環境がもたらす創造のエキスが

時代の覇者となった発明をもたらした住まいとは

ポルトガルにて

2013-08-26 13:24:40 | 個人メディア
ポルトガルにて
同盟国同士の紛争 英国の租税回避地保護対スペインの自由貿易開放策という外交上における対立を領土主張にからませて。
ジブラルタル波高し。
その再接近国、ポルトガルをみる。

東シナ海同様に気ぜわしい地中海のトゲ。
大西洋及び地中海に出入する航海船は欧州とアフリカ大陸に挟まれらこの海峡を往来する。
軍港として軍事的意味合いが薄れていたが英国とスペインの領土紛争が軍事的戦略の日常性を必要とさせることへ感化させてくれた。
あやしげな貨物船の検査を行いたいと思う事件がパナマ運河で発生した。
海峡は二国間以上にまたがる制海領域は外交事件が利権を求めて発生しやすい。
海の向こう側は見えない分、どんなことがおきるのか見当が付かない。
航海船にとって陸地、島は船員に安住をもたらす。船の移動先にこうした寄港地があることが安心な航海をもたらすと言うことに一番重要な意味としてある。船の移動には燃料、水、食糧と船員の休養が不可欠だ。
伝統的に海洋権益の拡大を求めてきた似たもの同士の因縁の対立を今に見る。
英国は租税回避地を多く領有している。
欧州金融不安がもたらされて欧州中央銀行に欧州各国の銀行緊急支援金として日本、ドイツをはじめ各国から拠出金がだされた。
公明正大な金融環境を求めていることから租税回避地の存在がクローズアップされ、公正な納税負担が国際協議の重要なテーマとなっている。
ロンドン、チューリッヒの思惑だけで資金の流通は行かなくなってきている。
英国がだだをこねて租税回避地の利権を継続されればボンド下落の舞台が作られる。
ポルトガルの北海原油依存脱却がそのシナリオのオープニングだ。
高い原油から再生可能なエネルギーとして太陽光発電や風力発電の拡大投資を続けるポルトガル。
自国のエネルギー源確保の目覚めだ。

ポルトガルは一番東の国、黄金の国、ジャパングを求めて、新大陸を開拓した。ポ日二国間は遠くて近い国。
ならば今一度、接近を試みてみよう。

人口1064万人 失業率15・5% 経済成長率3%
EU中央銀行から銀行支援として780億ユーロが融資される。
その見返りとして財政再建が実行されている。
8月23日郵便局CTTやポルトガル航空の売却を決める。
すでに電力会社は中国に25%、オマーン15%と2012年2月に売却した。
2008年より水力と風力にエネルギー供給を得る方針を固めた。
電力会社の76%が設備投資に注がれて風力発電は37%の発電量を確保する計画。
水資源が少ないので風力と太陽光に再生可能なエネルギーをめざす。
ユーカリを使ってバイオマス発電の計画も進めている。
経常収支は1億9千万ドルの赤字。今年はGDPの3・6%の黒字を見込んでいる。
ポルトガルの短期国債一年物金利8月20日、1・619% 10年物6・60%
経常収支赤字の原因は北海原油への支払い。
ポルトガル経済の再生は原油の輸入依存度を低くすることだ。

ポルトガルの同盟国はブラジル、セラードの農業革命で大豆生産は米国と並んで世界一に。
ブラジルの緑の革命は日系人の血と汗と日本政府の経済支援によってもたらされた。
風が常に吹くポルトガルの海岸線、しかし風力発電は振動に弱く発電部品は1万種類 耐久性が課題の風力発電。
太陽光発電のパネル製造には二酸化炭素を多く放出する。そこにはまだ課題が。傾斜12度の固定式か可動式かやパネル部の高温による効率性の低下と耐久性。
しかし、自由民主党が原発輸出奨励であり、他の党は風力、太陽光輸出で政策の違いを見つけだせる。
ブラジルの農業革命をもたらした日本をポルトガルに売り込む絶好のチャンス、ポルトガルの農地有効利用革命を導き出す可能性をもたらす国として。

たしかに、オリンピックは国民に良い影響をもたらすだろう。
しかし、誘致の駆け引きでさまざまな負担をしられてはいまいか。
二国間の和平が実現する幸福度のほうが今求められてはいまいか。
露日、韓日、中日、台日と。
サッカーのワールドカップの招致やオリンピック開催には一時的なカンフル剤として効果をもたらす。
アベノミクスも一時的な臨戦修復になる。似たような政策決定に映る。
一過性の一喜一憂する政策が今必要な時代でしょうか。
周辺4カ国経済同調政策が行われることをオリンピック開催より重視されて開催される日をまっています。
ポルトガル新大使に 東博史氏60歳が着任した。 前モーリタニア大使