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無実なのに冤罪を認めてしまう率が55%

2012年11月23日 12時06分25秒 | アンケート

PC遠隔操作事件でまたもや冤罪を創りだしてしまった警察と検察。

恐らく、創作された調書にサインをしてしまったのでしょう。

警察での取調べ中は留置所、検察での取調べ中は拘置所で過ごすことになります。

この留置所、拘置所に入る時点で、裸になり隠し持っているものがないかを調べられます。

この時点で精神的ショックを受けることでしょう。

その後の取り調べも、精神的ストレスが相当なものであることは、想像に難くありません。


米国、南イリノイ大学とフロリダ工科大学で82人の学生を大正にテストが行われました。

41人には、ルールを守るように、残り41人にはルールを破るように伝えて調査を実施しました。

ルールを破った場合、選択肢として、軽い罰を受け入れて重い罰を逃れるか、重い罰を受け入れるかを選択肢としてあげました。(ルールを守っていても全体責任を取らせるという前提をつけた)

その結果、ルールを破ったグループの90%、ルールを守ったグループの55%が

軽い罪を選択しました。

この結果からもお分かりになるように、特定の良い条件を持ちかけられれば、実際に罪を犯していなくても、半数以上の人が罪を認めてしまうという事が判明したわけです。


PC遠隔操作事件でも、大学生が罪をすでに認めてしまい、保護観察下に置かれていたとか。

しかも、迷惑をかけないために、大学も退学してしまっています。

人生が大きく変わってしまったんですね。

これに対して、PC遠隔操作が判明した後、警察はお詫びに行くとのこと。

大学復学はできるのでしょうか?失った友達は戻ってくるのか?

人生を大きく変えてします冤罪。これをどう国家が扱うのか注目すべき事件だと思います。

米国研究の報道
http://www.escobarlaw.com/blog/2012/09/study-shows-strong-compulsion-of-innocent-to-plead-guilty.shtml
http://online.wsj.com/article/SB10000872396390443589304577637631959766816.html