洋上風力発電と漁業 海外と日本の経験

Offshore wind farms and fisheries
”洋上風力発電と民主主義”

洋上風力発電と漁業 日本の経験#1 秋田 大型の洋上風力発電が始動

2022-12-06 06:57:02 | 日記

2022年12月16日 毎日新聞様( 小川祐希様)から転載抜粋

出遅れた日本「瀬戸際にいる」 大型の洋上風力発電が始動、勝機は

国内初となる大型の洋上風力発電所が、年内にも秋田県の秋田港と能代港で商業運転を始める。国内のこれまでの洋上風力導入量はごくわずかだが、政府は再生可能エネルギー主力電源化への「切り札」と位置付け、2040年までに3000万~4500万キロワット(原発30~45基分)に拡大する方針だ。新たな産業や雇用の創出に期待がかかるものの、市場では先行する欧州や中国の存在感が大きく、漁業者への配慮も欠かせない。勝機はあるのか。

【猪森万里夏、平家勇大、江沢雄志、小川祐希】

「油田の発見に等しい」

「一つ数千億円の事業がこんなに計画されるのは、新たな油田が見つかったに等しい」。11月上旬、秋田市で開かれた「世界洋上風力サミット」。29カ国の企業や政府関係者ら700人超が訪れた会場で、欧州の大手電力会社の担当者は高揚した様子で語った。

熱視線の先には、秋田県を皮切りに日本各地へと広がる商機がある。今回、運転を始める秋田・能代両港のプロジェクトは、計33基(14万キロワット)の風車など発電施設の総事業費が1000億円に上る巨額案件だが、秋田県沖では他にも4海域で事業が計画されている。このうち2海域と千葉県銚子市沖の計3海域(170万キロワット)は既に事業者が決定。秋田県沖の残り2海域についても、長崎県、新潟県の海域とともに近く公募が始まる予定だ。青森県、山形県の沿岸海域でも事業化が有望視されている。

 

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