つれづれ日記(或いは日々雑感)

40代前半、人と少し違った道を行く筆者の、日常の雑感を綴ります

スーザン・ボイル

2010-01-02 19:00:48 | 芸能
あけましておめでとうございます。
今年も宜しくお願い致します。
(<誰宛?)

えっと、表題を読んで何の話か気付いた人は・・・ 結構いるかな。

勿論、昨年前半に、ネットで全世界的に有名になった、“英国の48歳の歌姫”
(見た目は完全なイギリスの片田舎の太ったおばちゃん、でもYou Tubeのシンデレラ。)

えっと、例年通り、母の入院をものともせず(というか、父親に行け!とどやされた)、
ダンナの実家に帰省してたのだが。
ダンナ実家は地方の農家出身の両親(職業は技術系公務員、だった)なので、
趣味が庶民っつーか、判りやすく。大晦日は紅白。
で。紅白をフルで見たのだが。

私にとって、今年の紅白の目玉は、“スーザン・ボイル”。
紅組の特別ゲストとして来日。で、第二部の冒頭で、彼女を一躍、世界の歌姫たらしめた、「夢やぶれて」を歌った。
私は実は、これを初めてちゃんと聴いた。
噂先行、ブーム先行で、ホントは大したことないかもしれないと思ってた。

でも、違った。
声量は、若干乏しいかもしれない(超級の歌手(サラ・ブライトマンとか)に比べれば)。
でも、その他は細部まで完璧。ホントにプロ級。
聴いていて、ほんとに楽しめた。ホント、ミュージカル歌手級。

司会者は、“今日、一番拍手が大きいですね”と言っていた。
リハーサルでも、他の人のなら、全然見に行こうとしない他の出演者が、スーザンさんの
リハーサルには、みんな詰めかけて、黒山の人だかりだったそうだ。

他のの印象は・・・
それなりだけど、聴いた時はまあ、“いいじゃん”と思ったが。
1日経った今は、ほとんど印象に残っていない。何てこったい。
(まあ、多分そうかと思ったが。)
辛うじて覚えているのは、小林幸子と美川憲一(笑)。
前者は、“メガ幸子”の手の上に乗って歌うという意外性(もはや衣装じゃないじゃん)。
後者は、オードリーの春日を、インドっぽいアレンジで前面に押して使ってた、
ってこと。
後は・・・ 綾香さんとかかな。紅白以後は無期限で活動休止の。
こういう、不思議な声の女性のシンガーって、ちょっと増えたよね。
倖田來未は、1人で出れば面白いものを、妹のmisono連れててちょっと興ざめ。

この、スーザン・ボイルの映像を、この頃大宣伝している、NHKオンデマンドって
いうので手に入れようか(録画はしていなかったから)と思ったのだけど。
これって、保存はできないみたいだから、断念。
代わりに、You Tubeでスーザンさんの元の有名になったフィルムを見て、
やっぱりいいな、と納得。
映像を手に入れたいんだけどねぇ。無理かな。
いや、CDも買おうか、と思ったんだけど、歌手としてのレベルでは、
かなり高レベルだが、他にもいるってレベルだから。

でも、フィルムで、“エレーヌ・ペイジのような歌手になりたい”と言っていたのを
聞いて納得した。
だって、彼女の声の質、エレーヌ・ペイジっぽいもん。
声量は凄いというわけではないのだが、嫋々と、という感じで訴えるものがあるというか。
(あ、エレーヌ・ペイジっていうのは、ミュージカル歌手ね。“キャッツ”の
“メモリー”(グリザベラ)とかを歌ってる。彼女の“メモリー”は私もCDで
聞いていて、叫ぶような訴えるような歌い方が、とっても好き。
サラ・ブライトマンも勿論、カバーしてるのだけど、彼女のような声量が物凄い
歌手が歌うより、エレーヌが叫ぶように歌う方が、訴えるものがあるんだよね。
歌って面白いね。)

てな感じで。ちょっと余裕があるところで年始更新。

この春のドラマ (Part 2)

2008-05-11 22:29:55 | 芸能
調子に乗って更に書く。
何故かと言うと、今テレビを見てるからだ。
で、時間あるから。ついでに。

前の記事でAround40をこきおろしたから、今度は褒める方(一応)。
何かというと、“おせん”。
蒼井優主演のだ。

実は私、これにあまり期待してなかった。
第一、蒼井優がいまいち好きでない。
“天然で、そつがなく、絶大な人気があり、実力もそこそこ”な人々は
あまり好きでなかったりする。
蒼井優についても、本物かどうか判らなかったしね。
でも・・・ 何となくそれっぽい。ような気がした。

原作は、人気の漫画らしい。
絵柄とかしか見たことがないが、主役のおせんはメガネの姉御肌で、なんか
蒼井優とは合ってないような気がしていた。
天然なところはおそらく一致するが、キャラが違うんじゃないかと思っていた。
多分それは当たってるんじゃないかと今でも思っている。
(時間がないので、確認する気はあまりない。)

でも。
ドラマの方では、ちゃんと対処がしてあった。
蒼井優に合うようにストーリーや設定が変更してあった。
天然なところが生かせていて、酒飲みの姐さんなところも上手くやっていた。

第一、映像とかがきれいなんだよね。
おせんの着ている着物(大正ロマン風というか)とか。
舞台になる料亭、一升庵とか。
おせんが惚れ込んで買ってきて庭に置いた、信楽焼だかの大きな鉢の
風情とか。
ストーリーも、なんか天然っぽいグルメストーリーで良い。
おせんが切子の猪口で、ガラスの徳利から美味しそうに酒を飲むとこなんか、
見てるとこっちもお酒が飲みたくなる。
・・・視聴者に一緒に酒飲ませるドラマって、ちょっと凄いと思いません?

画面が美しいからさ。
それを愛でながら酒飲みたいと思っちゃう。
で、勿論、途中で失望させられて、酒が不味くなる恐れもない。
美しい大正ロマンの着物や、由紀さおりの美しい着物姿やアップに結った髪を
愛でつつお酒が飲める。
いいじゃん。
(蒼井優を褒めるのは、ちょっと悔しいけどさ。
 まあ、このドラマが終わる頃には評価変わるかもだけど。)

あと、ツボを突いた配役してくるんだよね。
次回は、私が注目してる(お前だけじゃない、という話もあり)、
大泉洋が出てくるらしい。
この人を私が認識したのは、「ハケンの品格」(篠原涼子主演)だ。
彼女が演じるスーパーハケンの大前春子に、いろいろあって恋をする、正社員至上主義
だったイヤな主任の役。
一緒に出てた、安田顕(今不幸にも、NHKの連続TV小説「瞳」に出てるが)と
共に、注目してるんですね。

安田顕は、あまり出来が良くない今回の連続TV小説で、演技力だけ使われて
あまり良くない(面白くもない)役をやらされていて可哀想だけど、
「おせん」の大泉洋はどんな役になるんだろう。
ちょっと楽しみ。

あー、この項位は短くするつもりだったのに、また長くなってしまった・・・
ここらで止めて酒飲もう(←酒飲みの不良)。

お祝い for 篠原涼子&市村正親 様

2008-05-11 21:53:27 | 芸能
緊急にお祝い。

今日、ネットのニュースで、
“篠原涼子が第一子となる男児を5/10に出産”とのこと。

おめでとうございます!!!
二世誕生おめでと~!!

お二人(特に市村さん)のファンの私としては、お子さんがどんな道を
歩まれるかが今から楽しみです。
(えっと、篠原さんは私の元の勤め先のライバル(?)会社のCMに出てるんだけどね。)
・・・うちも二世欲しいなぁ。
篠原さんより私は年上だけど。あーあ。
(そんなもん、そもそも比較するな、ってか?)

この春のドラマ (Part 1)

2008-05-11 21:38:17 | 芸能
えっと、裁判話題の宿題を置いといて、またやわらかい話題。
(ドイツの知人に軽蔑されそうだな(・・; )

このブログで結構ドラマ話題をしてきた(NHKが多いが)ので、
なんか信じて貰えないかもしれないが、私は昔はあまりドラマを見ない方だった。
自分を芸能好きのミーハーでないと思っている。
(最近は少し変わったかもしれないが。)
だから、毎期ドラマをチェックするようなことも少ない。
(いわゆるトレンディドラマはあまり見ない方だった、と思う。)

でも今期は、3つ4つ録画したりしている。
といっても、全部諸手を挙げていいと思っている訳でもない。
1つは、撮ってるだけで、ニュースの裏なので、見てもいない。
そのうちの2つについて、文句とちょっと褒め言葉を言おうと思う。

「文句」は、TBS金曜10時の“Around40”について。
これについては、当初から(というか、初回前日の広告で知ったんだが)見ようと
思っていた。
何故なら、「40代付近、男女機会均等法世代、バブル期に青春を過ごした世代の今」
という主題で、かつ主演が天海祐希だからだ。
(ヒロインの相手役の藤木直人は嫌いなのだけど。顔だけ、個性のないアイドルタイプの
 優男ってだけの感じのタレントだから。)

だが、これが、大はずれ、って程でもないが、なんかな、と言う感じなのだ。
私もまさに(?)この世代で、だからどう描くのかな、と思っていたが、
どうも出来がね。余り良くない。
多分これ、当のAround40(アラフォーというらしい)世代が作ってるんじゃないと
思う。少なくとも、そうだとしたら、下手だしミソが判ってない。幻滅する。
なんかね、この世代を好意的に描いてないというか、否定的な感じなんですよ。
本質的な特徴(それも一番大事な点)を掴んでないんじゃないか、というか。

これに関する何かの他の記事でも、こう書かれていた。
“登場人物のセリフが類型的というか、いかにもありそうな典型で、よく
考えられてない”

どういうことかというと。
この世代、“バブルの頃に青春期を過ごし、仕事に遊びに、何事も全てを手に入れ、
頑張ってきた世代”。40代という、その人生の転機を描く、というのが
テーマのはずなのだが。
その生態というか、典型的な様子の描写はまあ、出来てはいるのだが。
例えば、主人公の聡子の趣味は、
“仕事で疲れた時などは、一人で伊豆の高級温泉旅館のリッチな部屋に一人で泊まり、
 温泉と美味しい料理と、往年の“8時だよ!全員集合!”のDVD鑑賞を楽しむ”
“お笑いライブが好き”
“時には、腕の確かなコックの同窓生のやっている(但し流行っていない)店で
 美味しい料理に(一人で)舌鼓を打つ”
それはまあ、いい。共感出来る点は多い。描き方もまあいい。
何より、役者さん達(天海祐希を始め)の演技力は確かだし。

ただ、その他がいけないのだ。
なんか、当のアラフォー世代を否定的に見てると言うか、表面だけ捉えてる感じが
するんだよね。
この世代の(結構いいクラスの階層(というか)の)本質は、何に関しても真面目に
理由を考えたり、よく考えたりするってところだと思うんだよね。
そういう点を全く描いていない。まるで何世代か前のトレンディドラマのように、
みなその場の感情と衝動で、理由もなく(典型的なパターンの)行動をする
ように描かれているような気がする。

例えば、聡子の友達(同窓生)の、既婚の瑞恵(松下由樹)。
この人は、要するに専業主婦でずっと来て(結婚前は事務職だったらしいが)、
マイホームも手にいれ子供も一応名門中学に入学させたが、家の中では余り
尊重されず、社会と隔絶しているとして焦っている、と言う役。
まあ、この人の雰囲気に合ってるとは思うが、なんかそういう人を馬鹿にしている
というか、そういう描き方のような気がするのだ。
そして、何より、“この世代は、そんなにぎゃーぎゃー騒ぐような情けない奴らじゃ
ないぞ!”と言いたくなるのだ。
大体、夫や子供に軽んじられている、仲が余り良くない、というのだが、
まあ雰囲気から察せよというのかと思うのだが、理由付けを全然ちゃんと描いてない。
この瑞恵は、いろいろなんだかんだと考えなしに、軽佻浮薄に騒いでいるような様子に
描いてあるので、そのせいだ、と言いたいのだろうが、なんかそれって、
アラフォーを馬鹿にしてないか?
アラフォーが、時流にだけ乗って、運がいいから目立っていい仕事をしてきたと
言うような描き方のような気がするのだ。
そうではなく、それなりの努力も苦労もしているんだと思う(というか、そう
言いたい)んだけどね。

もう一人の友人、奈央(大塚寧々)もそう。
女性雑誌編集者、新しい雑誌の編集長を狙ってる、という設定で、新しい雑誌の
編集長を年下の女性に取られたので、それまで考えてなかった、有名な横文字
職業の男性(ライフ・スタイル・コーディネーターとか)の恋人と電撃結婚して
その立場から、そういう“全てを手に入れた女性の為の雑誌”を提案する。
だが、(おそらく昔、無理なダイエットをしたとかそういうせいということなのだろうが)
子供が欲しいのに出来にくい質であることが判り、夫婦仲が悪くなって離婚、
とかいう設定になるようだ。
これもね~。
エリートな女性雑誌編集者、なら、出来ればそれっぽく描いて欲しいのだが、
“何でこいつがそうなった?”というか、ふわふわしてるんだよね。
つまり、“いかにもありそうな、イメージしやすい典型的な設定”って感じで。
不妊治療とかもそう。中身あるの? って感じで。

で、肝心の聡子。
エコに異常なこだわりを示す心理士・岡村(藤木直人)と、“笑いのツボ”が
合ってたりしていい雰囲気になって行ったり、そこでかつての恋人の、アフガンに
行ってしまったカメラマンの恋人(金杉)が、PTSD抱えて帰ってきて結婚の申し込みを
したりする。
聡子はと言えば、エコ心理士に惹かれ、かつての恋人が帰ってくればそれに心動かされ、
でも結局、恋人が立ち直って再びアフガンに旅立っていくと同時に“私はかつての
私じゃない”みたいなことを言って(つまり彼とは結婚しないということ)送り出す。
・・・なんか、“典型的な要素”を寄せ集めてるって感じじゃないですか?
“エコ”、“アフガン”、“カメラマン”、“PTSD”。
おまけに元彼は野性的なハンサム、加藤雅也、聡子は精神科の医師だ。

で、いろいろなものの理由づけとかは一切ない。
岡村が何故エコにこだわるのか。
聡子がどうして金杉と会ったのか。何故惹かれたのか。
で、戻ってきてプロポーズした癖に、PTSDが治ったら、“やっぱり本当は
写真を撮って行きたい”って言ってさっさとアフガンに戻って行ったりして。
なんて奴、って感じでしょ。全く。でも全然、否定的に扱われてない。
(まあ、病気が治ったのはいいんだろうけどね。)

要は、何となく何となく、理由もなく話が、進みそう~な方向に進んで行く。
アラフォーって、そんなに安直な、安手のトレンディドラマの主人公みたいな
奴らなのか、そう思っているのか、って言いたくなるんですよ。
(まあこれも、所詮ドラマなんだけどね。)
そりゃ理由をつらつら描いてたら、時間が足りないし、よほど上手くやらないと
ダサくなるってのは判る。敢えてそれを避ける手で行ってるのかもしれない。
でもさ。
私が思うに、私的基準かもしれないが、アラフォーの特徴って、
どろどろの泥臭い努力(無駄になっても頑張る)とか、みっともない失敗も
して、やなことも経験して、それでも立ち直って頑張ってるところがあるんだ
と思うんだよね。派手な世界も体験してるけど。
みっともなくあがきながら、“考えすぎじゃん”“頭でっかち”と思いながらも
その性癖を捨てきれず、みっともないの承知で頑張ってる。そういう世代。
私より真面目な、元の会社の友達(同世代)なんかは、立派に会社や家庭を
支えているよ。そういう世代だと思っている。

それをさ。
表面だけの典型的な特徴だけ捉えて、後は安手のトレンディドラマみたいな
安直な筋立てで話運ぶんだもん。
そりゃ、天海祐希の演技力とネームバリューと、元々のキャラに嵌ったキャラを
演じているってこととか、他のキャストも揃ってるから、よほどのへましなきゃ
そこそこの視聴率は取れるよ。
でも、それでいいの?
肝心のアラフォーを馬鹿にしてないか?
視聴率さえ取れればいいのか? (多分そうだろうけど。)

・・・って思っている次第です。
(でも最後まで見るだろうけど。文句たれながら、かもしれない。
 出来れば、私に文句を垂れさせないような風に、この先作って欲しい。)

もう一つの“褒め”の方は、この記事が(いつも通り)長くなっちゃったので別項で
(後日?)。

ちりとてちん関連(?) - 25丁目の茶屋のかか + ちょっと予測

2008-03-27 10:47:32 | 芸能
えっと、お久です。
怠け者家主です。

って言っても、さぼってブログ書かなかった訳ではなく、
いつも通り“忙しかった”からです。
2月末にちょっと、うちの研究室の優秀なM2さんが、とっても
立派な企画を立てて、実行したので、そのお手伝いを皆でして。
で、成功したのですが、他の事が万事遅れててその後始末。
でこれまで気ぜわしく。
今も心配事あるのだが、風邪気味に乗じて一休み。
やっと体力回復、って感じで。

で、どうして更新しようという気になったかと言うと。
前の記事の補足というか。もうちりとてちん、そろそろ終わるので、
今じゃなきゃ書けないというか。

前の記事で草若師匠について、いろいろ書いてるのは、
その週の終わりで師匠が亡くなって、それと前後して
徒然亭一門、みな頑張る(高座を)、が展開された為です。
師匠の末期、無意識の世界、及び黄泉の国(地獄)、
って言っても、地獄八景そのものの愉快な地獄の道行きですが、
その中で、やっぱり師匠が“やかましゅう言うて・・・”を
言っていたので。

大体私は、ドラマで死人が出て感動の場面、ってなると、
急にブログに書いたり、それまでは放っておいたサムネイルを
付けたりしたがります。
この週がまさにそうで。
後半なんか、サムネイルの連続。
が、詳細については、他のファンブログとかでいろいろ書いている人も
多いでしょうから、略。(←めんどいらしい。)

で、先週、今週も、いよいよ大詰めで、サムネイルをちょこちょこ設定してます。
やっぱこの話のヤマは、先の、草若師匠が亡くなるくだりの辺りだと思うのですが、
今度はラストで、一門が、師匠の悲願だった、“大阪で落語の常打ち小屋を作る”を
実行中で。
先週末、常打ち小屋設立出来るじゃん、の回では、候補がいっぱいあって困りましたが、
結局、小屋とは無関係の、小浜の塗り箸製作所のお嬢、清海が、思い出のきれいな
ピンクの石(多分水晶)を砕いて作った塗り箸の出来栄えに感動しているシーン。
(主人公、喜代美の父の小さな仕事場を借りていて、窓から光が射している。)

そんなこんななのですが。
今週は、いよいよ常打ち小屋開店、でもその晴れがましい席に、喜代美は体調不良で
出れません、という運び。
先週の予告を見た時は、“えっ、喜代美、もう長くないのかいな”と心配したが、
妊娠の為らしい。
さて、ラストはどんな運びとなるのやら。
喜代美が、「最後の高座を勤めさせて頂きます」っていうセリフはあったからね。
子育てと後進育成の為に、おかみさん業に専念する(=母と同じ道を行く)のか?
まあ、あと3日で判るし。

でもさ、この話。
落語と塗り箸という、共に伝統産業の話なんだけど。
後継者問題、ってのがあって。塗り箸の方が深刻。
塗り箸製作所の跡継ぎと、喜代美の父の伝統塗り箸の後継者。
製作所は一応清海が継ぐが、喜代美の方の伝統塗り箸の方はどうなるのか。
実は喜代美と清海、2人には、同学年の友人(魚屋食堂の順子)がいて。
シニカル、シリアスキャラなのだが、何故か清海の兄(製作所の馬鹿ボン)と
結婚して、双子の男の子がいる(というか、出来ちゃった結婚)。
清海の兄の馬鹿ボンは、それで製作所投げ出して魚屋食堂継いだのだが。
この双子が、一方は食堂、もう一方は製作所を継ぐ、って話になるのかと
思っていたが、もしかして伝統若狭塗り箸を継ぐのかも。
などなど、ばかばかしい想像を広げています~。

・・・なんちゃって、もう今日の放映(第一回)、終わってる時間
なんだけどねぇ。(ガッコに来てるので未だ見てない。)
てな感じで。取り急ぎ~。

<後日補足>('08.4.13)
表題の“25丁目の茶屋のかか”は、“愛宕山”の(多分有名な)一節です。
結構終わりの方の回で、草原さんが演ってたシーンで、面白い身振りと共に
演じられてました。(さすが本職、おもろかった~。)
ちなみに、上に書いた“魚屋食堂・塗り箸製作所継承問題”は、
予想通りでした。
A子が小草若さんとくっつきそうなのは予想外(というか、誰とくっつくか
判らなかった)でしたが。
他にも少しばかり書きたい気もするのですが、今心理的に忙しいので、
後日ということで。

やかましゅう言うてやって参ります

2008-02-10 12:28:48 | 芸能
えっと、表題から何の記事か判る人、少ないんじゃないかな。
落語の話題です。
って言っても、ちゃんと落語を(特に寄席にちゃんと行って)聞いた訳でも
ないんだけど。

NHK朝の連続テレビ小説(連ドラ)の、ちりとてちんを、やっぱり見ている。
で、この頃落語が気になって。

特に、主人公喜代美とその旦那の草々の師匠、草若(演:渡瀬恒彦)の上方落語がいい。
と言っても、勿論、同じ演目を渡瀬さんが全部演じるのを見た(そんなのないし)
訳でもないんだけどね。
陽気な上方落語の、陽気なフレーズが話されるのが魅力的で。
上方落語って、陽気なもんなんだなぁ、と。
表題のフレーズがそう。
“愛宕山”や、“地獄八景亡者戯”という大ネタ(長い落語)なんかで
使われているそうだ。

なんか渡瀬さんの語り方が、洒脱で、ものすごく楽しそうで。
だから、落語を聞いてみたくなって来る。

って言っても、渡瀬さんが語るわけでもないし、
実際行ったら、結構時間がかかって初めは難しいかもしれない。
上に書いた2題を演じるのなんて、多分有名な師匠クラスの、年配の方だろうし、
それだと、枯れた演技って感じになるのだろう。
伝統的な(というか型に嵌った)ものになるんだろう、なんてイメージがある。
(でも、桂歌丸(?)さんみたいな人が演じたらいいかも。
 って、落語のこと何も知らなくて言ってますが。)

でも見てみたい。
年とって、暇が出来た時の楽しみに、取っておこうかって感じだ。
(何なんだ・・・)

菊本

2008-02-09 06:23:49 | 芸能
えっと、お久です。
何故か数日前に、アクセス数増えててあらびっくり。
何で? 別に何もなかったし、更新は1ヶ月もしてないのにね。

本題。
表題の人名。女性の名前です。
大河ドラマ「篤姫」の登場人物。
篤姫(元の名を於一(おかつ、と読む)、薩摩島津家の分家の娘、
後に藩主斉彬(及び公家)の養女となり、将軍家茂に嫁ぐ)の、
実家での養育係(乳母?)。

裏ブログに書いたけど、私、今年の大河は余り好きでない。
でも見てる。
(家茂役の堺雅人が好きってのもあるが。ちなみに主役の宮崎あおいは
ホントは余り好きでない。)

で、何でそれの事を書くかって言うと。
表題の菊本さんの事を書きたいので。
この人、ベテランの佐々木すみ江さんがやっている。
かなり年配だ。

話はだんだん佳境(?)に入ってきていて、いよいよ明日、斉彬が
於一を養女にしたいと(彼女の父に)告げる。
そら大変な事だ。於一は(利発で活発な気性なので)悩むが、
逆らいようもなく、家の者は(内心どう思うにせよ)喜び、
於一を送り出す。
菊本もそう。
で、送り出す直前(だと思うが)に、於一に言う。
番組のコピーっぽくなってる言葉だ。
「女の道は一本道。引返すは恥にございます。」

で、彼女、その直後に自害するんだよね。
今、公式HPで確認したが。
理由は、“藩主斉彬の養女になる於一を養育したのが、
身分の低い自分のような人間であることが知れたら、
今後の彼女の障りになる”ということからだ。

今回の大河の脚本は、数年前に“こころ”という、
東京下町の伝統あるうなぎ屋の娘を描いた話
(うなぎ屋を継ぐことになる、中越典子主演の
NHK朝ドラ)の脚本をやった人だ。
日本の伝統を理解していると同時に、旧弊で非人間的な
(自己犠牲、お家の為を美化する)倫理観に囚われる
人ではないと思う。
だから、描き方には不安を持っていないが、
この話は、描きようによっては、滅私報国的な、
大戦前みたいな倫理観に結びつく。
私もなんとなく、その点で抵抗はある。

けど、気持ちは判る。
って言うと語弊があるが。
“そこまでするんだ”と言う気はどうしてもする。
同時に、“そこまでは出来ないな、凄いな”とも思う。
まさに、“薩摩おごじょ”の面目躍如、って感じだ。

今でさえいろいろな制約がある、まして当時は
いろいろな因習でがんじがらめだっただろう女性が、
凛として生きる為に必要な覚悟。
それがこの一言に凝縮されている感じだ。
(自分の命を賭けるのは、どうかなと思うが、
それだけの覚悟あり、ということだろう。
そうでなければ、見事な生き方は出来ないということか。)

この菊本、確か黒い帯をしている。
ということは、寡婦であるのかもしれない。
(単に高齢、しきたりだからかもしれないが。)
いずれにせよ、一介の島津分家に仕える老女が、
幕末に見事な生き方をした篤姫に、人(女)としての
覚悟を教える、と言うのが、なんかいい。
だがやっぱり、その為に命を賭す、っていうのは
抵抗があるが。

投稿予告 風林火山なんかの訂正

2007-10-21 09:51:29 | 芸能
えっと、前々から書こうと思ってた、ずっと以前の風林火山に関する記載の訂正。
第36回「宿命の女」について。
概略書きます。

美瑠姫が小山田を殺した(殺す)動機について、放映前に、“おそらく子供の父親が
小山田ではないことがばれそうになってだろう”と書いたが、そうでなかった。

結論から言うと、この子は夭折してしまうのだが、その(臨終の)際の言動で美瑠姫は
小山田が、実父が自分でないことを気づいていたことを、気づいてしまう。
それと、何より子が亡くなったことに衝撃を受け、ある時、共寝していた寝床で、
寝首をかくのだ。そして自分も、その血刀で、朝日に照らされた雪の庭で、自害する。
“仇を愛してしまった”自分を呪いつつ。
“残酷な運命よ、お気に召されたか!”と叫んで。

・・・なんか情念の塊、と言う感じで、でも私、こういうシチュエーション、
好きなんですが。気に入った(おい)。
まあこれは、どうもかなりの度合いフィクションらしいですが。

他にも、訂正事項(四季関連というかで)あり、それは後日。
(実はこの記事、2度ほど書こうとして、編集ミスで書いたのが消えちゃって、断念
してるんだよね。トホホ。)

(何故唐突にこれを掲載しようと思ったか-
 実は、前記事をトップに置いておきたくなかったからです。
 しょうもないが。)

風林火山 第41話

2007-10-20 20:44:15 | 芸能
先週の風林火山の話です。(飽きもせず。)

亡くなりました。

脱力です。

死に様、というか描写はほぼ期待通りの高水準(私にとっては)。

ただ困るのは、次回(もう明日ですが)以降、見る気力がかなり落ちたことです。
まあいいんだけどね。別に。
次回なんか、出奔した景虎と勘助が、直接切り合うシーンがあったりして、
いかにも視聴率狙いみたいな気がしますが。
でも、景虎は出てくりゃ自分的に盛り上がる(というか、これまでは盛り上がってた)が、
何か空しくて。もう由布姫が見れない。

結構涙流しましたが、意外だったのは、最も心動かされたのが臨終の場面ではなく、
勘助が木曾との戦に向かうために姫の元を辞する時に、嫁を貰うよう約束させられた
シーンでした。
癇性というか、一種高飛車ながら気高く胆の座った由布姫のキャラがよく出て。
両者とも、涙を浮かべつつ。
勘助を送り出して障子を閉じて下がったところで、大粒の涙を頬に伝わらせてました。

でも、今回も結構感じたのは。
由布姫が出てくるシーン(というか由布姫のセリフ)は特に、舞台劇めいたセリフ
回しが多いような気がします。
“いえ、(生まれ変わるなら)男も女もいや。あの水鳥のようになりたい。
 鳥になれば、自由に空を飛んでどこにでも行けるものを。”
なんか、シェイクスピア劇、というのは極端ですが、西洋風の舞台で使うような
セリフ回しのような。まあ、柴本幸に合ってるんだけどね。

臨終の場面も、なかなか感涙ものでしたが、
“志摩の泣き声が聞こえる。私はもう、死んだのですか。
 でも、まだ諏訪湖は見えぬ。”(←鳥になったはずなのに、ということ)
が、末期のセリフ。泣かせますねぇ。
でも、やっぱ舞台劇風なセリフ回しかなと。

他にも、うるうるなセリフ回しが。
 “そなたを困らせるのは、私の癖なのです”(←勘助に)
 “女の私には、戦は出来ぬ。すぐに敵を愛してしまうから。”(やや自嘲気味に)

勘助に嫁取りを約束させた後
 “勘助、礼を言います”
 “山本家の繁栄を、祈りまする”
 “武運を、祈りまする”
で、軽くですがきちんと頭を下げ(この場面では由布姫は縁側、勘助は庭でひざま
づいてるのですが)、奥へと下がっていく。

臨終の場面で、晴信にかかえ起こされ、四郎の元服名(勝頼、諏訪家の通字の頼が
入っている)を知らされ、四郎に、
 “良い名です。その名に恥じぬよう生きるのですよ”と。

私の結論としては、もう皆様判っていると思うが。
柴本幸、よくやった、と言う感じです。
キャラが嵌っているし、演技もなかなか高レベル。さすが。
yahooのテレビのページの検索ワードランキング(ブログの?)みたいのでは、
柴本幸に関しては、“嫌い”というのが多いらしいですが。
それはあの、お高く止まった感じ、演劇一家のサラブレッドぶりからでしょう。
松たか子があまり好かれない(? おそらく)のと同じ理由かと。
その雰囲気が、今回の由布姫(諏訪御寮人)には合ってると思う。

かなり前の、大河の“武田信玄”(新田次郎原作)では、諏訪御寮人(湖衣姫)が
当時アイドルだった南野陽子、三条夫人が紺野美沙子で、キャラが正反対だった。
でもそのときの南野陽子は、
“私の役目は、甲斐と諏訪との橋渡し”
とか言って、可憐はかなげキャラで、まあそれなりではあったが、
やっぱり今回の設定と由布姫の方が面白いし惹かれるものがある。
柴本幸の迫力ある由布姫を見てしまうと、南野陽子の湖衣姫が、薄っぺらく見えて
しまう。

なんて思っちゃいました。

ついでに。
武田の家の女性たちは、やっぱ時代背景から政略結婚めいたのが多いけど、
驚くのが、“負けた家の娘を嫁・側室にする”のが多いってのなんだよね。
由布姫は勿論だし(父親殺されてる)、晴信の母の大井夫人も、負けた家の娘。
(父は出家し駿河に追放。)
そして、2番目の側室の於琴姫(油川夫人)も、劇中でも言っていたが、
武田の流れだが、先々代位で本家武田家に敗れている。
“私も、諏訪御寮人様と似たような境遇じゃ”と言っていた。
これって、負けた方の娘(女)を勝者がものにするという古来からある蛮習か、
はたまた統治を行っていくうえでの知恵か、どっちだろう。
そういえば、古代に広域の統一を行ったマケドニアのアレクサンドロス大王も、
征服した土地との融合を果たす為に、自ら征服した土地の王女を妻に迎えた、
という話があったような気がする。
ならいいんだけどね。当の女性にとっては、いずれにせよ大変(多くは、
たまったものじゃないと思うだろう)だが。

あと。題について。
今回の「風林火山」では、重厚さを狙ってか、題は4文字(多くは漢字)の場合が多い。
(まあ例外も多いが。)
だが今回は、題が「姫の死」。3文字の例外。

これで思い出したのが、3年前の“新撰組!”で、多くの女性の紅涙を絞り、
年末にその回だけが再放送されたと言う伝説の(?)、山南敬助(演:堺雅人)が
切腹する回。
題が、「友の死」なんだよね。
似てるね。シンプルイズベストというか。それ以外言いようがないというか。

由布姫@風林火山

2007-10-14 02:47:55 | 芸能
えっと、風林火山関連。
って書くよりも。

今日、由布姫が亡くなるはずです。

由布姫が亡くなります。
由布姫が亡くなります。

悲しいよう。
悲しいよう。

いやそれだけ。

風林火山を見る楽しみが、確実に半減位します。

最初から判ってたんですけどね。
諏訪御寮人は短命で、四郎(後の嫡男勝頼)を残して早世すると。
それは紛れもない史実で。
彼女の人となりは(実際は)伝わっていないけれども、それは史実で。

悲しいです。
柴本幸演じる由布姫が、これ以上見られないとは。

いや、他もだんだん、いいなと思う人が亡くなっていくんですけどね。
今回も、雪斎とか。

今度の「風林火山」は、毎回全部面白くて、ミスキャストが無いでしょうって
位だから、欠けて行くのが悲しくて。大井夫人(お北さま)とかもね。

うるうる悲しい家主でした。

<備考>
風林火山 41話 「姫の死」 今日放映です。
書かなきゃと思うことがちらちらあるが、先に書きます。今日だから。
ってことで。気ぜわしいんですが。

ついでに。この先書く気力あるかどうか判らないから。
先週の回で。久しぶりに晴信・由布姫のちょっといい(?)場面が。

冒頭、晴信が久しぶりに諏訪の由布姫を訪れて。
何でかって言うと、勘助の縁談のことで、相談に。
いや、今晴信肝いりの、勘助の縁談進行中(但し当人は乗り気でない)なんですが。
その相手のことを説明するのに“それは良い娘じゃ”と余り褒めるので、由布姫が、
“その娘とどこでお会いになりました”と聞くと、“それは石水寺で・・・”と
口をすべらせて。
石水寺は、もう一人の側室、於琴姫(油川夫人)のいるところで、その侍女なので。
それで由布姫察して。それを繕おうと晴信が由布姫の手を取り、
“わしはそちを大事に思うておる”“わしは何があってもそちを離さぬ”
等々、口説く(というか)ので、いやその方面の気は一応その場ではないのだが。
由布姫ちょっと皮肉に(というか悲しそうに)、“あなた様は、誰にでも左様なことを”と。
すると晴信、
“そう多くはおらん”

・・・ああそうですか。そう沢山ではないですか。
よく言うよ。って、皮肉ではなく一種の賞賛なんですがね。
まあ、そこでそうやってあっけらかんと限定した方が、陰にこもらないし、
正直な心根も伝わるってもので。
実際、5本の指で納まらないとか、そういうひどさはないし、
中世であればその程度は別に、と言う程度だろうけれども。
正面切ってそういうところが、この話の晴信らしいかなと。
実際、由布姫も虚を突かれたと言う感じで、2人して苦笑いっぽく一緒に笑って
ましたよ。

久しぶりに、この2人のほっとする場面でしたね。

ちなみに、於琴姫(紺野まひる)も、なかなか明るく飾りの無いいいキャラでしたよ。
でもなあ。もう柴本幸の顔が大河で見られない(回想以外)のはなあ。
悲しいよ。
今後、注目しそうだね、この人。