今年は4月に入ってもギフチョウの情報が少なく
いつも参考にする山頂の公式サイトにも、
ギフチョウはおろかカタクリの文字も出てなかった。
とりあえず、晴天で気温が高くなるという天気予報を信じて
4月8日に出かけることにした。
心配なので前日のお昼過ぎ、登山口に電話をしてみた。
「もうギフチョウは発生してますか?」
「今の所、まだ見た人はいません」
「えぇ~っ! そうですか・・・」
でも、その夜と出発日の朝、2件のメールが届いた。
いずれも7日、山頂でギフチョウを見たという朗報!
8日の朝、ロープウエイを降りて歩くと
道端に咲くスミレ(の仲間)が例年よりも圧倒的に少なく感じた。
シハイスミレもタチツボスミレもほとんど見かけない。
カタクリが咲いてなくても、スミレギフチョウをと期待していたのに・・
しばらく歩いて、やっと2輪のカタクリの花を見つけた。

ここにギフチョウが来るかなと待ったが、全くその気配なし
あきらめて暫く歩いていると、突然足元にギフチョウがとまった。
落葉に隠れるように咲く小さな花も見逃さない。

それからは、山頂付近を行ったり来たりしていると、何頭か撮れた。



疲れて休憩するために入った小広場では地面に翅を広げてじっとしていた。

この日、見たカタクリは4輪だけ
斜面5、6メートル位上方のカタクリにやっととまるも
草木が邪魔してほとんど撮れなかった。

帰り際のロープウエイ駅近く、フキの花に吸蜜に訪れていた。



カタクリに訪花は定番ですが、フキに訪花もgoodですね。
今朝は遅霜で行く春を楽しんでください。
今年は花もギフチョウもまだ本当に少なく、ずいぶんと歩きまわりました。
だからフキの花でゆったりと吸蜜しているギフチョウを見て、疲れが吹っ飛びました。
明日からまた気温が少し下がりそうですね。
春の昆虫や植物も戸惑っていることでしょうね。