23年前にデザインした『海と船と人の博物誌百科』(佐藤快和/原書房/2000年)という、
A5判ハードカバー総ページ数530の書籍がある。
本文のデザイン、装丁で半年ほどの作業だったか。
本文に使用する図版もほとんどワタシが探して組み上げた。
著者の佐藤さんは、博識なのだが資料的なものはほとんどもっていなかった。
それでも内容的には十分に納得できるものに仕上がった。
そして23年後。
この本を処分したものかどうか悩んでいるのである。
古書店でいくらで引き取ってくれるだろうか。
アマゾンで調べらところ売値にずいぶん開きがある。
某古書店は税込7,372円。たぶんこれが最高値だろう。
下はいくらかというと、ブックオフの302円である。
エラく差がある。
中間値としては2,980円から3863円というところだ。
これは売値だから買取価格はブックオフなら20円ほどか。
いや、5〜7円という一桁も考えられる。
ごく普通の古書店ではどうだろうか、2〜300円程度か。
この値段なら、交通費を使って売りに行く気にはなれない。
しばらく手元に置いておくことにしよう。