ウラとオモテの日記

私が見た裏と表の話を紹介する。今話題のニュースよりもあまり取り上げることの少ないニュースに注目します。

ライバルがいて

2009年05月10日 19時44分21秒 | ニュースあれこれ
 先月NHKで少年サンデーとマガジンのライバル物語をドラマでやっていましたが、ライバルがいることは一番です。お互いのことがよくわかり、より刺激があるからです。桶狭間の戦いでは義元討ち死にの場所をめぐって「ライバル」にある愛知県豊明市と名古屋市緑区が、協力して盛り上げることになったと朝日新聞が伝えました。記事によると、豊明市栄町には1937年に文部大臣(当時)から史跡指定された「桶狭間古戦場伝説地」があり、1771年に建てられた「七石表」と呼ばれる石碑があり、そのうちの一つが「今川上総介義元戦死所」です。一方、南西に約1キロ離れた名古屋市緑区有松町の桶狭間地区でも、「田楽坪」と呼ばれる深田を討ち死にの場所として伝えてきた。田楽坪は現在「桶狭間古戦場公園」になっているそうです。どちらでもそれにまつわるお祭りがおこなわれており、双方の祭りに参加し、今回共同マップを作ることになったそうです。どちらかはっきりするよりはどちらでもいいのが歴史だと思います。
http://www.asahi.com/travel/news/NGY200905080001.html

 ロシアといえば寒いとしかイメージがわきませんが、旧ソ連と比べるとそれでも面積が大きいことに不思議だなと思います。産経新聞にはモスクワの支局長が「『陸続きの隣人』の忠告」としてバルト三国がソ連に併合されたことが書いています。ある人はあの日、おめかしして地元の祭りに参加し、帰宅すると、ラジオに懸命に耳を傾けている家族の姿が、目に飛び込んできたそうです。「ソ連軍が国境に向かっています。冷静に対応してください」と放送が流れ、翌朝には「カーテンのすき間から窓の外をのぞいたら、ソ連兵が家の前にいた。戦車の列が遠くまで点々と続き、兵士の姿はその後もどんどん増えていった」と証言しています。記事ではドイツとソ連が39年8月に締結した不可侵条約の付属秘密議定書で、エストニアとラトビアはソ連の勢力圏に入ることが決まったそうで、ソ連は40年6月、両国とリトアニアに本格的に進駐、バルト三国の独立は約20年で終わり、半世紀に及ぶソ連支配が始まったとあります。その後この人も母親や兄姉とともにシベリア送りとなり、父親は銃殺されたそうです。ソ連が消えてもロシアに対する不安は消えず、「ロシアの隣国で生きていくのはとても疲れることだ」というエストリアの外務省職員の証言もあるほどです。ラトビアのシンクタンク所長だった人も、「周辺諸国に『畏怖(いふ)』を抱かせること自体がロシアの外交政策の基盤だ。近隣国が敬意を払わないと気がすまない。超大国という過去にこだわるロシアのコンプレックスだ」と分析するそうです。譲歩を迫るロシアの外交の例として、今年1月下旬に、ソ連崩壊直後の92年から日本側が実施してきた、北方四島に対する人道支援事業が中止となり、問題は5月に入って解決する見通しとなったものの、カードを提出すれば、四島がロシア領であると認めることになるわけで、日本側が絶対にのめない条件をロシアが突き付けてきた象徴的なケースだったと記事にはあります。本当にこれでいいのかと言いたいところですが、ロシアが大きいことには変わりません。他国の人も負けないで頑張ってください。
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/m20090510005.html

 日立といえば先月の冷蔵庫の問題がありましたが、偽装したのは仕方ありませんが、これではスーパーひとしくんの顔が浮かばれません。その日立のOBが「理科室のおじさん」として茨城県日立市内の小学校に駐在したり、小中学校の実験や観察などの授業を支援したりする新たな取り組みが、今月から始まると読売新聞が伝えました。日立製作所が創業100周年を記念して「日立理科クラブ」を創立し、「小中学校の理数教育に貢献したい」と申し出て、「子どもたちの科学する力を育む教育」の充実を図っている市と協定を結んだそうです。理科室のおじさんは技術職のエキスパートをそろえています。土、日曜日には、竹とんぼや電磁誘導車などを作る「モノづくり工房」や「水ロケットをつくろう」なども定期的に開催するそうです。ぜひスーパーひとしくんのような先生を目指してください。でもその前に教え方を本物の先生に弟子入りした方が早いかも。
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/science/20090509-567-OYT1T00001.html

 最後はぜいたくだなと思う話。イギリスのブラウン政権の閣僚たちが議員の「特別手当」を使って、常識を越える物品購入などの支出をしていたあきれた実態が次々と明らかになっているとサンケイエクスプレスが伝えました。記事ではイギリスの新聞の報道として政治活動のために議員が邸宅を離れる際の費用や、別邸にかかる費用について、年2万4000ポンド(約360万円)を支給してもらえる制度があり、これを利用して特権をフル活用し、世界的に有名な小説家、ケン・フォレット氏の妻であるバーバラ・フォレット観光相の場合、多額の警備費用に加えて、高級な中国絨毯の修繕費(約530ポンド・約8万円)まで請求していたそうです。また、移民相は男性であるにもかかわらず、女性用の衣服や生理用品を購入したとされ、有権者の失笑を買っていて、2カ月前には、女性の内相が、夫が鑑賞したポルノ番組代を特別手当で払ったことが発覚し、大騒ぎとなったと伝えています。不況だというのにこれでは全然駄目ですね。政治資金については日本でも大きな問題ですが、近代日本の模範の国でも同じでは、まひしすぎです。
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/europe/251825

最新の画像もっと見る

post a comment