喜寿から始まる

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トランプ大統領の壁

2019年02月05日 | 日記
トランプ大統領が固執するメキシコ国境との間の壁、どのような運命になるのか、5日の連邦議会での一般教書演説の内容に注目が集まっている。
1回戦は完全にトランプの負けだった。
ペロシ下院議長の完勝だった。

メキシコ国境線のあまりの長さに思考停止に陥りそうではあるが、一般的には物理的な壁の存在・建設が必要なように思われる。常時人が見回りをすることなど不可能だからだ。
トランプもしばしば例えるように私たちの身の回りを見れば物理的な壁の存在はあらゆるところにある。物理的な壁は無関係な外部者に対する無言の侵入禁止のサインである。万国共通の合図である。
私たちは物理的な壁があることによってそこを乗り越えて侵入してはいけないんだと言うことを直感的に知ることになる。
国境は現実に存在している。それが現実の世界である。
だからこそ、私たちは旅券を所持し、入国出国に際しては厳重な審査を受ける。国家が存在する以上当然である。
陸続きの場合は国境線に壁を建設し、特定の場所に通関口を設けて人や物の流れを管理する、当然である。
物理的な壁以外の有効な方法があるというが、原始的な壁ほど万人に有効なものはないのではないかと思う。
違法侵入しようとするものにはどのような方法であれ役には立たない。
一見してみんなにわかる、これが一番重要なことである。
移民を奨励することと無秩序に不法民が流入することを容認・無策でいることは全く意味が異なる。
個人的にはEUの現在の反移民感情・反移民政権の誕生は、難民救済の美名の下に無秩序に不法移民の流入を許した結果の反動だと思っている。


こんなことを考えたのは以下の記事を見、読んだからだ。
イスラエルは積極的に壁建設をしている。
鳥は自由に国境線・壁を乗り越える。
鳥はそもそもどこかに定住することなどしない。
何処にでも身軽に動ける。でも何処にも落ち着く場所がない。実際は鳥たちも餌を求め、羽を休める場所を求めて移動しているだけに過ぎない。
人間は自由に飛び回るわけにはいかない。
遊牧民が定着していったのが人類の歴史である。
繁栄や継続には安定がまずは根本である。
国があり国境線がある現在の世界では、あるものをないように振舞ってもいい結果は産まないはずだ。




自由に飛び回る鳥の集団、ときに素晴らしい集団の姿を見せてくれる・・見る者に一瞬の自由、何物にも拘束されない完全な開放感をもたらしてくれる。感動をもたらしてくれる。

それでいいのではないか?
英気を養い、平凡だが安定した日々に立ち戻ることができる。
人生とはそういうものだ。

冒頭のトランプの壁、トランプ大統領の政治生命がかかっていると思う。
どのような勝負に出るか?
5日かつなぎ予算の切れる15日か?
正念場である。