元 黒龍江大学日本語教師   

元黒龍江大学日本語教師としての思い出などを写真を交え、日記風に綴っていくもの。(No.812からは、故郷新潟から発信中)

No.267  「宮城県大連事務所」のお話。

2011年01月29日 | 日記
「宮城県大連事務所」のお話。黒龍江大学の冬休みを利用し、「宮城県大連事務所」を訪問してきた。大連空港へ到着すると、先ず、雪が全くないのに驚いた。空気もハルビンと比べると、海に面していることもあり、かなり澄んでいる。しかし、気温は氷点下5度で、水溜りには厚い氷が張っており、風もあって相当の寒さを感じる。しかし、氷点下15度のハルビンの寒さにはかなわない。

山内所長さんと李所長助理さんから、黒龍江大学日本語学科の学生に望むこととして、次のような貴重なご意見をいただいた。それは、「語学は黙っていても上達するものではない。日本語検定1級に合格し、日本語をそれなりに話せることは重要ではあるが、それだけでは“即就職”とはならない。」

そして「大学生活を通して“積極性”や“協調性”を身につけないと、大連市でもそう簡単に就職はできない。しっかりと“コミュニケーション能力”をつけることが大切だ。」大連市へ進出した数多くの日本企業などを訪問されて得られた貴重なご意見だ。このことは、大学生に限らず、我々社会人にも同じことが言えると思う。今後、山内所長さんと李さんからいただいたこれらの言葉を私自身の心に刻み、授業に臨んでいきたい。

宮城県大連事務所と岩手県大連経済事務所は同じ部屋に入っており、仕切りもなく、効率的に両県の情報交換や施設、設備をうまく活用しておられる。共用の応接室には岩手県知事の「希望」と書かれた「額」が飾られていた。


(左から)李所長助理さん、山内所長さん、山形県の粕谷さん、筆者


応接室に掲示されていた「希望」の「額」


事務所の看板


雪のない大連市内(飛行機から)


雪のない大連市内(飛行機から)


高層ビルの林立する大連市内(星海公園)と筆者




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