問題の提起の仕方の場合は、マイナスはあってもプラスは
何もない。利用されるだけである。トランプ大統領に頼まれたのでしかたがない
などというスタンスである。
しかも、実質済し崩し的な制裁解除である。

産経の本日付け記事では、トランプ大統領が安倍首相に
「今後は非核化と同時に拉致問題の交渉も進めていかねばならない。」
と述べたという。
「ビッグプレーヤーとしてかかわってほしい」というのは、口添え以外の
何ものでもない。
「金氏はオープンだ」というのはそういうことである。
そして、こういう発言を堂々とできるのはトランプ氏も同様にオープン
だということなのである。

  

「シンゾー、100%信頼しているから一緒にやっていこう」
これぞまさしく交渉の達人トランプの真骨頂である。

安倍首相は断れるか?

(追記)

ふと気づいた。
安倍首相はトランプ大統領と何度も直接会い、電話会談もしている。
オープンなトランプ大統領が狙いを話していないはずがない。
首相官邸のHBを見た。

 


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