喜寿から始まる

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世界のエリートが美意識を鍛える?という本を読んだ

2020年07月18日 | 写真・絵日記

最近キンドル版で読むことが多くなった。
新聞広告を見て読みたくなり、アマゾンで購入。新聞をiPadで読んでいる間に本が届く。
そのまま、読み飛ばしてしまう。

最近、ビジネスパーソンにアート講座が人気という記事を読んで気になっていた。
どうやら同じ山口氏の記事だった。

みんなが同じ手法でビジネスをすると、結局は、質的に同じレベルになる。
となるとコストやスピードだけを争う、消耗戦になる。
日本の企業がダメになったのは、そういうことである。中国など新興国にかなわなくなる。

世界は豊かになった。人々の欲求は、生存に必要なものから、自己実現欲求になった。
わかり易くいうと自分のライフスタイルを優先するということだと思う。
少々高くてもアップル派はアップルのものを選ぶ。
理屈じゃない。そういう時代に差別化を図るには感性、直感が必須。

更に、時代の変化が速すぎて、変化にルールが追い付かない。
そういう時代にルールを先取りするのは感性、直感だというわけだ。
今は、先が読めない不確実、不安定の時代である。
そういう時代では、外部のルールに頼ることはできない、自分の内部に自分なりの人生を評価する物差しがいる。

自分なりのものさし、それが間違っていてはいけない。
真・善・美に基づくものでなければならない。
美意識に基づいた自己規範というわけだ。理屈じゃない。それぞれが、磨いた、感性、直感というわけだ。

絵を見、感じ、言葉にする・対話する、多様性を受け入れる(正解がない)
そうすると美意識(美しいモラル)が養われるということのようである。
一番大事なことは、個々人が見て、感じること。
いろんな感じ方、見方があることを知るには、言葉にできることである。これが二番目。
他人の見方・感じ方を知ることで、違い・多様性に気付くというわけだ。
他人との違いに気づく。
そうすることで、自分なりの人生や物事に対する物差しのようなものに気付くということではないかと思う。

多分、昔から良質のものに接することだと言われている、絵というのは一応そういう水準にあると見ているのだと思う。
美しいものに接すると心も美しくなるというわけだ。

ということで、これからの社会では、あらゆる分野で、個人の感性・直感を見える化・ファッション化されるという。

全く、自己流の解釈・意訳であるが、それほど間違っていないと思う。

VUCAという用語を初めて知った。ブカ又はブーカと読むらしい。頭文字をとったもの。
 Volatility  不安定性
 Uncertainty 不確実性
 Complexity  複雑性
 Ambiguity   曖昧性

確かに今の時代はその通りである。

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いつも意識していることがある。
物事を、自分の目でありのままにみる、自分の頭で考える、理屈や論理的思考が重要だが、
常に基本・根本の原理・原則は何かを意識し、それを当て嵌めながら何度も何度も自問自答(自己との対話)をすることだと思っている。
対話の相手がいればよし。いない場合でも、文章化し、読み直し、書き直し、また読み直し、書き直すことは、対話と同じと思う。文章化し頭から外部化されたものは、頭の中にあるものとは違うので、読み直すというのは対話であるといえる。

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実践的マニュアルというよりは、原則論を説明した本だった。

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これからの時代は、自分らしさ・自分らしい生き方を求める人が多くなるというのは同感。

高尚な一日であった。



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