かいちんの憂鬱

パソコン教室卒業その後

病気の話 ~1 病気は突然に

2007-06-27 13:37:43 | Weblog
あれは6月5日火曜日 いつもどおりの朝 いつもどおりの時間
いつもどおり目覚ましの音で起き上がる・・・はずが起き上がれない
「あっ・・・まただ。天井がぐるぐる回ってる」
そう。こんなめまいは初めてのことではない。今までもときどき回転性のひどいめまいに襲われることがあったでも、そうさ少し目をつぶって頭をかかえておとなしくしていればめまいは治まるはず・・・そう収まるはず・・・なんだけど
ぐわんぐわんぐわんぐわ~ん
やばい。いつもと違う。私にはすぐにわかった。いつものめまいとはあきらかに違う。じっとしていても収まるどころかどんどんひどくなる。そして恐ろしいほどの吐き気これは・・・何かが起こっている。地の底に引きずりこまれるような恐ろしいめまいと気持ち悪さ。
「やばい・・・マジでやばい・・・目が回って気持ち悪い」
必死の呼びかけに、ようやくダンナが目を覚ます。最初は「またか」って感じだったけど、だんだん事の重大さに気づく。
「とりあえずトイレまで連れてって・・・」
私はダンナに引きずられてトイレで嘔吐。そしてそのままトイレに倒れこんだ。
それからダンナと母親が相談し、私はパジャマのまま毛布に包まれて車の後部座席に押し込まれた。ついたのは市立病院。

「やっぱり救急車で来ればよかったな。いつまで待たせるんだよ」というダンナの声が聞こえていた。私は車からそのままストレッチャーに乗せられ・・・そのまま外来で長いこと長いこと待たされるはめになった。少しでも動くと地の底に引きずりこまれそうになる恐ろしいめまいと吐き気に襲われながら・・・

随分長いこと待たされて、やっと診察。そこは耳鼻科だった。診察の後めまいと吐き気を止める点滴。点滴の効果はまったく現れず、私の眼振(眼の動き)は異常な動きを繰り返し・・・・入院することになったのです。
私は来たときのストレッチャーに乗ったまま、診察室→処置室→診察室→採血室→レントゲン→心電図と病院の中をぐるぐるぐるぐる引き回され、病室のベットにやっと横になれたのはもう午後2時を回ってのことでした

新井素子

2007-06-20 15:17:18 | Weblog
もう2週間も仕事を休んでいる。
よくしたもので病気の重い時には、テレビも雑誌もな~んにも見れなくて寝てばかりでも1日がこんなに長くは感じられなかった。お風呂に入らなくてもシャンプーしてなくてもさして気持ち悪くもなかった。
やっと起きて何をしようかなんて考える余裕が出てきたと言うことは、それだけ病気が良くなったということだろう。ごそごそ起きだしてはみたものの・・・な~にしようかな
ってことで、まだあまり歩けない私は本棚に目いっぱい手を伸ばして届いたところにあった本を手に取った。
「扉を開けて」  新井 素子

それは色あせた単行本。なつかしのコバルトシリーズ
もうかれこれ20年以上昔ものすご~っくはまった作家の一人だ。中学・高校と私の青春時代に胸を躍らせ目を輝かせて読んだ新井 素子ずっとしまいっぱなしだったけど、あの当時の「新井素子」作品はほとんどそろっている。

茶色に色褪せたこの本をめくると一気に10代の頃の自分に戻れる懐かしい本。
今は40代に突入したおばちゃんだけど、あっという間に本の世界に引きずり込まれて一気に読んでしまった。
今読むと、ちょっと気恥ずかしいけど、・・・

それにしてもあの頃、あんなに新井素子にはまらずに、もうちょっと純文学作品を読んでおけば、今の文章力ももう少し違っていただろうなぁなどと思いつつ、新井素子独特の「あたし」「おたく」の世界に少なからず影響を受けていると思った。

まだ職場復帰までもう少し時間がかかりそうだし、また本棚に向かって手を伸ばす今度は何の本がとれるだろうか

退院

2007-06-12 11:11:06 | Weblog
おかげさまで昨日退院してきました。前日の夜まで点滴して一歩も歩けない状態での退院に家族の方が困ってます。でも一週間ぶりに家に帰ったら、かいちんが狂ったように大喜びでそれだけでも退院できて良かったかなと…