ヘアサロンは大抵最初の担当者が引き続き担当することが多い。
私はどうも似合う髪型について自信がない。今もって。
ただ、仕上がりが気に入るかどうかはわかる。
大体にしてあまり気に入らない。
ということで、若いころは止むを得ないときしか利用しなかった。
歳をとり、カラリングの必要から以前に比べ美容室の利用回数が増えた。
リーズナブルな値段のお店を見つけたことも一つの理由ではあるが。
いいところは、指名もできるが、しない場合は誰が担当するかわからないこと。
お陰で、約1年強で10名近い美容師さんと関わった。
カラリングとカットとブローだけだが、本当に十人十色だと気づいた。
結局、10通りのやり方を経験したということだ。
というか10人の人のやり方を経験したということだ。
満足度が飛躍的にアップしたと思う。
縦時系列で10人の技術が融合したように感じた。
この秘訣は、できるだけ、任せることのようだ。
こちらも頼み方を学ぶので、そのうえでではあるが。
(私も自分の専門分野では同業者の仕事の成果をみて、何を考えていたかがほぼわかる。それと同様で素人にはわからないが同業のプロが見れば、何を意図していたかがわかるのだと思う)
そうすれば、それぞれの個性が引き出せ、いい効果が生まれるようだ。
もう一ついいことは、私の好みが徐々に形になってきたことだ。
洋服もそうだが髪型も、気分的にしっくりすることが自信や落ち着きにつながると感じるからだ。