かいちんの憂鬱

パソコン教室卒業その後

新井素子

2007-06-20 15:17:18 | Weblog
もう2週間も仕事を休んでいる。
よくしたもので病気の重い時には、テレビも雑誌もな~んにも見れなくて寝てばかりでも1日がこんなに長くは感じられなかった。お風呂に入らなくてもシャンプーしてなくてもさして気持ち悪くもなかった。
やっと起きて何をしようかなんて考える余裕が出てきたと言うことは、それだけ病気が良くなったということだろう。ごそごそ起きだしてはみたものの・・・な~にしようかな
ってことで、まだあまり歩けない私は本棚に目いっぱい手を伸ばして届いたところにあった本を手に取った。
「扉を開けて」  新井 素子

それは色あせた単行本。なつかしのコバルトシリーズ
もうかれこれ20年以上昔ものすご~っくはまった作家の一人だ。中学・高校と私の青春時代に胸を躍らせ目を輝かせて読んだ新井 素子ずっとしまいっぱなしだったけど、あの当時の「新井素子」作品はほとんどそろっている。

茶色に色褪せたこの本をめくると一気に10代の頃の自分に戻れる懐かしい本。
今は40代に突入したおばちゃんだけど、あっという間に本の世界に引きずり込まれて一気に読んでしまった。
今読むと、ちょっと気恥ずかしいけど、・・・

それにしてもあの頃、あんなに新井素子にはまらずに、もうちょっと純文学作品を読んでおけば、今の文章力ももう少し違っていただろうなぁなどと思いつつ、新井素子独特の「あたし」「おたく」の世界に少なからず影響を受けていると思った。

まだ職場復帰までもう少し時間がかかりそうだし、また本棚に向かって手を伸ばす今度は何の本がとれるだろうか