つれづれ日記(或いは日々雑感)

40代前半、人と少し違った道を行く筆者の、日常の雑感を綴ります

また、例の件(本村さんの)

2007-10-21 09:50:13 | 時事
すいません、書かないといいつつ再度。
いや、18日に検察の最終弁論があって、それに合わせるみたいにアクセスが増えて
るので。
風林火山関連で、かもしれないが。

改めて。一応ちゃんと書く。「山口県光市母子殺害事件」について。
(表題にしないのは、なんかアクセスとかを狙ってあざとい感じな気がするから。)

最終弁論で、性的犯罪の意思の有無についても述べられていた。
私なりにまとめると、
・差し戻し審に至り、死刑の可能性が高まってから初めて、殺意、性的犯罪の意思等々
 全てを唐突に否定しだした。これは、死刑回避の為の言い逃れと考えられる。
・死者に対して姦淫することによって復活させるというのは、一般人の感覚から
 すると、考えられない荒唐無稽なことである。
・被告は、一審結審後に出した知人への手紙の中で、“犬が云々(注:2個下の
 記事参照)”という記載をしており、更にそのすぐ後で、“同種を犯し、殺しても”
 と記載している。これは強姦の犯意を、裁判所とは離れた自由意志で記述していると
 言える。

これに関しては、“犬が云々-”という記載は、死刑囚の裁判に深く関わったことの
ある某主婦の方のブログで、“「犯行を犬の交尾に例える手紙」としか読めないものです”と
されている。
[来栖宥子★午後のアダージオ 新聞記事などのファイルブック
 http://blog.goo.ne.jp/kanayame_47/e/c9b6462e47431aafbb7f214ccea02390
 ↑ 調べたが、元死刑囚(執行済み)・勝田清孝さんの著書に引かれて、
   多数の手紙を送って親交を持つに至り、死に至るまで見守ったクリスチャン
   の主婦の方であるそうだ。]

これを紹介(引用)してたのは、次のブログ。
「元検弁護士のつぶやき」
被告人質問の検討(光市母子殺害事件差戻審)
http://www.yabelab.net/blog/2007/06/28-171449.php
↑は、下記から辿りました(yahooのこの事件のトピックに記載されていた)。
光市母子殺害事件最高裁判決の感想 http://www.yabelab.net/blog/2006/06/21-115111.php

この元検事さんの、差し戻し審の被告人質問の検討記事によれば、
上の通り、“犬が云々-”の記載は、犯意の証拠とされるだろうとされた。
その通りになったようだね。
検察の弁論では、更にいろいろ詳しく検討していたが、要するに犯意はあったってことだ。
(魔界転生の引用についても、百歩譲ってそういう観念があったにしても(その点は
 断定しなくても)、姦淫に至るには性的結合の意思は否定できないとされていた。)

検察の最終弁論ではあるけれど、心配しなくてもきちんと、皆が思うようなことは
明確に整理して述べてくれている。
まあ、差し戻しになって、死刑の可能性が高い流れになっているってのが主因には
なるだろうが、この主張は通るのではないか。
そしてそれは、本村さんの根気強い諸活動の賜物ではないか。
第三者は、ぎゃーぎゃー外野で騒ぐべきではない。ネットの血祭り騒動などは論外。
な気がする。
(ならまずお前が書くなよ、と言われそうだが。)

でも、この本村さんの行動、言動を見ていると、かなりの知性とレベルの高さを
感じる。
ということは、奥さんも、(本村さんの言っていることから判断すれば)
他の人に取りよき隣人となり、豊かな人生を送るタイプの人だったのではないか。
そして、その2人に育てられた夕夏ちゃんも。
こんな事件に巻き込まれなければ、他人にも幸福を与える豊かな人生を送れた人々。
その幸せが失われたことは、悲しいと書くだけではすまないくらいだ。

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