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思い出の香り

ポケットの中から出てきた思いではビスケットの香りがした


※小さい頃、ポケットはカバンの役割も果たしていた。
田舎の小学生は、ポケットをパンパンにふくらませて走り回っていたのだ。
おやつもビー玉もお金も一緒くたに放り込んで……。
食べ忘れていたビスケットのカケラを見つけたときは、
ひと山当てた山師のような微笑みを浮かべてそのカケラを口に放り込んだ。
キタナイとか衛生上うんぬんなんてまったく気にしていなかった。
いま、絶対できないことを平気でしていた時代、
時々、懐かしくなるときがある。
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