昨日は☔雨の中 京都観世会館まで電車💨
前にも書きましたが 私の年齢と同じ回数を重ねている同明会
今年は 先生にチラシを見せていただいた時にも言ったのですが
2年2月22日 2並び にゃんにゃんにゃんの猫の日🐈
しかし例の新型コロナウイルスの所為か雨の所為か
3連休初日の土曜日のお昼前にもかかわらず
京阪特急がガラガラなのです
隣にどなたも座られなかったので
京都までの間にお昼ご飯の🍙をゆっくり戴けました(#^^#)
で、最初の番組は 舞囃子 老松
ちょっと色々ありまして非常に興味がありました
シテは老松の神霊で 真之序之舞
老体の神様の荘重さを表現せねばならず
素人会などではお目にかかることがない曲です
といっても、習い初めのお子様が可愛く舞台の上を歩き合わる「仕舞」も老松である事が多く
不思議な曲ですね
真之序之舞の笛はお稽古したことはあるんですが
信太朗さんの笛を聞いてて・・・
「こんなんお稽古したかな?」といういつもの感覚(笑)
非常にしっかりしたヒシギから始まる舞は
謡も運びも しっかりしたものでした
信太朗さんのヒシギ この日の最後の曲
金札 でも聞かせてもらえたのですが
う~~ん 素晴らしい 老松とはまた違ったヒシギでした
後半の伸び?これなら神界にも届くな。。と言うような音でしたわ
ちょっと鳥肌
で、この金札 舞囃子でも初めて拝見する曲なのです
シテは味方玄さん
天津太玉神が降臨し 弓矢で悪魔を払うという祝言曲らしいです
舞囃子には珍しく実際に弓矢を持って舞い始め
後半あたりで 常座から橋掛かりの幕の上辺りの屋根をめがけて
弓を射るのですよ!!
私は脇正面に座っていたので 右から左へ
シュッ!と弓が飛んでいきバスっと言う音と共に
弓が刺さるのを目の前で見ました✨
途中の番組を端折りましたが
毎年 このお囃子の会主催の能会は各流儀の競演も楽しみです
この日は舞囃子 老松は 金春流 高橋忍さん
独調省略m(__)m
舞囃子 忠度は宝生流 辰巳満次郎さん
素囃子 遊舞之楽 楽しかった!🎶
舞囃子 三輪は喜多流 香川靖嗣さん 笛市和先生
一調 省略m(__)m
舞囃子 木賊は観世流 河村和重さん
舞囃子 飛雲は金剛流 金剛龍謹さん 素晴らしいシュッとしたお顔
そして最後が 舞囃子金札 観世流の味方玄さんで
五流がすべて揃っている会なんて 凄いと思いません?
各流派が がっぷりぶつかる という気迫が凄くて見ごたえ十分です
最高齢の75歳の香川さんの三輪も 流石の安定感でしたが
でも 中でも一番印象に残ったのが木賊なんです
私、シテの河村さんのご年齢を知らず
最初に立ち上がる時に・・・ン~ドッコイショッ! って感じでしたので
かなりのご年齢かと
舞が始まっても 運びはヨロヨロとおぼつかない感じ。。
ただ 木賊が
年老いた父親が行方知れずになった息子への思いを募らせる
という曲なので そう足を運んでいるのかと納得
途中 座って 立つ時にはやはり手をついてどっこいしょって感じでしたが
でも 気迫は凄い伝わってくるんですよ
私はこのおシテはきっと80歳近くのご年齢で
この木賊を最後の舞台 と 思ってはるのか?と
それぐらいの気迫は感じられました
で、お歳を調べてみたら 私より3歳上なだけなんですね
これは~ んん~?
でも、とにもかくにも 木賊は 甲ノ掛り や 休足 の譜などがあり
笛としても 面白い曲なのです
この舞でも素人ではなかなか舞えない曲でしょうが
あと10~15年たってまだ舞台に立つことができるなら
舞ってみたい曲です
笛も 舞台で吹けたら素晴らしいでしょうね~