「三宅しのぶ」考察余談

しのぶを中心に、『うる星やつら』に関連する話題を随時書いていましたが、現在新規投稿休止中です。

アニメ第2・3回(第3~6話)の感想

2018-06-23 16:12:00 | うる星やつらのアニメ(旧作)について
 半年以上前のことですが、昨年10月、アニメ第1回の感想を、しのぶに注目気味の内容で書きました(こちらです)。
 その時は、第1回だけで終わってしまいましたが、視聴自体はそれ以降も続けていました。突然ですが、夏コミに落選したのを機に、これから第2回以降も、少しずつ第1回と同じような感じの感想を書いていきたいと思います。
 ただ、たいしたものではありませんので、あまり期待なさらないでください。また、書きたいことが多い時は文章が長くなりますが、書きたいことがあまりない時はごく簡単に済ますことになるかと思います。

<2回目感想>
・第3話「宇宙ゆうびんテンちゃん到着!」
・第4話「つばめさんとペンギンさん」

 今回放送分の原作は、1話あたりのページ数が短くなってからのものですので、第1回よりは余裕がある感じでした。その点は良かったです。
 原作とは順番が大きく異なり、いきなり2回目でテンちゃんが登場します。人気のテンちゃんを早く登場させること自体は仕方がないことだと思いますが、原作と順番が違うところはやはり気になってしまいます。特にしのぶに注目する私としては、なおさらです。
 今回の話で言いますと、しのぶとテンちゃんが仲良くなりますが、これは原作ではおかしいことではありません。しかし、アニメの順番ではそのタイミングが気になってしまうわけです。テンちゃんはラムの関係者ですから、それと仲良くなるのは、この時点では少し疑問に感じてしまうのです。
 タイミングが気になるのは、あたるの対応もそうです。どうやらラムの同居をこの時点ですでに受け入れているようです。原作では、同居を認めた話の次に家出のエピソード(原作第4話「あなたにあげる」)があり、その後にはラムの妨害をかいくぐって、あたるとしのぶが会おうとする話(原作第5話「絶体絶命」)があります。それなのにアニメでは違っているわけです。
 そして、ラムも諸星家に早くも溶け込んでいるようです。なんと家事を手伝うことさえしていて、原作より改変されてラムがいい人になっています。それでも無茶苦茶なところがあるのは変わらず、むしろ悪化さえしています。家が燃えてしまっても、気にしてないどころか何だか喜んでいるようです。そのため、アンバランスに感じてしまいます。
 なお、ラムに限らず、アニメでは原作よりも事態がエスカレートすることが多いようで、アニメの特徴のひとつだと思います。後半の第4話の方でも、ツバメの巨大化が極端になっていますし、逃げ出したペンギンがたくさん出てきたりして、話が大げさになっています。その点はアニメ向きなのかと思いますが、少しやり過ぎに思いました。

<第3回>
・第5話「変身美男レイが来た!」
・第6話「くたばれイロ男!」

 今回はなかなか良い感じでした。テンポの良さがいい具合になっています。特に、あたるたちが集団で走っているシーンはアニメならではです。ただ、原作のセリフが一部削られているところは、ちょっとどうかと思う時があります。これは、やはり時間の関係が大きく、できるだけ問題にならないように工夫されているとは感じますが…。
 なお、この回に限らず、この頃のラムのしゃべり方は後の時期とだいぶん違いますね。もっとも、これはこれで案外良い気もいたします。
 前半(第5話)は、レイ登場の話ですので、ようやくラムと対決するしのぶが見られます。しかし、この順番では唐突感が出て印象が悪いですね。また、この話のしのぶは見た目があまりかわいらしくなくて残念です。
 それでも、ラムに対して「とにかくあたる君から離れて!」と叫ぶところは良かったです。さらに、「うちのお腹にはダーリンの子どもがいるっちゃ」というラムのうそを聞いて、あたるに対して激しく怒るところも魅力的でした。このシーン自体は原作からありましたが、原作では1コマだけでした。アニメでは激しくあたるを攻撃する様がいくつか見られ、それらが大変面白かったです。
 後半(第6話)ですが、あたるの「ラムにつきまとわれるのは嫌だが、他の男に取られるのはもっと嫌だ」というアニメオリジナルのセリフが飛び出します。このセリフ自体は、あたるの心理を良く表しているように思いますので、問題はなく、私はむしろ好きです。しかし、この段階で出てくることには違和感を覚えました。
 やはり、ラムを受け入れるのが早過ぎるように思います。受け入れるどころか、すでにラムを好きになってしまっているようですね。アニメでの大きな変更点でしょう。
 次に、しのぶが友人との会話で、あたるに対する疑惑を口にする展開は原作通りではあります。しかし、おユキどころかサクラさんも出てきていないこの段階では、やはり違和感を覚えてしまいます。もっとも、それゆえの先ほどのあたるのセリフだったのかもしれないですし、アニメでのあたるに対しては当然の反応だとも言えそうです。
 やはり、話の順番が問題に感じる一番の原因なのでしょう。ただ、単独で見るのならばそれほど悪くは感じませんので、アニメは連続で考えるのではなく、単独の話で見るべきなのかもしれません。何しろ現代とは視聴環境が違いますので、毎週必ず見るという前提では作ってなさそうです。しかし、じっくり見る場合は、つい連続での話のつながりを考えてしまうようです。
 なお、後半(第6話)でのしのぶの外見はかわいらしいです。後半(第6話)の作画監督が遠藤麻未さんのようで、私は原画まではよくわかりませんが、やはり作画監督が遠藤麻未さんの時が良いようです。

夏コミ(C94)落選してしまいました。

2018-06-09 10:05:00 | 同人誌関連
 サークル申し込みをしていた今夏開催予定の「コミックマーケット94」ですが、残念ながら抽選漏れ落選)となってしまいました。『うる星やつら』の新刊(アニメ編の予定)も計画していたのですが、延期させていただきます。申し訳ございません。
 年末の冬コミ(「コミックマーケット95」)にも申し込むつもりですので、その際はどうぞよろしくお願いします