家族

　家族の薄さは年々拡大しています。読売新聞の年間連続調査「日本人」によると、家族の絆やまとまりは強くなってきていると思う人はどちらかといえばを含めて9％に過ぎず、弱くなってきているとの答えは84％に達したそうです。1985年11月調査では家族の結び付きやまとまりが強くなってきている傾向があると思う人は47％で、この20年余りで家族のつながりが薄れたと感じる人が大幅に増えたことになります。日本人の家族については子供のしつけをきちんとできなくなってきていると思う人が88％に上りました。一緒に過ごす時間が少なくなってきているという指摘については84％、互いに干渉しなくなってきているには74％がそう思うと答え、家族関係が希薄になっているとの見方が強かったそうです。まとめ役になる人がいなくなってきているにも73％がそう思うと答えました。自らの家族については絆やまとまりを大切にしたいと思う人が98％を占めました。家族の関係で日ごろ心掛けていることを複数回答で聞くとできるだけ話をするが67％、一緒に食事をするが61％、誕生日など記
念日を一緒に祝うが31％などとなりました。家族を大事にしないと事件が相次いでいるのでぜひ考えましょう。