気まま散歩道

散歩の途中で出会った可愛い野草や昆虫、野鳥などをカメラでパチリ。

ゴイサギ騒動

2017-08-23 21:30:08 | 野鳥
八月十日のこと。

朝、目覚めた時、二階のベランダへの戸口が微妙に開いているのを発見。
どうやら猫のミーが脱走してしまったようです。

野良猫出身のミーは狩りが大好き、
犠牲になった野ネズミは数知れず、
メジロ、ウグイス、ヒヨドリまで咥えて帰って来たこともある野生の強い猫。

我が家の庭の地面の下には、可哀そうな小鳥や大勢の野ネズミたちが眠っています。

これに懲りて、家ではミーを決して外に出さないよう、とても気を付けていたのですが、
うっかりドアロックを忘れてしまったようです。

あわてて、ミーを捜すために表に出た私は
すぐに庭の薄暗い片隅で、じっと佇んでいるゴイサギを発見、



なんで、ここにゴイサギ?


私が近付いても、しっかり目を開けたまま、微動だにしないゴイサギ。
まるで今は動かないことが、身を守る為の唯一の方法であるかのように。
飛べなくなったゴイサギがここにいます。


ネットで調べてみました。
大阪府のページに「傷ついた野生鳥獣を見かけたら」という項目がありました。

そこには赤字で「許可なく野生鳥獣を捕まえたり飼ったりすることは、法律で禁止されています」とあり、
傷ついた野生鳥獣を見つけた場合、「原則そのままそっとしておいてください」と、これも赤字で書かれています。

え~! 家の庭で動けずじっとしているゴイサギ、このままでいいの??


大阪府のページには、交通事故など「明らかに人間活動の影響で傷ついた場合」についての記載もありました。
状況により最寄りの「野生鳥獣救護ドクター」へ搬入して下さいと書かれています。


この傷ついたゴイサギと家猫ミーが無関係な筈がない!!
それならば、ミーが外に出てゴイサギと出会ったのは、ドアロックをかけ忘れた私のせい、
「明らかに人間活動の影響で傷ついた場合」に相当するのでは?

早速、記載されている鳥獣行政担当部署、「農と緑の総合事務所みどり環境課」に電話、
野生鳥獣救護ドクターのいる動物病院を紹介してもらうことができました。

「嘴と足の蹴りには、くれぐれも注意してください」とのアドバイスを受け
目を守るための眼鏡、分厚い手袋、帽子をしっかり被り、
なんとか段ボール箱にゴイサギを確保、すぐに救護ドクターのいる病院に運びました。

後は救護ドクターと大阪府にすべておまかせ。
無事に回復して飛び立つことを祈るばかりです。


やんちゃ猫のミー(2012年)



ゴイサギつながりの写真です。
2012年、近くの公園の松林でゴイサギ、コサギの集団が子育てをしていました。








ゴイサギの兄弟かな





これも同じ頃、偶然に見たキジ




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