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かずまんの日記

美味いモンをトコトン探求するかずまんの日記

鮒寿司プチブレイク

2006-06-13 09:24:26 | 今日の一言
ココ数日、鮒寿司が売れています。

なぜか分かりませんけど、ちょっと前にフジテレビの食わず嫌い王で宮沢りえさんが鮒寿司を美味しく食べてたことが影響していると勝手な推測をしています。

番組の中で、宮沢さん以外の人は皆、「参りました」状態でしたが、宮沢さんは涼しげな顔で鮒寿司を平らげていきます。

宮沢さんも言ってましたけど、初めに美味しい鮒寿司を食べるとそれほど抵抗感がなくなるのは当の自分が体験済みです。

去年の食博で初めて口にした鮒寿司を作っていたのが、滋賀県から出店していた「魚助」さん。

「まぁ一度食べてみてください。」と促されながら食べた鮒寿司は自分が抱いていたイメージとは全く違ったもの。

食わず嫌いとはよく言ったもので、本当に皆さん食べずに自分の頭の中でマイナスのイメージが出来てしまうと実際に食べたときの印象がずいぶん変わります。

アレからボクも何種類かの鮒寿司を口にしましたが、少々においがしてても許容範囲の中でのこと。
コレはあかんやろ~っていう自分の許容範囲を逸脱する鮒寿司には未だ出会っていません。

そんな鮒寿司に出会うとコレが最後、嫌いになってしまうかもしれませんが・・

でもまだ許容範囲内です。

魚助さんの鮒寿司は匂いではなく、香りです。

フルーティに薫る香りは麹菌の香りです。
他の雑菌がいない分くささではなく、香りが前に出ます。

鮒寿司をまだ食べたこと無いという方は此の魚助さんの鮒寿司を食べて見てください。
オカシラのお澄まし等はホント、感動しますよ。


詳しくは見聞録で。

ごぞんじ。

世界の機窓から

2006-06-12 11:18:21 | 今日の一言
日が堕ち始めている19時発の飛行機に乗り、長崎を発つ。
小雨がポツリと落ちてきて、地上はドンヨリ梅雨空の様相を呈していたが、離陸し5分も経たない内に雲を抜けると黄昏の西の空に赤々と燃えるような太陽が見える。

ボクの席は丁度夕日の反対側にあったので、窓からは厚い雲をその夕日が照らし、あたかもその雲の渓谷が自ら命があるように光っているような幻想的な光景を見ることができた。

飛行機はその雲の渓谷を遊覧飛行するようにすり抜けていき、機上にいるものでしか味わえない素晴らしい風景だけが今回の長崎出張の唯一の土産なのかなと思う。

途中、九州から四国に抜けるところで、ネバーエンディングストーリーに出てくるファルコンのような龍の形をした横に長い雲を見たのですが、アレは今から考えると今朝方九州・四国・中国地方で起きた地震の地震雲だったのでしょうか。


日が完全に雲の中に消えた後、バトンタッチするように出てきたのが、つい数十分前まで雲を照らしていた太陽の光を受けて輝く完全な満月。

あんなに綺麗な満月を見るのも何年ぶりだろうか。

周りにビルなどの障害物がないので月だけが雲の上に浮かんでいるように見えて、余計に心落ち着く。

月をずっと見ていると月に吸い込まれそうな気分になるのは何故なんでしょうか?
やっぱり潮の満ち引きと同様、人間のココロも引っ張られているのですかね。
月好きのひとにはたまらんでしょうね。

そういう月を眺めていると、航空券の名前が正しくは***“カズマ”のところ、“マズマ”になっていたことなんて太古の昔のように思えてきます。

ごぞんじ。

いざ諫早です。

2006-06-09 22:51:30 | 今日の一言
大阪から飛行機で1時間ちょっと、長崎の諫早に来ています。

ホテルに着き、腹ごしらえをしようと思い、一軒のあやしいラーメン屋に入ったが最後、九州独特のかなり匂いのキツイをだす豚骨ラーメン屋さんでした。



中に入ると目に入るのが、寸胴に入った幾つもの豚骨があふれんばかりにはみ出し、店の中は豚骨の鼻につく香りが充満しています。
5分もするとこの匂いは気にならなくなりました。

気が短そうな親父さんとそれをうまいこと使うおかみさんのと夫婦でキリモリしているおみせ。

店の中は創業当時から蓄積された油がこびりついているようなベタベタ感。
田舎の居酒屋によくあるめちゃくちゃ小さいテレビが時代劇を垂れ流してこの店の中だけ時間が止まったような空気を醸し出している。

恐る恐るご主人さんに話しかけると結構面白いおじさんでした。

「このお店、何年くらい続いてるんですか?」と聞くと、
「昔すぎて、忘れたバイ」

「長崎もやっぱ豚骨ですか?」と聞くと
「九州はみんな豚骨や。豚骨以外はラーメンやない!!」
と豪語するも、メニューを見ると、
“味噌ラーメンや醤油ラーメンもあります”
・・・・って意志弱いやん!!
豚骨にプライド持ってたんとちゃいますの?!

そんなこんなで出てきたのがこちらの豚骨ラーメン。
なかなかヨロシ。

ちょっとクサイかも・・・って食べる前は思いましたが、食べてみるとそれほど気にならない。
さらさらのスープですが、濃い味。
旅先で食べるラーメンは小さな冒険ですね。

大阪では自分からすすんでラーメン屋に入りませんがこういうところにくるとラーメン屋にいってしまいます。

たまに「おおーっ」ていうラーメンに出会いますが、今日のラーメンはそれですね。

諫早に行かれた際には怖いもの見たさとお父さんとの楽しい会話の為に、この「永昌亭」にいかれてはいかがでしょうか。

ごぞんじ。

広島からビワが届いた!!

2006-06-09 09:29:20 | 今日の一言
たべデパで紹介している淡路島のビワは今年は少し遅れているとのことで、お客様には大変、ご迷惑をおかけしてますが、昨日、父親の実家の広島からビワが大量に送られてきて一足先にビワを堪能させていただきました。

大きさは淡路島のそれとは小ぶりで、甘さに少しムラがありますが、こちらも淡路島同様、無農薬で安心して食べられるビワです。



枝には鈴なりにビワがついているので、枝を少しだけ残して一つ一つ切り分けます。
ビワの枝はとても柔らかいので、繊維に沿って割いてやると切りやすいです。

少し色が濃くなった熟れた分を、食べる1時間前に冷蔵庫に放り込みます。

でも、やっぱり食べるのは苦労しますね。
皮を剥いていざ食べようとしてもほとんどが大きな種。

綺麗にむけるとそのまま丸ごと口の中に頬張ります。
種だけポイと出し食べますがガッツリはたべられませんね。

これだけビワがあるので、なんか作ろうと今考え中です。
ビワゼリーとか涼しげで良いかもしれませんね。

作ったらアップします。

ごぞんじ。

Green Curry

2006-06-08 10:02:15 | 今日の一言
これからはじまる長い夏を前にどう乗り切ろうかと考えますと、やはりウマイ食べモンは欠かせません。

昨日紹介したすっきりさっぱりの素麺も良いですけど、僕はやっぱり暑い夏には全身の毛穴から汗が噴出してきそうなエスニックな食べ物にどうしても目がいってしまいます。
わざとクーラーを止め、食べてるときに頭の毛穴や額を伝って落ちていく汗を感じるのはカラダの中のワルイものを“じょじょ~びじょ~ぶぁ~”って排出しているようでもあります。

きのう、ネットのタイ食材屋で買った商品が届き、早速グリーンカレーを作りました。



いつも使っているタイカレーペーストじゃないからちょっと戸惑いましたけど、ウマいこといきました。
今回は贅沢にもココナッツ粉を水で溶いて使うココナッツミルクではなく、缶のココナツミルクを使用。

出来上がりは・・・この上なく最高。

グリーンカレーペーストを具合を見ながら入れたんで丁度良い辛さ。
食べているウチに全身から汗がふきだし、タオル必需。
ただ辛いだけではなく、ココナッツミルクの風味とナンプラーの独特の香りが東南アジアのモンスーンを感じさせてくれます。

zuccheroのグリーンカレーはそれほどさらさらのスープ状ではなく、どちらかというと「あんかけ」の様。

でもボクはあのサラサラの一見軽そうなスープの食べたときのインパクトとご飯との絡み合いがたまらないのです。


さてさて、今年の夏はどのくらい汗をかくのでしょう?

ごぞんじ。

ツユダク、アセダク

2006-06-07 09:56:37 | 今日の一言
1本1本、同方向に並ぶ白い線。
素麺の撮影は暑さとの戦いです。

というのも、素麺は乾燥すると麺が曲がるんです。
ですので、クーラーをかけたスタジオで撮影しようものなら、麺がザンバラになってしまい、綺麗に撮れない。

暑い中、汗たらたら流している中、此の写真を撮りました。
麺の1本1本がスゥッと纏まる、チャンツィイーもびっくりのasian beauty。

あと、生産者からの素麺撮影の唯一の願い、「帯だけはちゃんとまっすぐに!!」
は、かなり気をつかいました。
「帯がガタガタになってるのが一番イヤ!」
と何度も念を押され、息を殺しながら赤い帯が一列になる様にキッチリ並べましたが費やした時間=小一時間。

暑い中、こういう緻密な作業をするのは苦痛のほかのナニモノでもありません。
集中するものだから汗が湧くように出るんです。

だから、涼しげな素麺とは裏腹に撮っているこちら側は実はアセダク。
良い写真を撮るのは楽じゃありませんね。

ごぞんじ。

机の中を整理してたら・・・

2006-06-06 09:29:20 | 今日の一言
昔の思い出を見返すのは恥ずかしくもあり楽しみでもあります。

あの時はあーだったなぁ、こーだったなぁ・・・と一人感慨に耽りながらアメリカから持って帰ってきたモノを見返していると面白いものが出てきたので紹介します。

アメリカにいたとき、雑誌のモデルを頼まれたことがありました。
Japanese Fashionの特集をするという事で声が掛かったんですが、掲載される雑誌がマタすごい雑誌。それは“THE NEW YORKER

new yorkでも1.2を争う権威的な評論雑誌。
いつもは文字ばっかりの雑誌なんですが、この号は日本のファッションを取り上げるという事で、スーパーモデルのデボン“桃の天然水”青木を筆頭にオシャレさんが集まりました。

衣装合わせはTime Squareのnew yorkerの編集部があるでっかいビル。
そこでいろんな衣裳を試着しましたが、あうのはfrapboisというピンクの柔道着のみ。
他にもyoji yamamotoとか日本のデザイナーの服を試着しましたが、入らず。
ピチTがブチブチTになりそうなので袖を通したときにすぐに「OK!you're done!」
って。

肝心の撮影はNJのhigh school。
アメリカでよくあるラグジュアリーな撮影バスで移動。
バスの中にはお菓子が沢山。どれもとり放題。食べ放題。
学校に着くとヘアースタイリング。

ピンクの柔道着を着て足には足袋。

設定はアメリカの高校の卒業式に学校でイチバンの美女を決める"prom queen"でデボン青木演じるqueenを巡る戦いが学校内で繰り広げられるという設定で、ロッカールームで戦う場面を撮影。

このショットを取るのに30分くらい戦いました。
ボクと戦っている相手はなんかABCのホンモノの格闘家だったらしく、チカラがすごい。
初めは両者“立ち”で戦っていましたが、向こうがちょっと仕掛けてきたのでこっちも応戦して遊びながらも、本気になってきました。
カメラマンもなんだか興奮してきて「もっとやれ~」だの「殴りかかれ~」だの焚きつける。
変なトランスをガンガンかけ、周りの人間もそれにノセられます。

あのショットは結構作ってる感じはありますが、戦っている二人はちょっとホンキでした。

撮影が終わった後、相手は「お前なら良いトコまでいける。うちのジムに来ないか?」とかスカウトされるも、戦いが嫌いな僕は丁重におことわりしました。

撮影後は二人、リムジンでマンハッタンまで送ってもらい、またの再会を誓ったのですが、彼とはあの後会えずじまい。

この雑誌が出た後、日本のブランドがNYでファッションショーをするという事で、呼ばれたのですが、どれもサイズが小さすぎて「ごめんなさい」でした。

そんなの分かってたら呼ばなきゃ良いのに!っておもいましたが、声を掛けてくれるだけ嬉しいですね。
「今度はかずまんさんのサイズをちゃんと測って向こうに作らせます!!!」
といわれていましたが、日本に帰ることになり、できずじまい。


昔のことを思い返すと言ってもまだ4年くらい前のこと。
うんと昔のことのように感じます。
自分の中で変わりつつある何かも、数年後にはうんと昔のことのように思えるんですかね。

ごぞんじ。

T-shirtつながりました。

2006-06-05 11:55:31 | 今日の一言
先日、NYの友達(yazzman)から贈られたプレゼントのt-shirtに秘密があることが分かりました。

それは、このt-shirtはニコイチだったってコト。
そう、僕がもらったシャツにはもう片方のシャツが存在するのです。
ではそのもう片方のシャツは誰が持っているのか・・・・

それはNYで仲良かった今は東京で活躍しているyamo。
僕とyamoとyazzmanの三人は東京、大阪、NYと今は離れて暮らしてますけど、昔は同じ大学に通ってた縁。

昨日、東京からyamoがもう片方のシャツを持参し、それをドッキングするセレモニーがありました。

それらのシャツが合わさったとき、Manhattan, Queens, BrooklynnのNYの3boroughsが出現。
緑のシャツにはbrooklynとManhattan。
白のシャツにはQueensとManhattan。

僕らが過ごした青春の場所をふたつのt-shirtのキャンバスに再現してくれました。

スナオに嬉しい。
色々抱えている問題が一瞬吹っ飛びました。
胸が熱くなったっていうか。


この裏には実はもう一つ隠された秘密があって第3のシャツって言うのが存在してstaten islandとManhattanがつながっているシャツがあり、yazzmanが今度日本に帰ってくる際にもって帰ってくるっていうウワサ!?

ごぞんじ。

利き醤油

2006-06-02 09:34:09 | 今日の一言
先々週取材に行った小豆島の醤油蔵の醤油がたべデパでアップされます。

昨日は個々の醤油を食べ比べ(飲み比べ?)してそれぞれの感想を記したりしていました。

同じ蔵から出来る醤油ですが、どれも商品により味が微妙に違います。
風味が違ってたり、塩加減が違っていたり、香りの伸びが違ったり。

6種類比べてずっと醤油をチビチビやってると最後には目を閉じてその銘柄を当てることができるようになったくらい、微妙な味の違いを認識できるようになりました。
利き酒ならぬ利き醤油。

どの醤油もハイレベルな精鋭達で市販の大手醤油に比べたら香り、味ともに非常に優れている選手達です。

ちなみにこの醤油は1本の値段は非常に高い。
普通の醤油をいつも買っている人からすると、びっくりするような値段です。
しかし、味は絶品。
超特選級。


なかでも僕は特に「穀醤(こくびしお)」に惹かれました。
此れは「再仕込み醤油」と呼ばれているもので、簡単に言うと醤油を醤油で造っているんです。
ややこしいでしょ?

普通は大豆と小麦で麹を作り、それに塩水を混ぜて長期熟成させて絞ると醤油ができます。
穀醤は麹に塩水ではなく、生醤油を混ぜて長期熟成させて絞るスーパースターな醤油なんです。

塩水ではなく、醤油で漬けるので塩分が通常よりも10%低く、そして香りと風味は原料を2倍使っているのでその分豊か。
刺身にも豆腐にも煮物にも使えるオールラウンドプレーヤー。
醤油界のイチロー。
いいすぎか。


考えてみると、醤油って調味料の中でもほぼ毎日使うものだと思うのです。
そういう毎日使う醤油をいい物に変えるだけでずいぶん料理の仕上がりが左右されます。
気分的にも「良い醤油を使っている!!」って感じるだけで料理をもっと真剣にしようと心がけるものです。
長ーく見れば少々高い醤油でも使ってみるとそれなりの結果があるので試してみるのも悪くないかもしれませんね。

ウン十万もする時計を買うのとはちがうので、ちょっとの贅沢、嬉しい結果が待っているかもしれません。

ごぞんじ。

北寄らーめん

2006-06-01 09:22:13 | 今日の一言
たべデパで紹介している北海道のししゃも屋さんが送ってきた「北寄(ほっき)らーめん」を食べました。

「北寄」と書いて「ほっき」って読むんですね。
ほっき貝の身が麺に練りこまれているのがミソ。

スープは普通の塩味のスープ。
元々ほっき貝を食べた経験があまり無いので、生のほっき貝がどういうものか思い出そうとしてもこのラーメンからは思い出せませんでした。

食べると貝の香りが少しする程度。
僕はもっとガツンとした貝の香りを期待してたんですけど、やっぱりパッケージに乗っているようなホンモノのホッキ貝が載ってるほうがいいですね。

ホッキ貝の身を付属の具としてフリーズドライにして売ったらもっと魅力的になるとおもいます。
ってかそんなことしたら売値がグンとあがるんでしょうね。

ごぞんじ。

炒り玄米

2006-05-31 09:18:00 | 今日の一言
先日、沖縄から炒り玄米を生産している方から連絡があり、サンプルを送ってもらいました。

「玄米を手軽に食べてほしいんです」
という生産者の思いで、気軽にそして低価格で炒り玄米を提供したいという事でたべデパにメールが来ました。

試食するとクセ等がまったくなく、昔で言う「ポン菓子」の味が無いバージョンみたいな印象。
今朝、サラダにクルトン感覚でかけて食べるといくらでもイケそうなほどの炒り玄米でした。
僕は此れにカレーパウダーをまぶしたり、シナモンハニー風味にしたり、所謂ポップコーンのような味付けで食べたら面白いかもと思います。

実際きのう電話をし、熱意を色々聞き、生産工程もしっかりと取材させてもらうことになりそうなんですけど、大阪から沖縄に行くのは至難の業。

沖縄なんて滅多に行けるモンじゃないので、他にも海ぶどうやシークヮーサー、パイナップルなども併せて取材できれば良いと思っています。

おそらく梅雨明けにでも沖縄へGO!
アロハで取材に行ったら怒られますかね?

ごぞんじ。

幸福粥店

2006-05-30 10:11:56 | 今日の一言
ビジネス街のど真ん中にB級グルメの典型的なお店発見!

昨日、本町の北御堂の北側にある「幸福粥店」に行ってきました。

ビジネス街のド真ん中でそれほど期待はしてなかったのですが、店構えを見て一瞬で「ココはイケル!!」と良い予感がしました。

店の中に入ってその予感が確信に変わったのはそう遅くはありませんでした。

厨房の前をサッと抜けると天井の高い店内。
店の中は爆竹やオモチャの歯ブラシやYMOのレコードなど“ちょっと狙ってるかな?”感がありましたけど、席数は少なく、あたたかいアットホームなつくりです。


安くて強そうなテーブルの上に備えられている赤い箸が食欲をそそります。


注文したのは広東風蒸し鶏、スペアリブの豆鼓蒸し、坦々麺に海鮮粥。
そしてまだまだお腹がすいてたので焼き餃子に揚げパン。



秀逸だったのはやはり海鮮粥。
真っ白な大鉢にこぼれんばかりのたっぷりの粥。
本場のチャイナタウンで食べる粥と比べて少し味が薄く日本風にアレンジされていましたが、風味や食感はそのまま。
美味かった。
って言うか懐かしかったです。

米の原型がなくなり、噛まずにダイレクトにのどの奥に流れていく。
のどの奥で感じる味も又ヨロシ。

坦々麺も本場仕込の辛さ。
香辛料がかなりauthenticなもの。
セロリもがっちり入っており止まらないおいしさでした。

酒を飲んでお腹一杯食べて一人2000円也。

なぜかNYの人人食堂が恋しくなりました。
三宝飯や揚州炒飯に通じるおいしさ。
こういった雑然としたお店に行きたくなるのは僕の食の原点なのかな?とおもいます。
こんな店にホンマモンのおいしいものがあったりするんですよね。

早朝7時からの朝粥もアリ。
幸福粥店、通いたくなるお店です。


幸福粥店
06-6222-1885
大阪市中央区備後町4-2-5
(御堂筋線本町2番出口より2分)
時間:7:00am-10:00am,11:00am-2:00pm,5:00pm-10:00pm

出張料理人かずまん

2006-05-29 09:17:53 | 今日の一言
仲の良い友達の甥っ子が誕生日という事で昨日、出張料理してきました。

鞄に詰めたるはぺティーナイフ、長年使っているフライパン。
そして秘蔵のかずまん特製トマトソース。

お昼はオムライス。
おやつにクレープ。

そして夜は甥っ子のお父さんを交えてのディナー。
ハンバーグを造りました。

いろんなところで料理をするのって楽しいですね。
家ではガスコンロなんですが、その家はオール電化でIHコンロ。

火加減が難しく、初めは手間取りましたが途中からなれてきました。
色々なところで料理をするのは今後の経験になります。

特製トマトソースを持っていったので、ハンバーグのソースに使えるし、オムライスのトッピングにも使える。
万能選手。

冷凍保存も利くので食べたいときに食べたいだけ解凍して使います。

でも料理をしながら喋るのってナカナカ慣れていないというか料理番組で出ている料理人ってすごいと思う。
アシスタントの質問に答えながら、色々面白いことを言ったりして喋りながら料理を作っていくのは一種の才能であると思います。
グッチさんとかその辺では尊敬できます。
food channelでは、
Emeril "Bang!" Lagasseもその辺ではエンターティナー。
Ina Gartenはちょっとセレブすぎるけどあんな家庭菜園あったら最高です。
そして僕がチョコレートを始めるきっかけになったjacques torresは僕の永遠の師匠。

あと、UKのイケメン料理人Jamie Oliverは僕が目指している料理人の一人。
知っている人は知ってますが、概略だけ説明します。
Jamie Oliverの自宅キッチンで友達を招いてパーティをします。
近くのマーケットで買出しをし、一から造り始め、友達が来るまでにフードを完成させます。
「コレを煮込んだものがこちらです・・・」的な省略部分がなく、全て一人でつくりあげる。無機質な小さなボウルに使う調味料の量だけ入っている3分間クッキングのようなモノではなく、普通に家庭にあるようなシュガーコンテナーから出したり、バターも箱から出してちょっとずつ使う。

そして友達が来ると「もうちょっと待ってて、スペシャルディナーが完成するから!」みたいなことを言って食前酒をススメ、ソファーでしばしまったりと。

こういうのが理想ですけど、そう簡単にはいかないものです。
昨日も、色々質問されるけどココロナイ返事しかできずにちょっとシツレーなことをしてしまいました。ゴメンナサイ。

作るのに必死だったの。
周りが見えてないというか自分で全部する!みたいな。

「ざんぐり」いってないな。

もうちょっとココロに余裕が出来るまで時間がかかりそうです。

でも我ながら美味しかったので許してね。
そしてK君3歳のお誕生日おめでとう。

ごぞんじ。

小豆島そうめん

2006-05-26 15:26:00 | 今日の一言
しんどかった。

あんな朝?夜中に起きて仕事に行くなんて初めて。
でも夜中に起きて行った甲斐がありました。

午前3時から作業が始まり、天日干しがはじまったのは正午前。

昨日の小豆島は天気が最高。
天日干しには持って来いの五月晴れの一日でした。

あたり一面には小麦粉の香りが立ち込め、その香りにつられて天道虫もサンバを踊る。

こういうのはあまりサイトでは出しにくいのでここで紹介します。天道虫はシャッターを切った瞬間どっかに飛んでいきました。

  

こういう作業風景ってあんまり見ることが出来ないのでカメラを片手にずっと撮り続けていたら、300枚近く撮ってました。

ここでは天日干しの風景だけですが、肝心の伸ばす工程などの写真は後日サイトで紹介するときのお楽しみ。

いろんな裏話を聞き、素麺はちゃんとしたところで買わないといけないという事を知り、今回は自分用に素麺を3キロ頂きました。

素麺は素麺でもピンキリですからね。小豆島の中でもピンキリがあります。
たべデパで取り扱う素麺はノド越し最高の極寒製の素麺です。
価格もやさしい価格になっております。

今年の夏はの小豆島の素麺で決まりでしょ!



ごぞんじ。

ある老夫婦とのであい

2006-05-26 10:23:40 | 今日の一言
おととい、小豆島に夕方到着し、バスを待っていると、一組の老夫婦がやってきました。

歳は二人とも80歳くらい。
どこかに買い物に出かけたらしく、スーパーの袋を両手に持っていました。
おばあさんは何かの実のようなものをずっと頬張り続けており、おじいさんは蚊に刺された腕をずっと手のひらでたたいていました。

ふと、おじいさんは顔を上げ、僕に
「どこまでいくの?」
ときいてきました。

「南風台です。」
というと、

「どこからきた?」「なにやってる?」「旅行か?」「結婚してるのか?」
など質問を畳み掛けてきました。

「素麺屋の取材に着たんですよ~」
というと、
「どこのテレビ局?」
と聞かれ、

「テレビじゃないんですよ~。インターネットでおいしい物を売ってるんですよ~」
というと、

「ホリエモン見たいなモンかいな!!」
と一蹴。

バスに乗っても「給料はいくら貰ってる?」とか「大阪にやすい宿は無いのか?」
など色々きいてきて

「コンピューター会社やったら月給100万円くらい貰ってるんやろ?ええなぁぁ」
とか言われる始末。

「100万なんて貰ってたらバスになんか乗らずにタクシーで行きますよ。」
そういうとバスの中は大爆笑。

この一言でバスの中はもう島の住民の集会所と化す。
「蜜柑あげよか」とか「ドコソコの眺めは良い」とか「素麺やったら自分のところでも作ってんで!」とか、挙句の果てには「ウチの娘を貰ってくれ!」とか。


こういう島の人との出会いっていいですね。
都会では絶対にない空気。
みんな屈託の無い笑顔で接してくれ、癒される思いでした。

今後自分の人生の中であの老夫婦達ともう一度出会う機会は無いとは思いますが、小豆島の良い思い出として自分の中でずっと残っていくことでしょう。

ある老夫婦とのであいでした。

ごぞんじ。